元からそれなりに多くの政治家が王政復古を支持していた同国ですが、国葬となった旧ルーマニア王ミハイ1世陛下の葬儀があまりに盛り上がりすぎたためか、政治家の一部に興奮状態が見られる気もします。
しかし、王政復古に関する最大の問題は、長女のルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)の知名度がミハイ1世陛下に遠く及ばず(名代としてはありますが)、功績に関してははっきりいって特にない(チャリティーを除けば)わけで、王政復古をやるならミハイ1世陛下存命のうちにやらなければいけなかったということ。
それに、マルガレータ陛下が即位したとして、その後の後継問題もあります……。
正直、議論はあっても投票まで持ち込めるかどうかは厳しいとみていますが、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教、ブカレスト大主教、ムンテニア・ドブロジャ府主教ダニエル聖下(His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea and Patriarch of the Romanian Orthodox Church)がすでにマルガレータ陛下と言及するなど宗教界のサポートはある程度期待できるとふんでいるのかもしれません。
2017年12月11日、ルーマニア両院議員総会で、12月5日に崩御した旧ルーマニア王ミハイ1世陛下(His Majesty King Michael I【Mihai I】 of Romania)の追悼がおこなわれ、
長女のルーマニア皇太子マルガレータ殿下(ルーマニア王位守護者 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania, the Custodian of the Crown of Romania)、
キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教、ブカレスト大主教、ムンテニア・ドブロジャ府主教ダニエル聖下(His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea and Patriarch of the Romanian Orthodox Church)、
ルーマニア大統領クラウス・ヴェルナー・ヨハニス閣下(His Excellency Mr Klaus Werner Iohannis)、
ルーマニア首相ミハイ・トゥドセ閣下(His Excellency Mr Mihai Tudose)、
マルガレータ殿下の夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)、
ミハイ1世陛下の五女のルーマニア王女マリア殿下(Her Royal Highness Princess Maria【Marie】 of Romania)、
ルーマニア駐箚ローマ教皇大使(モルドバ共和国兼轄)ミゲル・マウリー・ブエンディア大司教座下(イタリカ名義大司教 : His Excellency Archbishop Miguel Maury Buendía, Apostolic Nuncio to Romania, Apostolic Nuncio to Republic of Moldova, Titular Archbishop of Italica)、
Cuvântul Preafericitului Părinte Patriarh Daniel, adresat cu prilejul şedinţei solemne comune a celor două camere ale Parlamentului României, dedicată omagierii Regelui Mihai I al României:https://t.co/epU8Eu6tUYpic.twitter.com/g4M2j3SEb9