ベルギー王室のベルギー王子ロラン殿下(His Royal Highness Prince Laurent of Belgium)が、政府からの予算を15%減らされる模様です。
政府に断りなく外国要人などに会ったり、大使館で式典に参加したり、と政治的な行動を続けたが原因とのこと。
この減額に対し納得をしていないロラン王子殿下は欧州人権条約違反として提訴を辞さない考えのようで、開かれた王室ではこういうことも起こるのだなあというケーススタディになったような気がします。
政治家からは「いってもわからない人にはこうするしかない」との発言も。
いっぽう、ロラン王子殿下の弁護士は、「たいした理由もなくロラン王子殿下の予算を15%削減するようなことを許すなら、あなたの給料もたいした理由もなくいきなり15%カットされるヨーロッパになってしまうぞ」と労働者を味方につけようとする戦術(?)を展開しています。
続報:
ベルギー議会でベルギー王子ロラン殿下の予算減額が可決された模様。ロラン王子殿下と弁護士の対応がどうなるか(2018年3月)