66歳(2021年4月13日):ウガンダ伝統的君主/ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下が66歳を迎える。式典では「ワクチンに関する正しい情報」の重要性が述べられる。ウガンダ副大統領セカンディ閣下らが参列

 2021年4月13日、ウガンダ共和国の伝統的君主/ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下(His Majesty Ronald Muwenda Mutebi II, Kabaka【King】 of Buganda)は66歳を迎え、シルヴィア王妃らとともに式典に臨みました。

 式典では、同王国の首相的役職(Katikkiro)にあるチャールズ・ピーター・マイガ閣下(Charles Peter Mayiga)がブガンダ王のメッセージを読み上げたようです。
 ウガンダでは、到着したワクチンをはるかに下回る量しか接種が進んでおらず、メッセージには「ソーシャルメディアなどの誤った情報ではなく、正しい情報をもとに判断すべき」というような内容が含まれていた模様。

 ウガンダ共和国副大統領エドワード・セカンディ閣下(His Excellency Edward Ssekandi)などの政治家や、イスラム教指導者が参列したようです。

関連:
 ウガンダ伝統的君主:ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下の健康状態に不安が広がる。ブガンダ王国首相は「強いアレルギー」と説明。ウガンダ議会議長が懸念を表明。過激派の若者はブガンダ王国首相の辞任と王の解放・適切な医療を要求するビラ撒き(2021年4月)

 

 (英語)Kabaka marks 66th birthday, warns on Covid-19 jab myths – Daily Monitor

 

Daily MonitorさんはTwitterを使っています 「Kabaka marks 66th birthday, warns on Covid-19 jab myths https://t.co/nSp5GEphyo #MonitorUpdates」 / Twitter

バーデン大公世子ベルンハルト殿下、ヘッセン方伯ドナトゥス殿下、ホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀に参列するために自主隔離に入っているとする情報(2021年4月)

 バーデン大公世子ベルンハルト殿下(ツェーリンゲン公子 : His Royal Highness【His Grand Ducal Highness】 Hereditary Prince Bernhard of Baden, Duke of Zähringen : ベルンハルト・エルププリンツ・フォン・バーデン・ヘルツォーク・フォン・ツェーリンゲンBernhard Erbprinz von Baden Herzog von Zähringen
 ヘッセン家当主/ヘッセン方伯ドナトゥス殿下(Donatus : His Royal Highness The Landgrave of Hesse : ハインリヒ・ドナトゥス・プリンツ・ウント・ラントグラーフ・フォン・ヘッセンHeinrich Donatus Prinz und Landgraf von Hessen
 ホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下(Philipp : His Serene Highness The Prince of Hohenlohe-Langenburg : フィリップ・フュルスト・ツー・ホーエンローエ=ランゲンブルクPhilipp Fürst zu Hohenlohe-Langenburg
 が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)の葬儀に参列するために自主隔離に入っているという記事が出ています。
 この措置は、新型コロナウイルスのパンデミックに伴い要求されているものです。

 フィリップ王子殿下の遺言に従って葬儀に参列するとみられています。

 バーデン大公世子ベルンハルト殿下とホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下は、祖母がフィリップ殿下の姉(セオドラ殿下とマルガリタ殿下)であり、またフィリップ殿下の母アリス殿下の系統バッテンベルク家はヘッセン(=ダルムシュタット)家の貴賤結婚の子孫です(ダルムシュタット系統=ヘッセン大公室は消滅しており、現在ではヘッセン=カッセル系統のドナトゥス殿下がヘッセン全体の当主となっています)。
追記:
 フィリップ王子殿下とヘッセン方伯ドナトゥス殿下の関係ですが、バッテンベルクがヘッセンの貴賤結婚の子孫であることの他に、ドナトゥス殿下の祖父の弟クリストフ殿下がフィリップ殿下の姉ソフィア殿下と結婚をしていること、ドナトゥス殿下の高祖父(祖父の祖父)ヘッセン方伯フリードリヒ殿下がフィリップ殿下の曾祖母ルイーセ陛下(デンマーク王クリスチャン9世の王妃)の弟にあたるという関係があるようです。

 

 (英語)Prince Philip's close family from Germany is isolating in Ascot for the funeral | Daily Mail Online

For now, Bernhard, Hereditary Prince of Baden; Prince Donatus, Landgrave of Hesse; and Prince Philipp of Hohenlohe-Langenburg are all behind closed doors in a house near Ascot.

 

関連:
 英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀に参列する30名についての報道(2021年4月)

フィリップ王子信仰運動のバヌアツ共和国タンナ島で、神=薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への(小規模な)セレモニーがおこなわれる(2021年4月)次の神はチャールズ皇太子殿下が有力だが決まっていない模様

 2021年4月12日、フィリップ王子信仰運動のバヌアツ共和国タンナ島で、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)へのセレモニーがおこなわれたようです。

 フィリップ王子信仰運動では、故フィリップ王子殿下が神でしたが、この神の座はチャールズ皇太子殿下が継承するという意見というか説というかなんというのかよくわかりませんが、とにかく有力なようです。
 しかし、ウィリアム王子殿下やヘンリー王子殿下【プリンス・ハリー】が継承する可能性もあるとの現地のコメントもあります。
 なお、チャールズ皇太子殿下はバヌアツで2018年に部族首長の位を得ており、これが神の座を継承する準備(?)になっているという指摘もあるようです。
関連:
 英国のチャールズ皇太子殿下が、バヌアツ共和国部族首長会議より部族首長の称号を受ける(2018年4月)

 

The Telegraph:
Prince Philip devotees on Vanuatu hold mourning ceremony in his honour – YouTube

 

Reuters:
The island where Prince Philip is worshipped – YouTube

 

Daily Mail:
Prince Philip: Vanuatu tribes on Pacific island mourn for their god the Duke of Edinburgh – YouTube

 

5 News:
The Prince Philip Movement: The islanders who worship Prince Philip as God in Vanuatu | 5 News – YouTube

 

 (英語)Prince Philip: The tribe on the island of Vanuatu that worshipped the Duke of Edinburgh as a god mourn his death | ITV News
 (英語)Vanuatu's Prince Philip worshippers say his spirit lives on | eNCA
 (英語)Prince Philip: The Vanuatu tribes mourning the death of their 'god' – BBC News

マラウイ共和国北部のムズズ高等裁判所が、マラウイ伝統的君主/トゥンブカ大首長ムティマ・ゴンドウェの選出・即位を手続きに違反しており違憲として廃位(2021年4月)いとこのジョゼフ・ゴンドウェの訴えを受けたもの。大統領が大首長を指名するまでムティマ・ゴンドウェが代行として留まる模様

 マラウイ共和国北部のムズズ高等裁判所は、マラウイ共和国内の伝統的君主、トゥンブカ大首長ムティマ・ゴンドウェMtima Gondwe, Tumbuka Paramount Chief Chikulamayembe)の2019年の選出・即位を、手続きに違反しており違憲として廃位したようです。
 ムティマ・ゴンドウェのいとこのジョセフ・ボンゴロロ・ゴンドウェJoseph Bongololo Gondwe)が、自らが大首長となる権利を有していると主張し、提訴したのを受けた判決の模様。

 ムティマ・ゴンドウェは、2018年の父・故トゥンブカ大首長ウォルター・チェンジ・ゴンドウェWalter Change Gondwe, Tumbuka Paramount Chief Chikulamayembe)の崩御を受けて、2019年に州政府の大臣によって即位を認められていたようですが、今回の判決は「手続きに違反しており違憲」とし「大統領が大首長を指名するまでムティマ・ゴンドウェは代行として留まる」としています。
 とすると、州政府ではなく、大統領が指名するのが正しい手続きということにも思えますが……。マラウイでは、2019年に大統領選挙が無効となる混乱が発生しており、関連しているかもしれません。

 記事内にはその他に、ムティマ・ゴンドウェ側の代理人を務めるハンガ・ゴンドウェHunga Gondwe)という一族らしき人物の人名もあります。「決定は指名の手続きと即位を再度おこなう機会を与えたものだ」とコメントしているようで、これは再度指名されることを想定しているのでしょう。であれば、最高裁判所への上訴の意思は今のところなさそうです。

 現在のマラウイ共和国大統領ラザルス・マッカーシー・チャクウェラ博士閣下(His Excellency Dr Lazarus McCarthy Chakwera)の反応を待つことになりそうです。

 

 (英語)Mtima Gondwe removed as Paramount Chief Chikulamayembe | Malawi 24 – Malawi news

 

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エスワティニ王(スワジランド王)ムスワティ3世陛下と王太后ヌトンビ陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)

 エスワティニ王ムスワティ3世陛下(His Majesty King Mswati III of Eswatini)と王太后ヌトンビ陛下(Ntfombi : Her Majesty the Queen Mother and Indlovukazi)は、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)への弔意を表明するように、同国の首相代行テンバ・マスク閣下(The Honourable Mr Themba N. Masuku)に指示したようです。

 

Ministry of Foreign Affairs EswatiniさんはTwitterを使っています 「Acting Prime Minister:" I have it in command by His Majesty King Mswati III & Her Majesty the Queen Mother to Express our condolences on the passing of Prince Philip. "」 / Twitter