2018年3月30日、ベルギー王国の連邦議会で、ベルギー王子ロラン殿下(His Royal Highness Prince Laurent of Belgium)への予算減額が可決されたようです。
※ベルギー王国には代議院【下院】と元老院【上院】がありますが、両方なのかどうかは記事からはよくわかりません。
追記:
投票数からすると代議院しかあてはまりませんが、それでも人数が少ないような?
今回の採決に至る理由には、ロラン殿下がベルギー王国行政府の意思を無視して外国政府関係者などと面会したり式典に参列したりといったことがあったわけですが、ロラン殿下(の弁護士)は政府がこれを禁止することについては「社会的孤立の強要であり欧州人権条約【ECHR】違反」としていました。
また、殿下への予算は王室公務のために通常の人生経験を営むことが許されなかったことの対価であるとするととれる主張もでました。
このままロラン殿下が議会の決定を受け入れるとは思えないですが、しかしベルギー王国の裁判所や欧州人権裁判所への提訴にはさすがに慎重になるのではないかとも感じられます。
(英語)Prince Laurent: €46,000 blow for Belgium's 'cursed prince' – BBC News
(英語)Wayward Belgian prince’s endowment cut despite plea to MPs | World news | The Guardian
(英語)Prince Laurent pens emotional letter in a bid to stop pay cut – Royal Central