訃報(2020年12月3日):ジュセッペ・ダッラ・トッレ・デル・テンピオ・ディ・サングイネット教授が薨去(1943~2020)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】。バチカン市国第一審裁判所長官(1997~2019)。4月に薨去した第80代マルタ騎士団総長ジャコモ殿下の兄

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 

 2020年12月3日、ジュセッペ・ダッラ・トッレ・デル・テンピオ・ディ・サングイネット教授(Professor Giuseppe Dalla Torre del Tempio di Sanguinetto)が薨去した模様です。
 1943年8月27日生まれの77歳。
 新型コロナウイルス感染症【COVID-19】が原因とのことです。

 1997年~2019年にバチカン市国第一審裁判所長官を務めています。
 同家はイタリアの貴族の家系で、教授の弟はマルタ騎士団総長となりました。
関連:
 訃報(2020年4月29日):第80代マルタ騎士団総長ジャコモ・ダッラ・トッレ・デル・テンピオ・ディ・サングイネット殿下が薨去(1944~2020)

 

 (イタリア語)Addio al giurista cattolico Giuseppe Dalla Torre: fede, cultura e diritto
 (英語)Former Vatican court president Giuseppe Dalla Torre dies at 77

ローマ教皇フランシスコ聖下が弔意を表明:
 (英語:バチカン・ニュース)Pope sends condolences for death of Giuseppe Dalla Torre – Vatican News

国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿座下が葬儀ミサを司式:
Vatican News(バチカン・ニュース):
December 05 2020 St. Peter’s Basilica Holy Mass – YouTube

※マルタ騎士団にて外務大臣的職掌を多く含む“グランド・チャンセラー”のアルプレヒト・フライヘル・フォン・ベーゼラガー閣下(プロイセン貴族)が参列しています。

 

𝐀𝐯𝐯𝐞𝐧𝐢𝐫𝐞さんはTwitterを使っています 「Addio al giurista cattolico Giuseppe #DallaTorre https://t.co/JGcOkbKGJR @UniLUMSA」 / Twitter

 

Avvenire – Aveva 77 anni, è stato rettore della Lumsa e… | Facebook

 

訃報(2020年11月26日):ケーフェンヒュラー=メッチュ公ヨハネス殿下【ハンス・ケーフェンヒュラー】が薨去(1956~2020)

 2020年11月26日、ケーフェンヒュラー=メッチュ公ヨハネス殿下(Johannes : His Seren Highness The Prince of Khevenhüller-Metsch【Fürst von Khevenhüller-Metsch】 : ハンス・ケーフェンヒュラーHans Khevenhüller)が薨去したという情報が出ています。
 1956年11月20日生まれの64歳。

 

 子女は娘のみなので、公位は弟のバルトロメウス殿下(Bartholomäus)が継承します。

 

英国王室のケント公爵家マイケル王子殿下の妻、マリー妃殿下が新型コロナウイルス感染症【COVID-19】を発症、高熱と激しい疲労感との報道(2020年11月)

 The Sun によりますと、英国王室のケント公爵家マイケル王子殿下(His Royal Highness Prince Michael of Kent)の妻マリー・クリスティン妃殿下(Marie Christine : Her Royal Highness Princess Michael of Kent)が新型コロナウイルス感染症【COVID-19】で発症、関係者によると高熱と激しい疲労感を患っているとのことです。

 

 (英語)Princess Michael of Kent diagnosed with Covid & suffering from 'severe fatigue'

 

 妃殿下の家政婦が三週ほど前に発病したため、妃殿下も検査を受けたところ陽性となったようです。
 自主隔離に入っているようですが、(関係者による情報が本当だとすると)年齢(75歳)を考えると即入院したほうが良いのでは……。英国の病床の状況がそこまで厳しいということかもしれませんが。
 なお、マイケル王子殿下は感染が確認されていません。

 

追記:

 (英語)British royal has COVID-19 and is self-isolating at Kensington Palace | HELLO!

 

インタビュー記事(スペイン語):カルリスタのスペイン王として、パルマ公カルロス殿下(オランダ王室近親)がインタビューを受ける(2020年11月)

 スペイン語メディアの Vanitatis が、カルリスタのスペイン王としてのパルマ公カルロス殿下(Prince Carlos : His Royal Highness The Duke of Parma and Piacenza)へのインタビュー記事を掲載しています。

 タイトルは「カルリスタのスペイン王:私はフェリペ6世が難しい時期を生きていくと思う」で、概要は「我々は、カルロス・ハビエル・デ・ボルボン=パルマ(パルマ公)と(新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の)パンデミック、ファン・カルロス(前スペイン王)のスキャンダルについてどう考えているか、(パルマ公の)息子で継嗣(ピアチェンツァ公カルロス・エンリケ殿下)の教育はどうしているか、について話した」というものですが、冒頭ではいきなり、「1830年にフェルナンド7世がサリカ法を廃止して(将来の)イサベル2世がスペイン王位を継承可能にした時、ブルボンは永遠に分裂した」というやや大げさな始まり方をします。
 そしてイサベル王女の継承を認めない王弟のカルロス王子とそれを支持する人々と政府などとの対立による三度のカルリスタ戦争があったという話は割とあっさり終わり、現代のカルリスタの指導者はパルマ公であるという話と、概要で出た話の詳細になります(念のために追記しておきますと、現時点で特定の人物を奉じないカルリスタ、他の人物を奉じるカルリスタや、すでに君主政を放棄しているカルリスタ、君主政でも共和政でもなんでもいいカルリスタ、も存在します)。
 またパルマ公の継嗣のカルロス・エンリケ殿下がカルリスタのアストゥリアス公だということがわざわざ説明されています。

 その後の話としては、全体的に極めて穏当に、現在のパルマ公の主張や近況の話となっています。ほぼ公式見解のような。
 上記の話の詳細に加えて、家族の話、パルマ公室のマリー・テレーズ【マリア・テレサ】殿下がCOVID-19で薨去した件、スペイン王フェリペ6世夫妻との仲(ぶっちゃけていうと、ブルボンの一族で集まるときや、スペイン王のオランダ訪問時に同席した機会は多いがそんなに深い付き合いはないとのこと)、(従弟の)オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下とは家族ぐるみで良好な関係だが政治や王朝の主張に関する話はしていないことなどの話があります。

 

 (スペイン語)El pretendiente carlista al trono español: "Creo que Felipe VI está viviendo unos momentos muy difíciles"

 

VanitatisさんはTwitterを使っています 「El pretendiente carlista al trono español: "Creo que Felipe VI está viviendo unos momentos muy difíciles" https://t.co/f38D3dT6DC」 / Twitter

 

Vanitatis – El pretendiente carlista al trono español:… | Facebook

 

訃報(2020年11月12日):イーゼンブルク公女マリア・アヌンチャータ殿下が薨去(1941~2020)

 2020年11月12日、イーゼンブルク公女マリア・アヌンチャータ殿下(Her Serene Highness Princess Maria Annunciata of Isenburg : マリア・アヌンツィアータ・プリンツェッシン・フォン・イーゼンブルクMaria Annunciata Prinzessin von Isenburg)が薨去したようです。
 1941年9月14日生まれの79歳。

 

 (ドイツ語:イーゼンブルク公室 公式サイト)Das Fürstenhaus trauert um I.D. Prinzessin Maria | Fürstenhaus Isenburg