訃報(2017年12月6日):ホーエンベルク公子ペーター閣下、薨去(1936~2017)

 ホーエンベルク公子ペーター閣下(His Serene Highnesss Prince Peter of Hohenberg)が、2017年12月6日に薨去したとのことです。

 

記事:
 (英語:)HSH Prince Peter von Hohenberg, KCSG, KM, GCJCO, passes away – Sacred Military Constantinian Order of St. George

 

 その暗殺が第一世界大戦のきっかけとなった、オーストリア=エステ大公フランツ・フェルディナント殿下の貴賤結婚の孫です。

 

関連:
 訃報(2020年9月29日):元ホーエンベルク公子妃クリスティーネ、薨去(1945~2020)

 

ベルギー王子ロラン殿下「私への予算を減らすのは人権侵害」(2017年12月)

 ベルギー王子ロラン殿下(His Royal Highness Prince Laurent of Belgium)が、殿下一家への予算を減らされたり活動を制限されたりされそうなので、シャルル・ミシェル首相に対し弁護士などを通じて抗議をおこなっているようです。

 特に外国からの訪問者との会見を制限するのは、“社会的孤立の強要”であり、欧州人権条約(ECHR)に違反しているとし、その他今までの活動に制限があったことを考慮して金をよこせようするに普通に生きていくことを許されず、公務をこなすために自分で仕事を選んで経験をつんでいくことも許されなかったのに、いきなり「もう金をやらん」といわれても困る、ということだと思いますが)と主張しているようです。

 もともと問題児な人ですが、ここまでストレートに「金よこし続けろ!」というのは初めてで(王子への予算を減らすと欧州人権条約違反!)、ベルギーはまたひとつどうでもいい問題に対応する必要が出てきました。

 

もう少し詳細:
 ベルギー王子ロラン殿下の予算が15%減らされる模様。政府に断りなく行動を続けたのが問題視。殿下は決定を不服とし提訴も考えている模様(2017年12月)

 

ベルギー王フィリップ陛下がリトアニアを訪問、大統領と会見、同国に配備されたベルギー軍の部隊を訪問(2017年5月)

 ベルギー王フィリップ陛下(PhilippeFilip : His Majesty The King of the Belgians)は、リトアニア共和国を訪問しました。
 リトアニア共和国大統領ダリア・グリバウスカイテ博士閣下(グリボウスカイテ大統領:Her Excellency Dr Dalia Grybauskaitė)と会見したほか、北大西洋条約機構(NATO)指揮下で同共和国に配備されているベルギー軍の部隊を訪問したようです。

 

PresidentofLithuania(リトアニア大統領府公式チャンネル):
Prezidentė susitinka su Belgų Karaliumi Philippe’u – YouTube

 

 

記事:
 (オランダ語:ベルギー王室公式サイト)Litouwen | De Belgische Monarchie
 (英語:リトアニア大統領府公式サイト)Belgian soldiers help to ensure Lithuania's security | President of the Republic of Lithuania

 

Belgian Royal Palaceさんのツイート: "Bezoek aan #Litouwen begint met audiëntie met President @Grybauskaite_LT in #Vilnius @NATO @Defensie_BE https://t.co/uC4DBS0CYV"

 

Belgian Royal Palaceさんのツイート: "Meet & Greet met Belgische militairen in #Rukla #Litouwen #BattleGroup #EuropeanUnion @NATO @BelgiumDefence https://t.co/tyWcJi4Iw2"

 

Dalia Grybauskaitėさんのツイート: "United by common challenges & determination to protect our people. #Lithuania & #Belgium #AlliedStrong w/ HM King Philippe of the Belgians https://t.co/JYQipQLp77"

 

誕生(2015年7月?):ミハエル・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲン

 2015年7月に、ザクセン=マイニンゲン公室のザクセン=マイニンゲン公コンラート殿下の甥にあたるコンスタンティン・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲンConstantin Prinz von Sachsen-Meiningen)に、第一子となる男子(ミハエル・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲンMichael Prinz von Sachsen-Meiningen)が誕生したとの情報が出ています。

 コンスタンティン氏は、ザクセン=マイニンゲン公コンラート殿下の亡父ベルンハルト殿下の貴賤結婚(1回目の結婚)で権利を得ていない異母兄フリードリヒ・エルンストの子であり(従って“公子”でも“殿下”でもありませんが、そう称されていることも多く詳細は不明)、現在のルールではザクセン=マイニンゲン公位の継承者とはなれませんが(そもそも父が祖父の後を継いでいない時点でダメですが)、コンラート殿下に子供がいないことと、他に近い男系男子がいないことから、ルール変更などにより後継者となるであろうとみられています(仮にならなくても他に近親がいないので家産を継承するでしょう)。また、コンスタンティン殿下の母はザクセン=コーブルク=ゴータ公室出身(ザクセン=コーブルク=ゴータ公女ベアトリーツェ・シャルロッテ殿下)のため、やや特殊な継承に対して他のエルネスティン家2家より異論が出る可能性も低いのではないかと思います。

 しかし、今回誕生したミハエルの母ゾフィア・ルプスSophia Lupus)とコンスタンティン氏が結婚していないという情報もあり、その場合は、コンスタンティン氏自身の問題とは別に、ミハエルの継承権が存在していないという問題が発生します(もちろんのことですが、可能になるようにルール変更をおこなったという主張が将来出ることはありえます)。

 ちなみに、ザクセン=マイニンゲンの元々のルールに基づくと、継承者が存在しなくなった場合、ザクセン=コーブルク=ゴータのもっとも直系に近い男子に権利があることになるようです。
 現在のところ、ザクセン=コーブルク=ゴータ公アンドレアス殿下となりますが、(ザクセン=コーブルク=ゴータ公室を離れている)英国王室のグロスター公爵リチャード王子殿下が該当すると見る人もいます。

 

記事:
 (英語)EuropeanRoyalHistoryJournal.blogspot.com: Meiningen: A New Baby Heir
 (英語)Royal Musings: A new baby in the House of Saxe-Meingen
 
 

訃報(2015年6月4日):前ハノーファー王室当主夫人/ハノーファー公妃(未亡人)モニカ殿下、薨去(1929~2015)

 2015年6月4日、ハノーファー公妃モニカ殿下(Her Royal Highness Princess Monika of Hanover)が薨去した模様です。
 1929年8月8日生まれの85歳。
 先代のハノーファー王室/ハノーファー公である故エルンスト・アウグストの2番目の妻で、二人の間に子供はありません。
 メディアタイズド・ハウス(陪臣化された神聖ローマ帝国領邦国家君主の家柄)の一つ、ゾルムス=ラウバッハ家出身です。

 

記事:
 (ドイツ語)Monika von Hannover ist tot

 (英語)Royal Musings: Another Hannover death
 (英語)Royal Musings: Death Notice: HRH Princess Monika of Hannover