婚約(2022年8月25日):リヒテンシュタイン公子(ヨハン・)ヴェンツェル殿下とハルティヒ伯爵女フェリツィタスが婚約

 リヒテンシュタイン公子ヨハン・ヴェンツェル殿下(His Serene Highness Prince Johann Wenzel of Liechtenstein : Prinz Johann Wenzel von und zu Liechtenstein)とハルティヒ伯爵女フェリツィタス(Countess Felicitas of Hartig)が婚約したようです。

※ヨハン・ヴェンツェル殿下の表記は名前の間にハイフンが入るケースと入らないケースがあり、どちらが正しいか不明。また、ヴェンツェル単独の表記の場合もあります。

 ヨハン・ヴェンツェル殿下の父は、リヒテンシュタイン公室ではやや傍系のグンダカル殿下で、母はオルレアン派フランス王室の長姉であるリヒテンシュタイン公子妃マリー殿下(オルレアン公女 : フランス王女 : Her Royal Highness Princess Marie of Liechtenstein, Princess of Orléans, Princess of France)です。そのため、マリー殿下の弟のパリ伯ジャン4世殿下が自身の公式サイトで婚約を報じています。

 ハルティヒ家は、オーストリアやチェコなどの貴族の家柄です。

 

 (英語)Eurohistory: A Princely Engagement: Prince Johann Wenzel of Liechtenstein and Countess Felicitas von Hartig

 (フランス語:オルレアン派フランス王室当主/パリ伯 公式サイト)Fiançailles de S.A.S. le Prince Johann-Wenzel de et à Liechtenstein – Le Comte de Paris

𝐅𝐢𝐚𝐧ç𝐚𝐢𝐥𝐥𝐞𝐬 𝐨𝐟𝐟𝐢𝐜𝐢𝐞𝐥𝐥𝐞𝐬 𝐝𝐞… – Prince Jean, Comte de Paris | Facebook

結婚予定(2021年内):眞子内親王殿下と小室圭氏が儀式なしで年内に結婚・米国居住の予定。一時金は受け取らないで済むのか、小室氏の試験結果は大丈夫なのか、米国での警備はどうなるのか、二人に子供が生まれたら国籍はどうするのか、など疑問(?)はありますが

 報道によりますと、婚約が内定していた秋篠宮家の眞子内親王殿下(まこ : Her Imperial Highness Princess Mako of Akishino)と小室圭氏(こむろ けいKomuro Kei)が年内にも結婚する方向で調整が進められているそうです。

 儀式はせず、一時金を受け取らない意向が示されているようですが……。

 

 いくつか、気になることを書いておきます。

 そもそも一時金は法が政府に支払うように要求しているもので、受け取りが拒否されることが想定されていません。なので、受け取らないといわれてもどうなるのかということが一つ。政府が支払わないとすると、(元)皇族の意向を受けて法律を破ることになるのではないかという、なんともおおげさな心配が出てきます。

 二つ目は、小室氏の試験結果は大丈夫なのか、という当たり前のことがあります。というか、これが一番重要ではありますが。
 
 三つ目は、警備です。
 現在、眞子内親王殿下の警護は皇宮警察によっておこなわれていますが、結婚=皇籍離脱するのと同時に、警護の任務は警視庁に引き継がれます(「引き継がれる」というと正確ではないような気もしますが……警視庁にあたらしく要人警護の仕事が発生するといいますか)。
 東京居住の場合、これは単に皇宮警察の仕事が減り警視庁の仕事が増えるというだけですが、アメリカ合衆国居住の場合にどうなるのかはまったくわかりません。
 「アメリカは平和な国なので警護をおこなわない」という選択肢はあまりなさそうな気もします。あちらの許可を得たうえで、警察官を派遣して警護にあたるということになるのではと思いますが……これについてはそのうちその方面の専門家が語ってくれるでしょう。とはいえ、理屈上、あるいはこれまでの要人警護がどうであろうと、長期に渡って予算をさくことになれば、それはそれでどうなんだという話は出そうです。

 四つ目は、(気が早いですが)二人の間に子供が生まれたら国籍をどうするのかです。
 現在、日本は多重国籍を認めていません。そして、近いうちにこれが変わる可能性はありません(なにしろ検討していませんし、裁判での訴えも斥けられました)。
 そして、アメリカ合衆国は出生地主義を取っていますので、二人の子供がアメリカで生まれたらアメリカ国民になります(そしてその子供はアメリカ大統領になることが可能になります)。そして日本は血統主義を取っているので、二人の子供は日本国籍も取得することになりますが、これにより多重国籍状態になります。もちろん日本で出産するという手もありますので、実際にどうなるかはわかりません。
 アメリカで子どもが生まれた場合には、夫妻は在外公館に出生届・国籍選択を留保する届を出す必要があります。というか出さないとその子供はアメリカ人というだけになります。
 国籍選択が留保された場合、子供は22歳までにアメリカ国籍を選ぶか日本国籍を選ぶか選択することになります。

 

 眞子さま 小室圭さんと年内にも結婚の方向で調整 | 皇室 | NHKニュース

関係者によりますと、眞子さまと小室さんは、小室さんがアメリカ・ニューヨーク州の法律事務所への就職の見通しが立ったことから、年内にも婚姻届を提出して結婚される方向で調整が進められているということです。

眞子さまは、結婚によって皇室を離れたあと、アメリカに渡って小室さんと新たな生活を始められる見通しです。

一方、一般の結納にあたる「納采の儀」や、天皇皇后両陛下にお別れのあいさつをする「朝見の儀」など、女性皇族の婚約や結婚に伴う皇居・宮殿での儀式は、すべて行われない見通しだということです。

また、皇室を離れる際に支給される一時金についても、眞子さまは、受け取らないという意向を示されているということです。

試験の結果は、ことしの12月中旬までに発表される予定で、小室さんは、今もニューヨークに滞在しています。

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
眞子さま 年内にも小室圭さんと結婚の方向で調整(2021年9月1日) – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
眞子さま年内にも結婚へ 儀式は行わない方向で調整(2021年9月1日) – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
眞子さま“異例の対応” 一時金受け取らない方向(2021年9月1日) – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
眞子さま小室さん年内にも結婚へ 金銭問題に進展は(2021年9月1日) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=J9nlePTHpf4

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
“儀式なし”眞子さま年内にも結婚へ・・・決定打は?(2021年9月1日) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=oE77FVAdTQE

 

Nippon TV News 24 Japan:
Princess Mako's marriage with Komuro being arranged for this year – YouTube

訃報(2021年7月21日):英国の第9代アントリム伯爵アレクサンダー・マクドネル閣下が薨去(1935~2021)

 2021年7月21日、英国のアイルランド貴族/第9代アントリム伯爵アレクサンダー・マクドネル閣下(Alexander McDonnell, 9th Earl of Antrim, FRSA : アントリム卿 : Lord Antrim)が薨去した模様です。
 1935年2月3日生まれの86歳。

 薨去に伴い、子息のダンルース子爵ランダル・マクドネルRandal McDonnell, Viscount Dunluce)が第10代伯爵となります。
 また、その子息のアレクサンダー・マクドネルが儀礼称号として新たにダンルース子爵を称するでしょう。

 なお、現在のアントリム伯爵の男系は、ロージアン侯爵などを保有するケアー家の傍系なので、同侯爵位などの継承順位に並んでいます。

 

 (英語)9th Earl of Antrim passes away after short illness – BelfastTelegraph.co.uk

Belfast TelegraphさんはTwitterを使っています 「9th Earl of Antrim passes away after short illness https://t.co/9C6TCyO5d4」 / Twitter

 

 (英語)Peerage News: The 9th Earl of Antrim 1935-2021

オマーンの国防担当副首相シハーブ・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(スルタン【国王】の弟)が、オマーン駐箚の日本大使と会見。岸防衛相からの親書を受け取る(2021年4月)

 オマーン国の国防担当副首相“サイイド”・シハーブ・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(His Highness Sayyid Shihab Bin Tariq Al Said)は、オマーン国駐箚日本国特命全権大使小林利典閣下(こばやし としのり : His Excellency Toshinori Kobayashi)と会見しました。
 シハーブ殿下は、大使より、日本国防衛大臣岸信夫閣下からの、日本側への施設提供への感謝を表明する親書を受け取ったようです。

 シハーブ殿下はスルタン【国王】ハイサム陛下の同母弟とされており、妻同士も姉妹で、また皇太子となったと報道されているスルタンの長男ジーヤザン殿下はシハーブ殿下の娘のメイヤン殿下と婚約しています。

 

 (英語)HH Sayyid Shihab Receives Written Message from Japanese Defence Minister

 

وكالة الأنباء العمانيةさんはTwitterを使っています 「وأكد سموه خلال استقباله لسعادة توشينوري كوباياشي سفير #اليابان المعتمد لدى #السلطنة، بأن السلطنة لن تألو جهداً لتقديم التسهيلات للدول الشقيقة والصديقة، واستعرض سموه العلاقات الطيبة بين البلدين الصديقين ، وتبادل وجهات النظر حول الأمور ذات الاهتمام المشترك. https://t.co/yhrwMIygfx」 / Twitter

 

وكالة الأنباء العُمانية(@omannewsagency) • Instagram写真と動画

婚約(2021年1月):英国の第11代ロクスバラ公爵チャールズ・イネス=カー閣下とアナベル・グリーン嬢

 英国のスコットランド貴族/第11代ロクスバラ公爵チャールズ・イネス=カー閣下(Charles Innes-Ker, 11th Duke of Roxburghe : His Grace The Duke of Roxburghe)とアナベル・グリーン嬢(Annabel Greenアニー・グリーンAnnie Green)の婚約が発表されました。

 公爵は1981年生まれ、アナベル・グリーン嬢は1989年生まれ。

 

 (英語)The Duke of Roxburghe and Miss A. Green – Engagements Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Britain's most eligible bachelor, Duke of Roxburghe, is now engaged | Tatler

 (英語)Peerage News: Duke of Roxburghe engaged