スウェーデンの王立熾天使騎士団の騎士であった英国女王エリザベス2世陛下の国葬にあわせ、リッダルスホルメン聖堂にて鐘が鳴らされる(2022年9月)

 2022年9月19日、スウェーデン王国のリッダルスホルメン聖堂にて、王立熾天使騎士団(Royal Order of the Seraphim)の722人目の騎士、英国女王エリザベス2世陛下の訃報を受けて、国葬の日にあわせて鐘が鳴らされました。

 

Kungahuset(スウェーデン王室 公式チャンネル):
Serafimerringning för drottning Elizabeth II – YouTube

 

Kungahuset – Serafimerringning för Drottning Elizabeth II | Facebook

 

 (スウェーデン語:スウェーデン王室 公式サイト)Serafimerringning för Drottning Elizabeth II | Kungahuset

結婚式2回目(2021年9月10日):ティモシー・ヴェスターバーグ氏と、英国王位継承順位 第59位 のフローラ・オギルヴィ嬢が2回目の結婚式

 2021年9月10日、ティモシー・ヴェスターバーグ氏(Timothy Vesterberg)と、フローラ・オギルヴィ嬢(Flora Ogilvy)の2回目の結婚式がおこなわれました。
 フローラ嬢は英国王位継承順位 第59位。
 祖母のアレクサンドラ王女殿下は、英国女王エリザベス2世陛下の従妹にあたります。

 二人は昨年9月26日に挙式していましたが、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミックの中、非常に制限があったため、今回2回目をおこなったということになるようです。
関連:
 結婚(2020年9月26日):ティモシー・ヴェスターバーグ氏と、英国王位継承順位 第56位 のフローラ・オギルヴィ嬢が結婚

 今回の結婚式は2回目ということになりますが……。
 そもそも宗教的にいえば、去年、規模を大幅に制限したとはいえ、キリスト教/英国国教会の正しい手続きで宗教婚をおこなっているので、今回のものは結婚式ではありません
 日本人の多くの結婚式は、信じてもいないキリスト教の聖堂を模した建物の中で何者だかわからない白人男性の説教を受けておこなう、不思議なイベントです。なので、何回おこなおうとお財布と相談するだけの話ともいえますが、自らをキリスト教信者としている人々や聖職者にとってこの“2回目”の結婚式というのはなんなのかというのは難しい問題です。断言してしまえば、さきほど書いた通り結婚式ではありませんが、それはともかくとして、別にお祝いということでいいんじゃないのかとそういう話でもあります。

※すでに結婚しているので、式前からフローラ・ヴェスターバーグ夫人になりますが、とりあえず今回の記事中ではフローラ・オギルヴィ嬢で通します。

 

 なお、2021年に、英国王位継承順位では上位に三人の子供(リリベット・マウントバッテン=ウィンザーオーガスト・ブルックスバンクルーカス・ティンダル)が生まれ、フローラ嬢の英国王位継承順位は 第56位 から 第59位 に後退しています。

 

 (英語)A royal wedding! Princess Alexandra's granddaughter Flora Ogilvy celebrates nuptials with blessings | Daily Mail Online

 (写真)画像と写真 – Getty Images
 (写真)Flora Ogilvy – Timothy Vesterberg wedding- London – PA Images
 (写真)Queen Elizabeth's Cousin Flora Ogilvy & Timothy Vesterberg Royal Wedding Photos

 

主な参列者:
 アレクサンドラ王女殿下(オギルヴィー令夫人閣下 : Her Royal Highness Princess Alexandra, The Honourable Lady Ogilvy)
 ケント公爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Duke of Kent)
 ケント公爵家マイケル王子殿下(His Royal Highness Prince Michael of Kent)とマリー・クリスティン妃殿下(Marie Christine : Her Royal Highness Princess Michael of Kent)
 ウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)とウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)

※後で少し追記します。

スウェーデン王カール16世グスタフ陛下が、ドイツ大統領シュタインマイヤー閣下と会見(2021年9月)

 2021年9月7日、スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)とスウェーデン王妃シルヴィア陛下(シルビア王妃 : Queen Silvia of Sweden : Her Majesty The Queen)は、同王国への三日間の公式訪問を開始したドイツ連邦共和国大統領フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー博士閣下(His Excellency Dr Frank-Walter Steinmeier)と会見しました。

 スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下(ヴェステルイェートランド女公爵 : Victoria : Her Royal Highness The Crown Princess of Sweden, Duchess of Västergötland)と夫のスウェーデン王子ダニエル殿下(ヴェステルイェートランド公爵 : His Royal Highness Prince Daniel of Sweden, Duke of Västergötland)夫妻が空港で大統領を出迎え、王宮ではスウェーデン王子カール・フィリップ殿下(ヴェルムランド公爵 : His Royal Highness Prince Carl Philip of Sweden, Duke of Värmland)、
 スウェーデン王子妃ソフィア殿下(ヴェルムランド公爵夫人 : Her Royal Highness Princess Sofia of Sweden, Duchess of Värmland)が同席しています。

 

 (スウェーデン語:スウェーデン王室 公式サイト)Statsbesök från Tyskland – dag 1 – Sveriges Kungahus

 (英語)Crown Princess Victoria and Prince Daniel of Sweden arrive for banquet during German state visit | Daily Mail Online

 

Kungahuset(スウェーデン王室 公式チャンネル):
Statsbesök från Förbundsrepubliken Tyskland inleds – YouTube

 

Kungahuset(スウェーデン王室 公式チャンネル):
Pressuttalande vid statsbesök från Förbundsrepubliken Tyskland – YouTube

 

 

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訃報(2021年9月1日):ヴィスボリ伯爵子カール=ヨハン・ベルナドッテ【ヤン・ベルナドッテ】が薨去との報道(1941~2021)スウェーデン王の はとこ。七回の結婚や王子称号の要求などいろいろと話題に

 2021年9月1日、ヴィスボリ伯爵子カール=ヨハン・ベルナドッテ(Count Carl-Johan Bernadotte of Wisborg : ヤン・ベルナドッテJan Bernadotte)が薨去したとの報道が出ています。
 1941年1月9日生まれの80歳。

 

 (スウェーデン語)Kungens svåra sorg efter plötsliga dödsfallet | Svensk Dam

 

 ヤン・ベルナドッテは、スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)の父方の親族(はとこ)です。

 父である故レンナルト王子が王室に結婚を認められなかったため離脱しています。
 レンナルト(元)王子は後にルクセンブルク女大公シャルロットよりヴィスボリ伯爵(Count of Wisborg)に叙されており(一代限りでベルナドッテ公にも)、彼とその男系子孫はルクセンブルク貴族ということになります。
 スウェーデンでは他国の貴族に叙された自国の人物を自国でも貴族とみなすという制度があるため、これによりスウェーデン貴族ともなっている、とされます(なお、ベルナドッテの男系がそもそもスウェーデン貴族からはずれるかどうかについては異論があります)。

 七回の結婚や、お金をもらってあるドイツ人を養子にしたという話(そしてそのドイツ人が詐欺をおこなったという話)、父(と)の話を中心にした書籍の出版、スウェーデン王子の称号を要求するなど、いろいろと話題になった人物です。

洗礼式(2021年8月14日):スウェーデン王子ユリアン【ジュリアン】(ハッランド公爵)の洗礼式。スウェーデン王子カール・フィリップ殿下夫妻の第三子・三男

 2021年8月14日、ハッランド公爵スウェーデン王子ユリアン(Prince Julian of Sweden, Duke of Halland)の洗礼式が、ドロットニングホルム宮殿の王室礼拝堂でおこなわれました。

誕生時の表記では「ジュリアン」をメインにしましたが、今回一部映像を出している Expressen のナレーションでは「ユリアン」にしか聞こえないのでユリアンをメイン表記にします(また変わるかもしれません)。
 (スウェーデン語)Så blir prins Julians dop i Drottningholms slottskyrka

 

 両親、兄二人の他、王族を含む親族が参列。
 司式は、礼拝堂の首席牧師も務める、キリスト教/ルター派/スウェーデン国教会/ストレングネース監督ヨハン・ダルマン座下(Johan Dalman, Bishop of Strängnäs and Chief Court Chaplain)ら。

 

 (英語:スウェーデン王室 公式サイト)Prince Julian's christening – Sveriges Kungahus

 (スウェーデン語:スウェーデン王室 公式サイト)Prins Julian döpt – Sveriges Kungahus
 (主に参列者リスト:スウェーデン語:スウェーデン王室 公式サイト)Gästlista till Prins Julians dop – Sveriges Kungahus

 

 

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 (スウェーデン語)Barnmorskan bjuden på prins Julians dop – här är hela listan
 (英語)Swedish royals gather to see Prince Julian christened in a traditional ceremony | Daily Mail Online

 (英語)Dag Trygsland Hoelseth: Sweden: Christening of Prince Julian, Duke of Halland

 

追加記事&ビデオ:
 (スウェーデン語)De bästa bilderna från prins Julians dop! | Svensk Dam

 なお、同日、ユリアン王子に王立熾天使騎士団の勲章が授与されています(スウェーデンの王族なので、一般的に叙任されたのは誕生と同時に扱われます)。
 同騎士団の881人目の騎士ということになるでしょう。

 

追加2:

PrinsparetはInstagramを利用しています:「Igår döptes vår älskade Julian. Tack för alla lyckönskningar!」

 

追加3:
 動画へのリンク(長さは一時間と少し)。
※2022年2月11日まで視聴可能です
SVT Play

 

追加4:
 上記 SVT の動画ですが、スウェーデン王室公式チャンネルに字幕付きで(主にスウェーデン語、歌などに英語の部分も)転載されました。

Kungahuset(スウェーデン王室 公式チャンネル):
Prins Julian döps – YouTube

 

追加5:
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