インタビュー記事(英語):元・旧エジプト王妃ファディーラ陛下へのインタビュー記事(2022年4月)

 モナコのメディアのサイトに、元・旧エジプト王妃ファディーラ陛下(Her Majesty Queen Fadila of Egypt)へのインタビュー記事が掲載されています。
 幼少に短い統治をした最後のエジプト王フアード2世陛下と後に結婚し、三子を儲けた後に離婚した方です。

 内容はそんなに長くないですが、故グレース公妃についてや、エジプト王室とモナコの関係、ヨーロッパでの活動や一家についてなどです。

 

 (英語)Words of Wisdom in Monaco with Her Majesty Queen Fadila of Egypt

訃報(2022年3月29日):フリードリヒ・アウグスト3世の男系男子(貴賤結婚の子孫)でヴェッティン家/ザクセン王室当主を称していたマイセン辺境伯リューディガー殿下が薨去(1953~2022)

 2022年3月29日、マイセン辺境伯リューディガー殿下(Rüdiger : His Royal Highness The Margrave of Meissen, Prince of Saxony, Duke of Saxony : リューディガー・プリンツ・フォン・ザクセンRüdiger Prinz von Sachsen)が薨去したとの情報です。
1953年12月23日生まれの68歳。
 心臓発作による急死とのことです。

 

 (ドイツ語)Rüdiger Prinz von Sachsen stirbt mit 68 Jahren

 

 故リューディガー殿下は、ザクセン王フリードリヒ・アウグスト3世の男系男子の中ではもっとも年長系統ですが、貴賤結婚の子孫のため、特に貴族社会においては当主であるとの支持を広く受けていません(アルベルティン系統ヴェッティン家の一員としての認知すら受けていません)。
 最後の異議の無い当主マリア・エマヌエル殿下の後は女系甥で養子のアレクサンダー殿下が後継者、ないしはアルベルティン系統ヴェッティン家は絶えている、というのが多くの立場です。
 しかし、ザクセンに存在するらしい王党派の中には男系維持を主張してデモを起こした人々もおり(リューディガー殿下を支持していたかどうかはわかりませんが、他に候補はいません)、またメディアでも主張を承認している記事を散見します。
 これには、あるいは、アレクサンダー殿下がドイツに在住しておらず、また継承直後以外は熱心な活動をおこなっていないことが原因かもしれません。

 

 リューディガー殿下の薨去に伴い、長男のダニエル・ティモ殿下(Daniel Timo)が新たに地位を引き継ぎます。

 また、ここ数年でアルベルティン系ヴェッティン家当主をポーランド王にという話題がたびたび出、アレクサンダー殿下とリューディガー→ダニエル・ティモ両殿下が候補として名前が挙がります。

訃報(2022年2月17日):キリスト教/オストラヴァ=オパヴァ司教フランティシェク・ヴァーツラフ・ロプコヴィッツ座下(ロプコヴィッツ公子フランツ殿下)が帰天(1948~2022)ロプコヴィッツ公の弟

 2022年2月17日、キリスト教/ローマ・カトリック教会/チェコ共和国のオストラヴァ=オパヴァ司教フランティシェク・ヴァーツラフ・ロプコヴィッツ座下(Bishop František Václav Lobkowicz, O. Praem., Bishop of Ostrava-Opava)が帰天したようです。
 1948年1月5日生まれの74歳。

 ロプコヴィッツ公ヤロスラフ殿下の弟です。

 

 (チェコ語)Zemřel první ostravsko-opavský biskup František Václav Lobkowicz – Seznam Zprávy
 (チェコ語)Zemřel ostravsko-opavský biskup Mons. František Václav Lobkowicz O.Praem.

結婚(2021年11月?):ホーエンツォレルン公世子アレクサンダー殿下が父の許可なしに結婚。ジグマリンゲン系統の継嗣から外れるとの観測

 ホーエンツォレルン公カール・フリードリヒ殿下(Karl Friedrich : His Highness The Prince of Hohenzollern)の唯一の男子で継嗣のアレクサンダー公世子殿下が(His Serene Highness Hereditary Prince Alexander of Hohenzollern)が、当主である父の許諾を受けないまま、アメリカ人女性と結婚したとのことです。

 民事婚については不明ですが、カトリックの宗教婚が2021年11月。

 事情を知る人たちが多くを語ろうとしないので、なにがあったのかよくわかりませんが、アレクサンダー殿下は後継から外れるという観測は一致しています。

 これにより、継承順位を考えればカール・フリードリヒ殿下の長弟アルプレヒト殿下、次弟フェルディナント殿下、フェルディナント殿下の長男アロイス殿下、次男フィデリス殿下、となります。
 仮に年長順に亡くなるとした場合、弟二人が相続していくと相続税が多額になるため、甥のアロイス殿下が直接継ぐという見込みもあります(一家はベルリン在住だと思います)。

 それにしても……。
 分家の(旧)ルーマニア王室の故ミハイ1世に男子がおらず、君主政の復活を望む人々の一部から本家筋のホーエンツォレルン公室から後継者を指名してほしいという要望が出ていた(らしい)のが1990年代。
 その時にはホーエンツォレルン公室は男子が多いため、そのような発想もあったのでしょうが、気づけば若い世代の継承可能な男子は、上記のアロイス殿下とフィデリス殿下の他には二人の はとこ のニコラス殿下の、未婚の三人という状況です。

 また、上記の(旧)ルーマニア王室絡みの話ですが、1938年のルーマニア王国憲法によれば、王室の男系男子が途絶えたときはホーエンツォレルン公室から後継者を迎えることになります。これはルーマニア側から人物を指名するのではなく、年長系統から優先、従って当主から順になりますが、本人が拒否すればその人物は対象になりません。
 カール・フリードリヒ殿下がルーマニアに興味がないと明言しているので(文書をルーマニアに出したわけではないので有効ではないかもしれませんが)その場合、次の候補者はアレクサンダー殿下となります。
 今回の結婚により、アレクサンダー殿下がホーエンツォレルン公室から外れるのか否かがまだよくわかりません。が、そもそもホーエンツォレルン公室のメンバーであることを条件にしていないようにも読める(書かなくても当然という前提かもしれませんが)ので、どうなるのかまったくわかりません。

スペイン王フェリペ6世陛下が、チリ大統領セバスティアン・ピニェラ・エチェニケ閣下と会見(2021年9月)

 2021年9月7日、スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)は、同国を公式訪問したチリ共和国大統領セバスティアン・ピニェラ・エチェニケ閣下(His Excellency Mr Sebastián Piñera Echenique)と会見しました。

 大統領は欧州連合【EU】との経済協定の締結を進めるのが主目的で、欧州各国を訪問予定のようです。

 午餐会(昼食会)が催され、スペイン王妃レティシア陛下(Queen Letizia : Her Majesty The Queen of Spain)も臨席しています。

 

 (スペイン語:スペイン王室 公式サイト)Inicio – Actividades y Agenda – Encuentro con Su Excelencia el Presidente de la República de Chile, Sebastián Piñera, con motivo de su Visita Oficial a España
 (スペイン語:スペイン王室 公式サイト)Inicio – Actividades y Agenda – Almuerzo con Su Excelencia el Presidente de la República de Chile, Sebastián Piñera, con motivo de su Visita Oficial a España

 

casarealtv(スペイン王室 公式チャンネル):
Su Majestad el Rey recibe a Su Excelencia el Presidente de la República de Chile, Sebastián Piñera – YouTube

 

午餐会(長い映像)/
casarealtv(スペイン王室 公式チャンネル):
Almuerzo con su Excelencia el Presidente de la República de Chile, Sebastián Piñera – YouTube

 

午餐会/
casarealtv(スペイン王室 公式チャンネル):
SS.MM. los Reyes ofrecieron un almuerzo en honor del Presidente de Chile – YouTube

 

午餐会でのフェリペ6世陛下のスピーチ/
casarealtv(スペイン王室 公式チャンネル):
Palabras de S.M. el Rey en el almuerzo en honor del Presidente de Chile – YouTube

 

Casa de S.M. el ReyさんはTwitterを使っています 「🔴📡#ENVIVO | Almuerzo en honor del presidente de la República de Chile, Sebastián Piñera, con motivo de su Visita Oficial a España @presidencia_cl @Minrel_Chile @MAECgob https://t.co/fUsymeIP9l」 / Twitter

 

Casa de S.M. el ReyさんはTwitterを使っています 「El Rey recibe en el Palacio de la Zarzuela al presidente de la República de Chile, Sebastián Piñera, con motivo de su Visita Oficial a España. ➡️https://t.co/OwN3NUK0vl https://t.co/MIAfBpGWk9」 / Twitter