神宮(伊勢神宮)大宮司に 久邇朝尊 氏が就任(2022年7月)

 2022年7月5日付で、神宮(伊勢神宮)の大宮司が、小松揮世久氏(こまつ きよひさ)から久邇朝尊氏(くに あさたか)に交代しました。
 7月9日、両氏は、退任・就任の奉告参拝をおこなった模様。
 久邇朝尊氏の父は久邇邦昭氏(旧 久邇宮家の邦昭王)で、大宮司(1990年~2001年)を務めています。

 

 神宮大宮司に久邇朝尊氏 天皇陛下の御裁可を仰ぎ / 神社界唯一の新聞社 神社新報社
 伊勢の神宮で奉告参拝 大宮司の退任と就任で / 神社界唯一の新聞社 神社新報社

伊勢の神宮では、七月五日付で神宮大宮司を退任した小松揮世久氏と、新たに就任した久邇朝尊氏が七月九日、それぞれ退任並びに就任の奉告参拝をおこなった。

 

動画あり:
 三重・伊勢神宮 「大宮司」交代を“奉告”…祭主を補佐する事務方トップに 三菱商事出身の久邇朝尊さん(62) | TBS NEWS DIG (1ページ)

三重県の伊勢神宮では、祭主を補佐し、神宮職員を取りまとめる大宮司が、7月5日付で交代し、神前に報告する「奉告参拝」が7月10日、行われました。

※記事本文の日付も「2022年7月9日(土) 12:00」なので、10日は誤りでしょう。

 

 伊勢神宮の大宮司に久邇朝尊氏が就任|NHK 三重県のニュース
 伊勢神宮大宮司に久邇朝尊氏 – 旧皇族出身の元商社マン|奈良新聞デジタル

有識者会議「今上陛下から秋篠宮皇嗣殿下、次世代の悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない」(2021年7月)

 2021年(令和3年)7月26日の 第10回 「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議 の議事次第が公開されています。

※「議事の記録」はまだありません(前回分もまだです)。

 

 「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議|内閣官房ホームページ
 第10回 「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議 議事次第|内閣官房ホームページ

 

 今回の議事次第は、PDFファイル三つで、合計9ページ、文字も大きく見やすい(というかまんま打ち込んだだけというか)内容です。

 資料1(一つ目のPDFファイル)と追加資料(三つ目のPDFファイル)では、




今上陛下から秋篠宮皇嗣殿下、次世代の悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない。

 と、これまでにない強い調子で言い切っています。

 現実的には、悠仁親王殿下の将来の状況を見つつ、生まれながらの女性皇族(内親王・女王)が結婚後も皇室に残る方法や、いわゆる旧宮家の男系男子を皇族の養子とする方法で皇族の人数を確保することについて、政府事務局がメリットやデメリットの調査や研究をするということになったようです。

 

 話が進まないのもともかくとして、いったいいつの間にこんな強く言い切ることに合意が出来たのかもよくわかりませんが……。

秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下の11月30日報道の記者会見(11月20日収録)に残る疑問。殿下は皇室典範や関連法規の改正・変更の可能性をカケラも想像していないのではないか(2020年12月)

 2020年11月30日に報道された(11月20日収録)秋篠宮皇嗣殿下(文仁親王 : ふみひと : Prince Fumihito : His Imperial Highness Crown Prince Akishino)の記者会見については、それに関するニュース記事なども散見されます。

 伊吹文明(元)衆議院議長が「いくつかの報道はいかがなものか」的な発言小室圭氏に説明を求める発言をしたことや、その発言内の「日本国民ではない」を引く形で皇室の方々を「無国籍者」と言及する記事もありました(政府に聞いたら「日本国籍は当然あります」と回答するでしょうが)。
 他にも、秋篠宮皇嗣殿下を支持するものや、小室圭氏に関わる問題が政府の議論に影響を与えていたとしたら大変なことだなどといった論旨やいろいろあったように思います。

 しかし、そもそも我々の政府は今なにをしているのでしょうか?
 我々の代表者である国会議員は、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」の付帯決議(附帯決議)という形で、政府に対し「政府は女性宮家の創設など安定的な皇位継承のための諸課題について、皇族減少の事情も踏まえて検討を行い、速やかに国会に報告する」よう求めていました。
 2020年11月8日の「立皇嗣の礼」が終了し、我々の政府は「皇位の安定的継承」に向け、その知恵を絞りに絞って検討しているはずです。はずです。はずです……。
 とはいうものの、選択肢はさほどありません。

  1. なにもしない(付帯決議は頻繁に無視されるものだそうです)
  2. いわゆる旧宮家の男系男子を皇族に編入する
  3. 男子優先長幼制を選択し、そのためにいろいろする
  4. 絶対長幼制を選択し、そのためにいろいろする

 そして、ここで思い出していただきたいのは、現行ルールでは、立后(天皇の結婚)および親王・王(皇族男子の結婚)の結婚は皇室会議の議を経るとなっていること。
 仮に上記四案のうちの後者二つのどちらかが選択された場合、このルールが内親王・女王にも適用され、皇室会議が開かれる可能性は当然ありうるだろうということです。
 眞子内親王殿下の結婚がすぐあるならともかく、いつあるかわからない状況で、結婚について認めると割とあっさりと発言したのは、殿下にはこのような女子の継承が可能になるルールへの変更と皇室会議でそれが取り上げられうるという発想がまったくないのではないかと思われるのです(これは内親王殿下自身にも言えることですが)。
 殿下は自身が皇室会議の議員ですが、現在のまま議員であっても本人に関わりのある問題ですし、予備議員が代わりに出席することになるだろうと思います(断言はできませんが)。また仮に出席したとしても、ご本人の意見は当然あるでしょうが、単独で認めるものではありません(ちなみに伊吹文明氏は衆議院議員から出る予備議員ですので、出席する可能性はこちらもあります)。

 何が言いたいかといいますと、これは(結果的にはですが)政治介入になってしまっているのではという話です。
 しかも本人(たち)が単にごく自然に念頭にないというだけのため、(この件で)責めるのもなかなか難しく、また小室圭氏という人物の存在も問題の所在をぼかしているように思います。

 

 さて、ここからは話を少し変えて、そもそもなぜここまで何も変わらないまま時間が過ぎ去ったのか、という話をします。
 「政治家がやる気がなかったのでは?」という思う人もいるでしょう。それはそうです。
 しかし、まず知っていただきたいのは、西欧の王室などより、日本の皇室は制度上の変更がきわめてめんどくさい状態にある、ということです。

 (ものすごく簡単に説明しますが)日本では、一般の国民が「戸籍」というシステムで情報を管理するのに対し、皇室の構成員はいわゆる「皇統譜:天皇と皇后に関する大統譜・それ以外の皇族に関する皇族譜」で情報を管理します。
 つまり情報管理がわかれているわけです。
 皇族の場合はいわゆる「皇籍」という言葉もあるので、これを用いて説明すると、一般女性が皇族男子と結婚する場合は戸籍から皇籍に移動し、皇族女性が一般男性と結婚する場合は皇籍から戸籍に移動する、とイメージで言えばそうなります。
 そして、「皇籍」が称号や継承順位を内包している(つまり称号や継承順位を持つ人物はすべてこの皇籍の中に入っている人物のはずだという)ようにみえる以上、この“函(はこ)”に関するルールをすべてをワンセットにしなければならないようにみえます

 西欧ではこんなことになっていません(もちろん国によってルールは異なりますので、その辺りはご注意を)。

 王室のメンバーかどうかなどは、だいたいですが、その時々にその時の都合で決めればいいです。王子や王女の称号を持っていても外れることはありえますし、狭義の王室メンバーと広義の王室メンバーがわかれていて、移されることもあります。発表する必要すらない国もあります。
 日本でははっきりとわかれているため、わかりやすいのですが、変更となると大ごとになってしまうようにみえます

 また、西欧では、称号に関しては、君主が叙すことが可能なので、たとえば王女の夫に称号を出したければ君主が自由に出せますし、なんなら取り消せます。
 天皇にはそのような権限がないため、あらかじめ法律で内親王と結婚した一般男性は親王にする、とか決めないといけないようにみえます

 加えて西欧では継承に関しては、継承法というのはそれだけで決めるだけの項目にできるため、上記二つの項目と強い関係にありません(また、上記二つに関連することは運用でカバーすることもいくらでも可能です)。王室のメンバーでなく、王子でも王女でもない人物が継承順位に並んでいる国もあります。
 日本だと、一般市民が皇位継承可能となる、というのは驚愕される可能性が高く、ありえないということになるようにみえます

 このように見てくると、付帯決議の「政府は女性宮家の創設など安定的な皇位継承のための諸課題について、皇族減少の事情も踏まえて検討を行い、速やかに国会に報告する」というのは、そもそもが面倒な事態になっていることを前提にしているものだということがわかります。
 また、「小室圭氏が親王になるかも」というような記事を見たこともあります。
 日本の法体系を前提にして変更を考えればそうなりますが、ぶっちゃけていえばそんなことは継承法という概念そのものとは関係のないものです。
 継承法それだけでいえば、男子限定長幼制を維持するか、男子優先長幼制か絶対長幼制に変更するか、ということになります。

 しかし、強固な“函(はこ)”が前提となり、それだけのことが難しくみえる、そういう状況でした。あれもこれも決めないといけないようにみえる。しかもどの案も強い反対にあうようにみえる

 ですが、もしかしたら簡単だったのかもしれません。
 それはわかりませんが、もう政府はそちらはあきらめたかのように思えます。

 

 主に2020年【令和2年】11月:1947年【昭和22年】の11宮家皇籍離脱以来、皇室のもっとも不思議なひと月で書きましたが、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下は伝統的な意味で皇太子になりました。
 宮中祭祀で特別な地位を得、またもしこの地位を変更するならそれは廃太子になるでしょう。
 このことがわかりやすく説明されてきたとは到底思えません。
 これは女子の継承を主張してきた方々からすれば、「寝耳に水」「聞いていない」と驚愕の余り怒鳴ってもいいことのはずと思っていたら、誰一人何も言わないのでこちらが驚愕しました。

 率直な話、女子の継承を本気で考えていた人はひとりもいなかったんじゃないのかなあ、と思ったりもしますが……。
 秋篠宮皇嗣殿下が、法改正の可能性をまったく念頭に置かなくなっても、これは仕方ないのでは。

 

 最後にやや余談ですが、いわゆる旧宮家の男系男子の皇籍復帰について。
 これは、大前提を多くの人々に受け入れてもらうのが難しいですが、その後の事務的なことは楽です
 上記のたとえを使えば、該当の男性(と一家)を戸籍から皇籍に移すだけです。
 シンプルですね。

 

関連:
 立皇嗣の礼(2020年11月8日):「立皇嗣宣明の儀」「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」「朝見の儀」がおこなわれる。秋篠宮皇嗣(文仁親王)・同妃(紀子)両殿下は今後は宮中祭祀で宮中三殿の殿舎にあがって拝礼する模様
 天皇(徳仁)陛下が新嘗祭に臨む(2020年11月)秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下も「神嘉殿」の殿舎に上がり拝礼との報道
 政府内で「皇女(こうじょ)」という呼称で国家公務員として公務をおこなってもらうという案があるとの報道(2020年11月)
 天皇(徳仁)・皇后(雅子)両陛下、秋篠宮家の眞子内親王殿下が、議会開設百三十年記念式典に臨席(2020年11月)
 55歳(2020年11月30日):秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が55歳を迎える。11月20日収録の記者会見で眞子内親王殿下の結婚について言及
 眞子内親王殿下結婚問題:欧州人の困惑「すると日本のプリンセスは皇位継承権がなく、結婚すると称号を失う代わりに結婚は自由なんだね。じゃあ君たちは何を騒いでいるの?」に対する困惑(2020年12月)

 

2020年【令和2年】11月:1947年【昭和22年】の11宮家皇籍離脱以来、皇室のもっとも不思議なひと月

 2020年【令和2年】11月は、1947年【昭和22年】の11宮家の皇籍離脱以来、皇室のもっとも不思議なひと月となってしまったように思います。

 以下、時系列を確認の上、なにがどうなってしまったのかということを考えていきましょう。

 

2020年11月8日:「立皇嗣の礼」
関連:
 立皇嗣の礼(2020年11月8日):「立皇嗣宣明の儀」「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」「朝見の儀」がおこなわれる。秋篠宮皇嗣(文仁親王)・同妃(紀子)両殿下は今後は宮中祭祀で宮中三殿の殿舎にあがって拝礼する模様

 「立皇嗣の礼」がおこなわれ、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が、伝統的な皇太子と同じ立場となりました。

 

2020年11月10日 と 12日:「超党派の議員連盟が男系維持(旧11宮家の男系男子の皇室復帰)を求める」
 個別記事を出しませんでしたが、各報道によりますと、11月10日に加藤官房長官に、12日に菅(すが)内閣総理大臣に提言・申し入れをおこなったようです。
 おこなったのは、古屋圭司衆議院議員を代表とする超党派の議員連盟だそうですが、一部報道では日本会議国会議員懇談会とされています(ただし日本会議国会議員懇談会の有志議員とも)。

 

2020年11月13日:「お気持ち」
 個別記事を出しませんでしたが、秋篠宮家の眞子内親王殿下が「お気持ち」を公表。

 

2020年11月20日:収録日
 後述の秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下による記者会見の収録日。

 

2020年11月23日:「新嘗祭」
関連:
 天皇(徳仁)陛下が新嘗祭に臨む(2020年11月)秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下も「神嘉殿」の殿舎に上がり拝礼との報道

 天皇(徳仁)陛下が新嘗祭に臨みました。
 宮内庁が映像を公開していないため詳細までは断言できませんが、報道から推測すれば、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下は歴代の皇太子と同じ役割を担ったと思われます。

 

2020年11月24日:「皇女」創設案の報道
 政府内で「皇女(こうじょ)」という呼称で国家公務員として公務をおこなってもらうという案があるとの報道(2020年11月)

 複数のメディアが、2020年11月24日の加藤官房長官のはっきりしない発言を引きつつなんとも珍妙な政府案があることを報道をしました。
 報道関係の内容は最終段階の記事で分かれていて、政府はいわゆる女性宮家を断念したかどうかということになります。

 

2020年11月29日:「議会開設百三十年記念式典」
 天皇(徳仁)・皇后(雅子)両陛下と秋篠宮家の眞子内親王殿下が、議会開設百三十年記念式典に臨席しました。

関連:
 天皇(徳仁)・皇后(雅子)両陛下、秋篠宮家の眞子内親王殿下が、議会開設百三十年記念式典に臨席(2020年11月)

 

2020年11月30日:「記者会見に関して報道」
関連:
 55歳(2020年11月30日):秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が55歳を迎える。11月20日収録の記者会見で眞子内親王殿下の結婚について言及

 11月20日収録の記者会見の内容が報道され……残念ながら評判は芳しくありません。

 


 

 さて、以上がだいたいの出来事です(他にもあるのですが、他は不思議ではないように思うので割愛)。

 

 1. 秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下は皇太子になった
 まず最初に不思議なのは、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下に関する「立皇嗣の礼」と「新嘗祭」の役割において、殿下は完全に伝統的な皇太子の役割を継承したことが挙げられるでしょう。
 これをいつ誰がはっきりと決めたのかさっぱりわからないのですが、立太子の儀式をおこなってからすぐに廃太子するなどという個人攻撃をおこなう必要などない以上、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が次の天皇に決まったと示されたように思えます(あるいは当面の間、これを変更することはないと)。
 東京大学の御厨教授は、「これで皇室の新体制が整ったのでこれからの議論を開始すべき」と発言していましたが、いやその……。
 そもそもの議論のポイントは、男系男子継承の維持でいくのか、敬宮(愛子内親王)殿下を女帝にするのかというところだったはずで、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下を次の天皇に決めたと示した後で議論すると言われましても……。
 何を議論すべきなんでしょうか。
 まずそこから曖昧になりました。

 

 2. 超党派議員連盟による旧11宮家の男系男子の皇室復帰要求
 秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が次の天皇になるなら、その次は悠仁親王殿下となりますし、常陸宮(正仁)親王殿下が高齢な以上、旧11宮家の男系男子の復帰は「皇位の安定的継承」に必要、というのは当たり前の結論になります。
 いやもちろん、敬宮(愛子内親王)殿下を女帝にするという案が生きているならば、対抗案はあるのですが、1.によりその可能性が事実上しぼんでいます。
 とすると、旧宮家男系男子の皇籍復帰か、あるいは一部報道にあった、悠仁親王殿下までは男系男子でそのあとは女子・女系にも、というセミ・サリカ法的な案になるでしょう。
 ちなみにセミ・サリカ法は非常にややこしく争いの種にしかなりません。やるべきではありません

 

 3. 眞子内親王殿下による「お気持ち」の発表
 結婚したいというのは非常によくわかりましたが、結婚に反対する人々への苛立ちもはっきりと感じられ、これはマズい…というのが当時の感想です。

 

 4. 秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下の会見収録とその後の「皇女」創設案
 一部報道では、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下が11月20日の収録時に結婚反対を明言しなかったために、政府は女性継承を諦めて(珍妙なる)案に走ったとの見方もあります。
 その場合、政府に主体性はないのか、という大問題もあります。
 2017年~2018年に、安倍政権は内親王と女王が結婚した後も称号を保持する案を宮内庁に提示し、宮内庁(の誰?)が内親王(当時の天皇(明仁)陛下の孫)のみにするべきと反論し、その後に眞子内親王の一件が問題となり、止まっていたという話もあります(詳細は知りません)。
 今回、「皇女」という単語が採用されたことで、対象は眞子内親王殿下と佳子内親王殿下、それに敬宮(愛子内親王)殿下と見るべきでしょう。「女王」から「皇女」は昇格になりますのでこれは宮内庁案が通ったと見ていいでしょう。政府の主体性は……。とはいえ政府が対象を適当に考えている可能性もあります。別に昇格させてもいいじゃないか、と。
 そして、眞子内親王殿下が対象からはずれることも確実に思えます。
 そうすると、なんのことはない、佳子内親王殿下と敬宮(愛子内親王)殿下の二人しか対象にならないのでは。
 しかも二人とも、残ってくれる可能性が保証されているわけではありません(本人が望まなかったり、結婚相手が……だったりで)。
 不安定限りない案です(誰も対象者が出ないかもしれません)。
 じゃあどうするんだと言われると困りますが。

 

 5. 議会開設百三十年記念式典
 天皇(徳仁)・皇后(雅子)両陛下と秋篠宮家の眞子内親王殿下が臨席しました。
 すでに政府は翌11月30日に「爆弾」が落ちるとわかっているはずですが、なぜ眞子内親王殿下の臨席を決定したのか。
 もう公務をしていただくのは難しくなってきたから有終の公務ということなのか。

 

 6. 秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下の会見の内容が報道される
 なぜ事前に誰も殿下に発言内容を助言しなかったのか……。あるいはしてもこうなってしまったのか……。
 世の中には「演出」というものが必要で、同じことを言っても表現次第で結果は変わるものです。

 


 

 以上のように、なぜこんなことになってしまったのか、と首を傾げる状況です。

 敬宮(愛子内親王)殿下は(短期的には)皇位の継承者とされる可能性はなくなり(本人がしたかったかどうかはともかく)、またどちらにせよ結婚相手に関しては相当な素行調査がおこなわれ、面倒なことになるでしょう。
 佳子内親王殿下もそうなるでしょうが、それよりも姉の運命のほうがこれまでよりもさらに気がかりになるのではないかと思います。
 また、秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下は、伝統的な皇太子になったとはいえ、評判を落とし、また頼りない印象を与えてしまったようにも思います。
 そして、(女性宮家断念=女系継承断念が本当だとすると)もはや政府の議論とは、旧11宮家の男系男子を復帰させるか、せずにこれ以上は(「皇女」創設案以外は)何もしないか、ということくらいしかやることがありません。そして、前者は皇室費の増大が必要なので当面はなんにせよ無理です。旧11宮家の男系男子の皆さんには、相当な年数をお待ちいただいた上で検討します、ということになるでしょう。

 ……と、これはあくまで当方の見解にすぎませんが、「皇女」創設案があまりに珍妙(繰り返しますが、誰が「皇女」の任命権者になるのですか?)に思えたので、政府内のアイディアは枯渇し、もうできることは何もないのではないのかと思ってしまっています。

 

関連:
 立皇嗣の礼(2020年11月8日):「立皇嗣宣明の儀」「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」「朝見の儀」がおこなわれる。秋篠宮皇嗣(文仁親王)・同妃(紀子)両殿下は今後は宮中祭祀で宮中三殿の殿舎にあがって拝礼する模様
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 政府内で「皇女(こうじょ)」という呼称で国家公務員として公務をおこなってもらうという案があるとの報道(2020年11月)
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訃報(2019年8月1日):大給湛子 夫人が薨去(1919~2019)朝香宮家の湛子女王殿下

 2019年8月1日、大給湛子夫人(おぎゅう きよこ)が薨去した模様です。
 1919年8月2日生まれの99歳。

 朝香宮家出身で、後に大給松平家に嫁ぎました。

 

 報告の儀 | 九保九工房