イタリア王室(直系)継嗣ヴェネツィア公エマヌエーレ・フィリベルト殿下が、英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻の“離脱”宣言を支持するコメント(2020年1月)

 英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下(Prince Henryハリー王子 : Prince Harry : His Royal Highness The Duke of Sussex)とサセックス公爵夫人メーガン妃殿下(Meghan : Her Royal Highness The Duchess of Sussex)が、王室の「‘senior’ members」(中心メンバー?)から離れると宣言した件、

関連:
 英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻が王室の「‘senior’ members」(中心メンバー?)から離れると発表(2020年1月)他の王室メンバーに相談なしでの宣言の模様

 騒動は冷めやらぬ状況ですが、イタリア王室継嗣のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)が、ヘンリー王子夫妻の宣言を支持するコメントをしているようです。

 

 (イタリア語)Harry e Meghan, parla Emanuele Filiberto di Savoia: "Sono una macchina da soldi, hanno fatto bene" – IlGiornale.it

※「彼らは良く稼いでいる」みたいな意味の表題?

 

 殿下によれば、夫妻は「王室の“外”でもこれまで活動しているし、収入もあるし、私が知っている限り登録しているブランドもある」「私も同じ立場なら同じように退くだろう」「王位を継承する見込みのない大きな王国の六位(王位継承順位)であるよりも、“自分の小さな王国”のナンバーワンのほうが良い」というようなことを述べています。

 

Emanuele Filibertoさんがリンクをシェアしました。 – Emanuele Filiberto | Facebook

 

英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻が王室の「‘senior’ members」(中心メンバー?)から離れると発表(2020年1月)他の王室メンバーに相談なしでの宣言の模様

 英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下(Prince Henryハリー王子 : Prince Harry : His Royal Highness The Duke of Sussex)とサセックス公爵夫人メーガン妃殿下(Meghan : Her Royal Highness The Duchess of Sussex)は、王室の「‘senior’ members」(中心メンバー?)から離れると発表したようです。
 

The Duke and Duchess of SussexはInstagramを利用しています:「“After many months of reflection and internal discussions, we have chosen to make a transition this year in starting to carve out a…」

※なお「‘senior’ members」の定義については、英語圏でもよくわかっていないようです。

 

※いつの間にできていたのか公式サイトが:
 (英語:サセックス公爵夫妻公式サイト)The Official Website of The Duke & Duchess of Sussex
サセックス公爵夫妻公式サイトより

この状況でもサイトは落ちていないようです(重いですけど)。
追記:落ちるようになってきました。

 

 両殿下は引き続き女王陛下を支えるものの、経済的に独立する意思を示しているようです。

 一方で、この発表について事前に他の王室メンバーに相談がなかったようで、事態に混乱も見られます。

 

 バッキンガム宮殿の発表。

 (英語:英国王室公式サイト)Statement on discussions with The Duke and Duchess of Sussex | The Royal Family

Discussions with The Duke and Duchess of Sussex are at an early stage. We understand their desire to take a different approach, but these are complicated issues that will take time to work through.

「サセックス公爵夫妻との話し合いは初期の段階だ。
 私たちは、違うアプローチを取りたいという彼らの望みを理解しているが、しかし時間を取って処理しなければならない複雑な問題が存在している」

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「A statement from Buckingham Palace regarding The Duke and Duchess of Sussex. https://t.co/1qtTEHiIq6」 / Twitter

 

 話し合いが以前からあったのであれば、あくまで勘繰りですが、まったく話が進みそうにないので、両殿下側が一方的に発表をしたようにも思えます(あくまで予想ですので誤解なきよう)。

 

Sky News:
BREAKING NEWS: Harry and Meghan to step back as senior royals – YouTube

 

 (英語)Prince Harry and Meghan to step back as senior royals – BBC News
 (英語)In full: The Sussexes' statement and the Buckingham Palace response – BBC News
 (英語)Revealed! Royals who have forged their own careers | Daily Mail Online
 (英語)Prince Harry and Meghan Markle to step back as senior royals | Daily Mail Online
 (英語)Prince Harry and Meghan Markle to 'step back as senior members of the Royal Family'

 

ANN NEWS の 無責任すぎる見出し/
ANNnewsCH(ANN NEWS):
英王室・ヘンリー夫妻「王室の地位から身を引く」(20/01/09) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=kDfXi8mN8DA

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
英ヘンリー王子「地位を退く」北米に移住か(20/01/09) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=GhbRQ8Gc81E

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
英王室・ヘンリー夫妻「王室の地位から身を引く」(20/01/09) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zOYRTzEziPI

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
ヘンリー王子夫妻“王族引退宣言”発表の余波(20/01/10) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0fIyt_WbFlU

 

追記:
 上記でもリンクしている、サセックス公爵夫妻公式サイトですが、「media」のページに、夫妻は今後メディアとの関わり方を変更するということです。
 話題になっているのは、英国王室情報の配信を独占的に取り扱っている Royal Rota というシステムに参加しないとの文言。

 (英語)Media | The Official Website of The Duke & Duchess of Sussex

No longer participate in the Royal Rota system.

 この Royal Rota (ロイヤル・ロタ or ロイヤル・ロウタ)というのは、40年ほど前に出来た以下七誌による記者クラブのようなものではないかと思うのですが、

  • The Daily Express
  • The Daily Mail
  • The Daily Mirror
  • The Evening Standard
  • The Telegraph
  • The Times
  • The Sun

 ともあれ、この七誌が王室に関する一次情報を独占するような状況があるものの、夫妻は今後このシステムを通すつもりはない、ということです。
 タブロイドがなぜこんなにという顔触れなので、これまでの報道記事で話が妙な方向に膨らまされてしまっているものがあるのは当然ということになりますが、それを受け入れ続けるつもりはないということでしょう。

 (英語)Meghan and Harry to leave 'Royal Rota' media system

 

追加リンク:

This Morning:
Royal Experts Discuss Harry and Meghan's Shocking Announcement | This Morning – YouTube

 

関連:
 イタリア王室(直系)継嗣ヴェネツィア公エマヌエーレ・フィリベルト殿下が、英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻の“離脱”宣言を支持するコメント(2020年1月)

続報:
 英国女王エリザベス2世陛下が、1月13日(月)にサンドリンガムにてサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】と話し合いをおこなう模様(2020年1月)チャールズ皇太子殿下とウィリアム王子殿下が同席
 世論調査:60%以上のカナダ人が次のカナダ総督にヘンリー王子殿下が任命されることに賛成との報道(2020年1月)英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】の「‘senior’ members」から離れるとの宣言を受けて
 英国女王エリザベス2世陛下らがサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】と会見(2020年1月)「ハリーとメーガンの意向を尊重」。次は称号などについて処置があるかどうか
 Megxit:英国女王エリザベス2世陛下とバッキンガム宮殿が、サセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻の今後について声明(2020年1月)公費からの支給なし、「(HRH)殿下」を使用しないとのこと、など。効力は春から

 

婚約発表(2019年9月):英国在住で近隣住民とのトラブルの報道がされたばかりのロスティスラフ・ロマノフ公子殿下が、フォテイニ・ゲオルガンタと婚約。二人の間には、すでに子息あり

 先頃、近隣住民から「ロシアへ帰れ!」などという暴言や妨害行為を受けて一時的にいずこかへ移ったというニュースが出たばかりのロスティスラフ・ロスティスラヴォヴィチ・ロマノフ公子殿下(His Highness Prince Rostislav Rostislavovich Romanov【Romanoff】)ですが、婚約が発表されました。
 相手は、フォテイニ・ゲオルガンタFoteini Georganta)というギリシャ系の人物で、二人の間には、ロスティスラフ、またはミハイル(マイケル)、レオン、というどれかの名前を持ったり呼ばれたりしている子供がいるようです(2013年誕生)。

 ロスティスラフ殿下は、ニコライ2世の妹クセニア大公女と、一族のアレクサンドル・ミハイロヴィチ大公の間の子孫ですが、途中に貴賤結婚とされるものを含んでいます。しかし、1970年以降に生まれた男系男子では最も年長系統です。
※この問題はややこしく、また、状況に進展がありそうなため、今回は割愛します。

 なお二人の結婚に伴い、息子のロスティスラフは準正され、ロスティスラフ・ロマノフの名を名乗るかもしれません。
 しかし、欧州では伝統的に準正による権利の発生はない場合はほとんであり、この件(ロシア皇帝位継承者)もそうでしょう。
 しかし、にも関わらず、プリンス称号で呼ばれる可能性はそれなりにあり(メディアがそう呼べばそれが一般的になる可能性は高い)、またロシア皇帝位継承者として将来的に扱われる可能性がないわけではありません。
※例えば、両シチリア王室カラブリア系統は、準正された長男に後をつがせようとしているとみられています。

 

 (英語:閲覧できない場合があります)Prince Rostislav Romanoff and Miss F.M.C. Georganta – Engagements Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: Romanov [Russia]/Georganta engagement

 

続報:
 結婚(2019年10月27日):ロスティスラフ・ロマノフ公子殿下とフォテイニ・ゲオルガンタ

 

英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻の南アフリカ共和国訪問始まる(2019年9月)

 英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下(Prince Henryハリー王子 : Prince Harry : His Royal Highness The Duke of Sussex)とサセックス公爵夫人メーガン妃殿下(Meghan : Her Royal Highness The Duchess of Sussex)の南アフリカ共和国訪問が始まっているようです。

 

The Royal Family Channel:
The Duke and Duchess of Sussex Begin Royal Tour in South Africa – YouTube

 

The Royal Family Channel:
Duke and Duchess of Sussex Go For Royal Walkabout in Cape Town – YouTube

 

The Royal Family Channel:
The Duke and Duchess of Sussex On Their South Africa Tour (Full Interview) – YouTube

 

The Royal Family Channel:
The Duke and Duchess of Sussex Show Off Their Dance Moves on Visit to Cape Town's Monwabisi Beach – YouTube

 

英国在住のロスティスラフ・ロマノフ公子殿下が所有する家への道路を舗装しようとしたところ、近隣の農場主(牧場主?)から「うちの所有地を含んでいる」「村一番の嫌われ者」「環境破壊者」「ロシアへ帰れ」などと妨害され訴訟とのこと(2019年9月)

 現在英国に在住している、ロシア帝室ロマノフ家の貴賤結婚の男系男子ロスティスラフ・ロスティスラヴォヴィチ・ロマノフ公子殿下(His Highness Prince Rostislav Rostislavovich Romanov【Romanoff】)ですが、 Daily Mail Online によりますと、近隣の住民アンドルー・ダンロップ氏(Andrew Dunlop)とトラブルを抱え(というか攻撃され)、一時的によそに移ったようです。

 

 (英語)Farmer tells Tsar's great great nephew to return to Russia over land dispute | Daily Mail Online

 

 このロスティスラフ公子は、1985年生まれの人物で、ロマノフ家の男系男子で一定程度以上若い人物では、もっとも年長系統となります(ひらたくいえば将来的にロシア皇帝位継承者の一人とみなされる可能性が高い)。
 アメリカ合衆国出身で、一時期ロシア連邦に居住し、ロマノフ家協会(Romanov Family Association)の一員として活動していましたが、現在はそちらのほうはどうなっているのかわかりません。

 近隣の住民のダンロップ氏ですが、 farmer と書いてあるので単純に農場主というかそういう職業かと思いましたが、牧羊で表彰されているようなので、正確になにをしているのかはわかりません。

 今回、ロスティスラフ公子は、所有する家への道を舗装しようとしたところ、このダンロップ氏から妨害行為や、「うちの所有地を含んでいる」「村一番の嫌われ者」「環境破壊者」「ロシアへ帰れ」などと暴言を受け、一時的に他所へ移り、提訴をおこなったようです。
※なお、判事の言葉が「They」となっているので、ダンロップ氏と行動を共にする人々がいるのではないかと思います。

 公子の母アムトヒル男爵夫人クリスティア・ラッセル閣下(ティア・ロマノフTia Romanovクリスティア・ロマノフ公子妃殿下 : Her Highness Princess Christia Romanov【Romanoff】)は、この事態を「 absolute nightmare 」(とんでもない悪夢、とでもいうか)とし、息子は M25 のようなものを作ろうとしているわけではない、としています。
※ M25 というのはロンドンのほうにある環状高速道路のようです。余談ですが、外国のこういう表現をみると、どれだけ深刻なのかかえってわからなくなります。

 

 ロスティスラフ公子は、男系では傍系ですが、曽祖父が一族であるクセニア大公女殿下(ニコライ2世の妹)と結婚しているため、その血統で言及されることが多いです。

 また、ロスティスラフ公子には子息があり、誕生の情報が出たときは、「将来のロシア皇帝位継承者だ!」と盛り上がる人もいましたが、どうもその子供を出産した相手と結婚していないのではないかという話も出て(確定していませんが:追記:二人の婚約の発表が出たのでしてなかったということになります)、それであれば一般的にロシア皇帝位の継承者とはなりえません。

 また、その子供の名前も、ロスティスラフ説が有力ですが、ミハイル説というのも過去にあり、また、今回の記事では、

According to Tatler, the prince has one son, Leon, who lives with his mother in Hastings but he has split from the mother.

 タトラー誌(Tatler)の情報として、レオンLeon)という名前を出しています。

 

関連:
 婚約発表(2019年9月):英国在住で近隣住民とのトラブルの報道がされたばかりのロスティスラフ・ロマノフ公子殿下が、フォテイニ・ゲオルガンタと婚約。二人の間には、すでに子息あり