イタリア王室(直系)継嗣ヴェネツィア公エマヌエーレ・フィリベルト殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)

 イタリア王室継嗣のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)は、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)への弔意を表明しました。

 

Emanuele FilibertoさんはTwitterを使っています 「A tutti noi mancherà un Gentiluomo straordinario, esempio per molte generazioni. Un commosso ed affettuoso addio al Duca di Edimburgo. #principeFilippo #DukeofEdinburgh https://t.co/pbxYX5j5mz」 / Twitter

イタリア王室(直系)当主/サヴォイア公・ナポリ公ヴィットーリオ・エマヌエーレ殿下が、イタリア統一160周年のメッセージ(2021年3月)

 1861年3月17日に、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世がイタリア王であると宣言されてから160周年ということで、イタリア王室当主のサヴォイア公・ナポリ公ヴィットーリオ・エマヌエーレ殿下(His Royal Highness Prince Vittorio Emanuele of Savoy, Duke of Savoy, Prince of Naples)がメッセージを出しています。

 

 (英語)MESSAGE FROM H.R.H. PRINCE VITTORIO EMANUELE OF SAVOY, DUKE OF SAVOY, PRINCE OF NAPLES, ON THE OCCASION OF THE 160TH ANNIVERSARY OF THE PROCLAMATION OF THE KINGDOM OF ITALY – Ordini Dinastici della Real Casa di Savoia
 (イタリア語)MESSAGGIO DI S.A.R. IL PRINCIPE VITTORIO EMANUELE DI SAVOIA, DUCA DI SAVOIA, PRINCIPE DI NAPOLI, IN OCCASIONE DEL 160° ANNIVERSARIO DELLA PROCLAMAZIONE DEL REGNO D’ITALIA – Ordini Dinastici della Real Casa di Savoia

 

 

Ordini DinasticiはInstagramを利用しています:「[RICORRENZE] 17 marzo 1861 – Proclamazione Regno d’Italia Il 17 Marzo 1861, con la Legge n° 4761 (poi trasformata in Legge 21 Aprile 1861,…」

 

 また、息子で継嗣のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)も、 Twitter で少しだけコメントしています。

Emanuele FilibertoさんはTwitterを使っています 「Il processo che #160anni fa ha portato all’unificazione d’Italia porta la firma di tante donne e uomini. Tutti #Italiani, tutti coraggiosi e tutti con un sogno. Una #lezione che ci insegna, ancora #oggi, che quando un popolo si unisce può piegare la storia. #italia #unitaitalia」 / Twitter

訃報(2021年1月16日):旧ベトナム帝室のフオン・マイ皇女(公主)殿下が薨去(1937~2021)バオ・ダイ帝と阮有氏蘭(南芳皇后)の長女

 2021年1月16日、旧ベトナム帝室のフオン・マイ皇女(公主)殿下(Her Imperial Highness Princess Phương MaiPhuong Mai】)が薨去したようです。
 1937年8月1日生まれの83歳。

 バオ・ダイ帝(保大帝)と阮有氏蘭(南芳皇后)の長女です。

 

 (ベトナム語)Công chúa Phương Mai, con gái lớn cựu hoàng Bảo Đại qua đời | Văn hóa | Thanh Niên

 

 亡夫の第2代アディスアベバ公爵ピエトロ・バドリオ閣下は、エチオピア侵攻時にアディスアベバ公爵号をイタリア王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世から受けたピエトロ・バドリオ(後にバドリオ政権を形成)の孫です。

 殿下と第2代公爵の子息のフラヴィオ・バドリオ閣下(Flavio Badoglio, 3rd Duke of Addis Abeba)が第3代アディスアベバ公爵となっていることになります。

結婚・民事婚(2021年3月5日):ポンテコルヴォ公ジョアシャン・ミュラ殿下(ナポリ王ジョアシャン・ミュラとカロリーヌ・ボナパルトの子孫)とヤスミン・ロレーヌ・ブリキ嬢が結婚。ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下が参列

 2021年3月5日、ポンテコルヴォ公ジョアシャン・ミュラ殿下(His Highness Prince Joachim Murat, Prince of Pontecorvo)とヤスミン・ロレーヌ・ブリキ嬢(Yasmine Lorraine Briki)の民事婚の結婚式がおこなわれたようです。

 ジョアシャン・ミュラ殿下は、第8代ミュラ公ジョアシャン・ミュラ殿下の継嗣で、ナポリ王ジョアシャン・ミュラとフランス皇帝ナポレオン1世の妹カロリーヌ・ボナパルトの子孫になります。

 ヤスミン・ロレーヌ・ブリキ嬢は、イエメンの方に存在した Principauté Al Breik (ブレイク公国??)の創始者の子孫と書かれていますが、この国(?)についてはさっぱりわかりません。

 

 (フランス語)Joachim Murat, un mariage princier – Point de Vue

 

 婚約が発表されているロシア帝室継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia : プロイセン王子 : Prince of Prussia)とキリスト教/東方正教会/ロシア正教会に改宗し、ヴィクトリア・ロマノヴナVictoria Romanovna)の名をえているレベッカ・ベッタリーニ嬢(Rebecca Bettarini)が参列しています。

 パンデミック下のため、大きな集まりはなかったのだろうと思いますが、ゲオルギー殿下の参列の理由は不明です。
 深読みすれば、結婚式に向けて話題を作っておきたいロシア帝室と、ナポレオンの縁戚で君主格の家柄という主張を続けているミュラ家側の利害が一致したということでしょうか。とりあえずフランス語メディアでは話題になっています。

 

Point de VueさんはTwitterを使っています 「😍Le prince Joachim Murat a épousé Yasmine Lorraine Briki, le 5 mars dernier 💍 >> https://t.co/zW7WuHy7Kx #wedding #joachimmurat #Napoleon #prince https://t.co/DBfOPXdvZd」 / Twitter

 

Point De Vue(@pointdevue) • Instagram写真と動画

 

「イタリア君主政主義者連合」(UMI)が、スウェーデン王カール16世グスタフ陛下によるスウェーデンのコロナ対策を「失敗」とした発言に関して、妙な声明を発表(2020年12月)要旨(たぶん)「王様がいるとビシっと言ってくれるからイイネ!」

 既報の通り、スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)が、同王国の同国の新型コロナウイルス感染症【COVID-19】対策を失敗だったとコメントしています。

関連:
 スウェーデン王カール16世グスタフ陛下が、同国の新型コロナウイルス感染症【COVID-19】対策を失敗だったとコメント(2020年12月)

 これに関して、イタリア王室アオスタ系統を主に支持する「イタリア君主政主義者連合」(UMI)が声明を発表。

 

 (イタリア語)Comunicato stampa del 18 dicembre 2020

 

 正直なところ、相変わらずなにをいっているのかよくわからないのですが、政党に拘束されない王様の発言により真実が示されるので人々は政府が正しいか判断できるようになると言っているようにとれます。なにか納得いきませんが、とりあえずほかのことを主張しているようには思えないので、そうなんじゃないかなと思います。しかしこれでは彼らが王政を求めていることを考えれば、「王様がいるとビシっと言ってくれるからイイネ!」以上の意味はないので、もしかしたら当方の読み間違いかもしれません。

 あと、記事中で、

Carlo Gustavo XVI

 と名前を表記していますが、他の言語と同じくイタリア語でも、

Carlo XVI Gustavo

 と、16世の位置はカルロとグスタヴォの間のここです(手打ちしてると間違えるっちゃ間違えますけど……)。