南アフリカ共和国に長期滞在中のモナコ公妃シャルレーヌ殿下が入院したとの報道(2021年9月)容態は安定

 2021年9月1日、南アフリカ共和国に長期滞在中のモナコ公妃シャルレーヌ殿下(Her Serene Highness Princess Charlene of Monaco)は突然倒れ、病院に運ばれ、偽名で入院した模様です。
 記事によれば、容態は安定しているということです。

 シャルレーヌ妃殿下は今年の初めごろから同共和国に滞在しており、疾病や治療の話が出、またあまりに長い滞在から「モナコに帰りたくないのでは」「離婚間近なのでは」という予測まで飛び出していました。

 8月にはアルベール2世殿下と両殿下の子供たちによる訪問があり、早い帰国があるとまでコメントされた矢先に今回の突然の転倒が起き、夫婦仲はともかくとしても、体調の方は本当に大丈夫なのかと思われてきますが……。

 

 (英語)EXCLUSIVE | Princess Charlene admitted to Durban hospital after medical emergency | News24
 (英語)Princess Charlene of Monaco is 'stable' after being rushed to hospital in South Africa  | Daily Mail Online

リンク追加:
 モナコ公妃、南アで倒れ搬送 現在の容体は安定 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News

訃報(2021年9月1日):ブルボン=パルマ公女セシル【セシリア】殿下が薨去(1935~2021)カルリスタのポブレー女伯爵

 2021年9月1日、ブルボン=パルマ公女セシル【セシリア】殿下(Her Royal Highness Princess CécileCecilia】 of Bourbon-Parma)がフランスのパリで薨去したようです。
 1935年4月12日生まれの86歳。
 同殿下の弟で、カルリスタの伝統的な勢力の指導者であるシクスト・エンリケ公子殿下が Facebook で訃報を投稿しています。

 ブルボン=パルマ家の本流はスペインのカルリスタの男系男子が絶えた後、スペイン王室を称するようになっており、セシル殿下はポブレー女伯爵(Countess of Poblet)に叙されていたようです。
関連:
 インタビュー記事(スペイン語):カルリスタのスペイン王として、パルマ公カルロス殿下(オランダ王室近親)がインタビューを受ける(2020年11月)

 

 

 

関連:
 (姉の訃報)訃報(2020年3月26日)ブルボン=パルマ公女マリー・テレーズ殿下が薨去。新型コロナウイルス感染。メディアでは「スペインのマリア・テレサ王女」との表記も

宗教婚予定?(2021年9月12日?):ロスティスラフ・ロマノフ公子殿下夫妻がロシア正教会の宗教婚をパリでおこなう予定との情報

注意)まだ本当のことかわかりません。

追記(2021年9月8日):
 ロスティスラフ・ロマノフ公子殿下自身から発出されたというプレスリリースが出ているようです(どこか信頼できる場所が掲載したらリンクします)。

 それによりますと。下記の宗教婚の情報通りで、気になる点として自身への敬称に(His Imperial Highness)を使用しています。
追記:ロシア帝室の Prince は、大公:Grand Duke よりも皇帝からの親等が遠い人物の称号であり、敬称はモナコやリヒテンシュタインと同じく Serene Highness です(その後、 Highness が使用されているケースはあります)。よって、ロシア帝室の一員として Prince を称するとしても、 Imperial Highness の使用は変な話であり、日本語に訳す場合も面倒になります(Serene Highness であれば 公子 などの下格の称号に訳しておくほかありませんが、 Imperial Highness であれば 皇子 と訳すのが適切になるでしょう。しかしそもそもの Prince という称号には変更がおこっていません。これは Prince を訳し分けようとすることに限界というか無理があることによります)。

 また、前日の夕食会にフランス共和国駐箚ロシア連邦特命全権大使アレクセイ・メシュコフ閣下(Aleksey【Alexey】 Meshkov)が参列予定と記載されています。

関連:
 二つの結婚式を前に、ロシア帝室ロマノフ家の争いは終わっていないと思わされる記事(2021年9月)

 

 ロシアの君主政支持者のサイト「The Russian Legitimist」が記事にしているところによりますと、フランス共和国パリのキリスト教/東方正教会/ロシア正教会関係者から、ロシア帝室ロマノフ家の貴賤結婚の男系男子ロスティスラフ・ロスティスラヴォヴィチ・ロマノフ公子殿下(His Highness Prince Rostislav Rostislavovich Romanov【Romanoff】)が、パリの聖アレクサンドル・ネフスキー大聖堂で宗教婚を予定しているとの情報が入ったとのことです。

※同記事では夫妻の結婚日を2020年10月としていますが、最も早く情報として出たのが2019年10月です。今回の記事が不正確なだけかもしれませんが、夫妻の結婚の情報に関して疑義を持っている人もいます。たださすがに宗教婚をおこなうのに民事婚はおこなわないということはないでしょう。
追記(2021年9月8日):
 上記の公式のプレスリリースで2019年10月と出ています。

 同サイト「The Russian Legitimist」は、マリヤ女大公殿下とその子息ゲオルギー大公殿下をただ二人の帝室構成員として支持するところです。ロスティスラフ・ロマノフをロマノフ家の男系男子としてはいるものの、貴賤結婚の子孫であり、帝室のメンバーではなく、ロシア帝位継承権を持っているとはしていません。
 今回の情報に「もし情報が正しいなら祝意を送りたい」としていますが、おそらくは当惑していることでしょう。
 というのも、ゲオルギー大公殿下とレベッカ・ベッタリーニ嬢の民事婚が9月24日におこなわれる予定となっており、続いて10月1日に宗教婚がおこなわれる予定となっています。その直前に別のロマノフ家関連の人物が宗教婚をおこなうという事態だからです。

 なお、記事中では言及はありませんが、パリの聖アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、正確にはロシア正教会の管轄権下で自治的な権限を行使する「西欧ロシア正教会大主教区」の聖堂です。
 同大主教区は、2018年までコンスタンティノープルの管轄権下にあり、反ロシア正教会モスクワ総主教庁の人々も含んでいましたが、同年コンスタンティノープルから一方的に廃止を通告され、親ロシア正教会およびコンスタンティノープルに反発した人々を中心に2019年にロシア正教会の管轄権下に移りました(他の道を選んだ人々もいます)。
 同大主教区は英国にも管轄区域があり(そのある程度の部分は離脱してしまいましたが)、ロスティスラフ・ロマノフ公子殿下夫妻が英国在住であることも今回の件に関係しているのでしょう。

※繰り返しますが、宗教婚の話が本当であればです。

 

 (英語)Rostislav and Foteini Romanoff, relatives of the Imperial House, to celebrate Orthodox Ceremony in Paris — The Russian Legitimist

Sources close to the Russian Orthodox Church in Paris have informed us that Rostislav Romanoff, whose grandfather was a member of the Russian Imperial House, is to marry the former Foteini Georgeante in an Orthodox ceremony at the St. Alexander Nevsky Cathedral in Paris on September 12. If this report is accurate, The Russian Legitimist sends the newlyweds its best wishes on their religious marriage. The couple’s civil wedding occurred in October 2020 in the United Kingdom.

 

関連(?):
 英国在住のロスティスラフ・ロマノフ公子殿下が所有する家への道路を舗装しようとしたところ、近隣の農場主(牧場主?)から「うちの所有地を含んでいる」「村一番の嫌われ者」「環境破壊者」「ロシアへ帰れ」などと妨害され訴訟とのこと(2019年9月)

葬儀(2021年8月28日):リヒテンシュタイン公妃マリー殿下の葬儀(国葬)。前スペイン王妃、元オーストリア大統領、元スイス大統領らが参列

 2021年8月28日、リヒテンシュタイン公国では、8月21日に薨去したリヒテンシュタイン公妃マリー殿下(Marie : Her Serene Highness The Princess of Liechtenstein : キンスキー・フォン・ヴヒニッツ・ウント・テッタウ伯爵女マリー : Countess Marie Kinsky of Wchinitz and Tettau)の葬儀(国葬)がおこなわれました。

※参列者後述

 

ライブ映像(2時間8分ほど)/
Vaterland TV:
Trauergottesdienst für Fürstin Marie – YouTube

 

 (ドイツ語)Verstorbene Fürstin Marie in Vaduzer Kathedrale aufgebahrt – Liechtenstein – Liechtensteiner Volksblatt, die Tageszeitung für Liechtenstein
 (ドイツ語)Fürstin Marie mit allen Ehren und Würden beigesetzt – Liechtenstein – Liechtensteiner Volksblatt, die Tageszeitung für Liechtenstein
 (写真:174枚)Liechtensteiner Vaterland – Fotogalerien – Vaterland online

 

参列者(後で追記します):
 キリスト教/ローマ・カトリック教会/ファドーツ大司教

リヒテンシュタイン公室/
 リヒテンシュタイン公ハンス=アダム2世殿下(Hans-Adam II : His Serene Highness The Prince of Liechtenstein)
 リヒテンシュタイン公国国家元首代行のリヒテンシュタイン公世子アロイス殿下(アロイス皇太子アロイス摂政Alois : His Serene Highness The Hereditary Prince of Liechtenstein : His Serene Highness The Prince Regent of Liechtenstein)とリヒテンシュタイン公世子妃ゾフィー殿下(Sophie : Her Royal Highness The Hereditary Princess of Liechtenstein, Countess of Rietberg : バイエルン王女、バイエルン公女 : Her Royal Highness Duchess Sophie in Bavaria, Princess of Bavaria)
  リヒテンシュタイン公子ヨーゼフ・ヴェンツェル殿下(His Serene Highness Prince Joseph Wenzel of Liechtenstein)
  リヒテンシュタイン公女マリー=カロリーネ殿下(Her Serene Highness Princess Marie-Caroline of Liechtenstein)  
  リヒテンシュタイン公子ゲオルク殿下(His Serene Highness Prince Georg of Liechtenstein)
  リヒテンシュタイン公子ニコラウス殿下(His Serene Highness Prince Nikolaus of Liechtenstein)
 リヒテンシュタイン公子マクシミリアン殿下(His Serene Highness Prince Maximilian of Liechtenstein)とリヒテンシュタイン公子妃アンゲラ殿下(Her Serene Highness Princess Angela of Liechtenstein)
  リヒテンシュタイン公子アルフォンス殿下(His Serene Highness Prince Alfons of Liechtenstein)
 リヒテンシュタイン公子コンスタンティン殿下(His Serene Highness Prince Constantin of Liechtenstein)とリヒテンシュタイン公子妃マリア殿下(Her Serene Highness Princess Maria of Liechtenstein)
  リヒテンシュタイン公子モーリッツ殿下(His Serene Highness Prince Moritz of Liechtenstein)
  リヒテンシュタイン公女ゲオルギーナ殿下(Her Serene Highness Princess Georgina of Liechtenstein)  
  リヒテンシュタイン公子ベネディクト殿下(His Serene Highness Prince Benedikt of Liechtenstein)
 リヒテンシュタイン公女タチアナ殿下(Her Serene Highness Princess Tatjana of Liechtenstein)と夫のフィリップ・フォン・ラートトルフPhilipp von Lattorff

 リヒテンシュタイン公女マリア・ピア殿下(Her Serene Highness Princess Maria Pia of Liechtenstein : マリア・ピア・コートバウアーMaria Pia Kothbauer

 ユーゴスラビア王子妃【セルビア王子妃】/リヒテンシュタイン公女バルバラ殿下(Her Royal Highness Princess Barbara of Yugoslavia / Serbia)

 リヒテンシュタイン公子シュテファン殿下(His Serene Highness Prince Stefan of Liechtenstein)

スペイン王室/
 前スペイン王妃ソフィア陛下(Her Majesty Queen Sofía of Spain)

モナコ公室(兼・旧ハノーファー王室)/
 ハノーファー公妃/モナコ公女カロリーヌ殿下(Princess Caroline of Monaco : Her Royal Highness The Princess of Hanover)

ルクセンブルク大公室/
 ルクセンブルク大公子ギヨーム殿下(His Royal Highness Prince Guillaume of Luxembourg)と大公子妃シビラ殿下(Her Royal Highness Princess Sibilla of Luxembourg):

(旧)バイエルン王室/
 バイエルン王室当主/ヴィッテルスバッハ家当主のバイエルン公フランツ殿下(Franz : His Royal Highness The Duke of Bavaria : フランツ・ヘルツォーク・フォン・バイエルンFranz Herzog von Bayern : ジャコバイトのイングランド王・スコットランド王・フランス王・アイルランド王フランシス2世陛下 : His Majesty King Francis II of England, Scotland, France and Ireland)
 バイエルン公(in)マックス・エマヌエル殿下(His Royal Highness Duke Max Emanuel in Bavaria, Prince of Bavaria)とバイエルン公妃(in)エリザベート殿下(Her Royal Highness Duchess Elizabeth in Bavaria, Princess of Bavaria)

(旧)オーストリア帝室(ハプスブルク家)/

(旧)ヴュルテンベルク王室/
 ヴュルテンベルク公子妃マリー・カロリネ殿下(バイエルン公女 : バイエルン王女 : Her Royal Highness Duchess Marie Caroline of Württemberg, Duchess in Bavaria, Princess of Bavaria)

オルレアンス=ボルボン家(オルレアンス=ガリエラ家)/
 アルバロ・ハイメ・デ・オルレアンス=ボルボン氏(Álvaro Jaime de Orleans-Borbón)と娘のエウラリア・デ・オルレアンス=ボルボン嬢(Eulalia de Orleans-Borbón

ケーニッヒセック=アウレンドルフ家/
 ケーニッヒセック=アウレンドルフ伯世子フィリップ殿下(Philipp : His Illustrious Highness The Hereditary Count of Königsegg-Aulendorf : フィリップ・エルプグラーフ・ツー・ケーニッヒセック=アウレンドルフPhilipp Erbraf zu Königsegg-Aulendorf

その他/
 アラン・ベルセ(元スイス連邦大統領 : Alain Berset
 ハインツ・フィッシャー(元オーストリア共和国大統領Heinz Fischer)夫妻

誕生(2021年8月3日):ジョアシャン・ミュラ公子殿下。ポンテコルヴォ公夫妻の第一子・長男。ミュラ公の孫。ナポリ王ジョアシャン・ミュラとカロリーヌ・ボナパルトの子孫

 2021年8月3日、ジョアシャン・ミュラ公子殿下(His Highness【His Royal Highness】 Prince Joachim Murat)が誕生したという情報が出ています。

 

 

 この情報によると、ジョアシャン・ジョルジュ・ロラン・ナポレオンJoachim Georges Laurent Napoléon)と名付けられたようです。

 ポンテコルヴォ公ジョアシャン・ミュラ殿下(His Highness【His Royal Highness】 Prince Joachim Murat, Prince of Pontecorvo)とヤスミン妃殿下(Princess Yasmine)の第一子・長男です。
 ポンテコルヴォ公は第8代ミュラ公ジョアシャン・ミュラ殿下の継嗣で、ナポリ王ジョアシャン・ミュラとフランス皇帝ナポレオン1世の妹カロリーヌ・ボナパルトの子孫。
 今回生まれた男子が、将来的に同家の継承者となります。

 

⚠👑🇫🇷 EXCLUSIF : Les photos du prince… – Frederic de Natal | Facebook
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