訃報(2024年12月16日):ヴァルデック=ピルモント公ヴィッテキント殿下が薨去(1936~2024)ヘッセン州首相ボリス・ライン閣下が弔意を表明

 2024年12月16日、ヴァルデック=ピルモント公ヴィッテキント殿下(Wittekind : His Serene Highness The Prince of Waldeck and Pyrmont : ヴィッテキント・フュルスト・ツー・ヴァルデック・ウント・ピルモントWittekind Fürst zu Waldeck und Pyrmont)が薨去しました。
 1936年3月9日生まれの88歳。

 1967年よりヴァルデック=ピルモント公室の当主となり、史跡の保存などに力を尽くしました。
 2000年にドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章しています。

 薨去に伴い、長男のカール=アントン公世子殿下(Carl-Anton)が地位を継承。

 また、ヘッセン州首相ボリス・ライン閣下(His Excellency Boris Rhein)が弔意を表明。

 

 (ドイツ語:ヘッセン州首相官邸 公式サイト)„Wir trauern um eine herausragende Persönlichkeit“ | hessen.de

XユーザーのBoris Rheinさん: 「Wittekind Fürst zu Waldeck und Pyrmont hat sich mit viel Engagement dafür eingesetzt, das kulturelle Erbe zu bewahren und seine Heimat zu stärken. Hessen verliert einen prägenden Charakter, der nicht nur die Region, sondern das gesamte Land geprägt hat.」 / X

訃報(2024年12月30日):旧ザンジバル・スルタン【国王】ジャムシード・ビン・アブドッラー陛下が崩御(1929~2024)

 2024年12月30日、旧ザンジバル・スルタン【国王】 “サイイド”・ジャムシード・ビン・アブドッラー・アル・サイード陛下(His Majesty Sultan Sayyid Jamshid bin Abdullah Al Said, Sultan of Zanzibar)が崩御したようです。
 1929年9月16日生まれの95歳。

 1964年のザンジバル革命により亡命し、その後は英国に居住、2020年には同族が統治するオマーン国への入国が認められていました。
 記事のひとつによれば、2025年1月9日から Isles(諸島)へ戻る準備をしている最中であったようです。この Isles がザンジバルのことであれば、タンザニアやザンジバル自治政府の了解がありそうですが、探してみたところ、情報が見つかりませんでした(もし状況が判明したら追記します)。

 崩御に伴い、スルタン位の継承者は、長男の “サイイド”・アリー・ビン・ジャムシード・アル・サイードSayyid Ali bin Jamshid Al Said)となりそうです。

 

 (英語)Last Sultan of Zanzibar, Sayyid Jamshid bin Abdullah Al Said dies at 95 in Oman – Daily News

XユーザーのDaily News Tanzaniaさん: 「MUSCAT: The last Sultan of Zanzibar, Sayyid Jamshid bin Abdullah Al Said,  passed away on Monday, at Sultan Qaboos Hospital in Muscat, Oman, at the age of 95. Read more on:- https://t.co/f0fUKVJt4O https://t.co/5biakS4FOQ」 / X

 

 (英語)Last reigning Sultan of Zanzibar Sayyid Jamshid bin Abdullah dies at 95 years old in Oman | The Citizen
 (英語)Jamshid bin Abdullah, the last Sultan of Zanzibar, passes away at 95

訃報(2024年12月4日):ホーエンツォレルン公子妃/スウェーデン王女ビルギッタ殿下が薨去(1937~2024)スウェーデン王カール16世グスタフ陛下の次姉

 2024年12月4日、ホーエンツォレルン公子妃/スウェーデン王女ビルギッタ殿下(Her Royal Highness Princess Birgitta of Sweden, Princess of Hohenzollern : ビルギッタ・プリンツェッシン・フォン・ホーエンツォレルン、プリンツェッシン・フォン・シュヴェーデンBirgitta Prinzessin von Hohenzollern, Prinzessin von Schweden)が、スペインのマヨルカ島で薨去したようです。
 1937年1月19日生まれの87歳。

 スウェーデン王カール16世グスタフ陛下の次姉で、ホーエンツォレルン公子ヨハン・ゲオルク殿下に嫁ぎました。
 婚姻後もスウェーデン王室の称号を保持。

 カール16世グスタフ陛下は、12月5日に王宮での半旗掲揚を指示。

 

 (英語:スウェーデン王室 公式ウェブサイト)HRH Princess Birgitta has passed away | Kungahuset

 (スウェーデン語:スウェーデン王室 公式ウェブサイト)Kommuniké från H.E. Riksmarskalken | Kungahuset
 (スウェーデン語:スウェーデン王室 公式ウェブサイト)H.K.H. Prinsessan Birgitta har avlidit | Kungahuset
 (スウェーデン語:スウェーデン王室 公式ウェブサイト)Uttalande av H.M. Konungen med anledning av H.K.H. Prinsessan Birgittas bortgång | Kungahuset

 

Instagram

 

追記:
 ホーエンツォレルン公カール・フリードリヒ殿下のコメントなどを含む記事/
 (ドイツ語)Tod der Prinzessin: Der Fürst erinnert sich an Traumhochzeit

訃報(2024年11月10日):インド君主諸家/第76代メーワール王位継承者マヘンドラ・シング・メーワール殿下が薨去(1941~2024)モディ首相、ラージャスターン州首相らが弔意を表明

 2024年11月10日、インドの第76代メーワール王位継承者マヘンドラ・シング・メーワール殿下(His Highness Maharana Mahendra Singh Mewar, 76th Maharana of Mewar)が薨去しました。
 1941年2月24日生まれの83歳。

 インド首相ナレンドラ・モディ閣下(The Honourable Mr Narendra Modi)、ラージャスターン州の首相バジャンラル・シャルマ閣下(The Honourable Shri Bhajanlal Sharma)らが弔意を表明しています。

 今回、薨去したマヘンドラ殿下は、亡父バグワット殿下が長男であるマヘンドラ殿下の諫言を嫌い、遺産(宮殿二つを含む)を次男であるアルヴィンド・シング・メーワール王子(Arvind Singh Mewar)らが受け取るように指定したため、アルヴィンド王子が後継を主張し、継承問題が起こっています。
 ただ、モディ首相らが今回弔意を表明したように、マヘンドラ殿下がメーワール王位継承者であることは、インド国内において、それなりに幅広い合意がえられていると思ってよいでしょう。

 薨去に伴い、子息のヴィシュヴァラジュ・シング・メーワール王子(Vishvaraj Singh Mewar)が、第77代メーワール王位継承者となります。
 父と同じく議員のようです。

 

 (英語)Royal family member Mahendra Singh Mewar dies at 83, PM Modi offers condolences | Latest News India – Hindustan Times

 

Maharana Mahendra Singh Mewar(@theroyalfamilyofmewar) • Instagram写真と動画

 

州首相が弔意を表明/
ANI News:
Rajasthan CM Bhajanlal Sharma pays tribute to erstwhile Royal family member Mahendra Singh Mewar – YouTube

訃報(2024年11月8日):(旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系統のブラジル皇太子アントニオ殿下が薨去(1950~2024)当主ベルトラント殿下の弟

 2024年11月8日、(旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系統のブラジル皇太子/オルレアン=ブラガンサ公子アントニオ殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Antonio of Orleans-Bragança, The Prince Imperial of Brazil : ドンアントニオ・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサDom Antônio de Orleans e Bragança)が薨去したと発表されました。
 1950年6月24日生まれの74歳。

 アントニオ殿下は、当主であるベルトランド殿下の弟で、(旧)ブラジル帝位継承順位第一位でした。
 薨去に伴い、子息のラファエル殿下(ハファエル殿下)が第一位となります。グラン=パラ公(Prince of Grão-Pará)となっていたラファエル殿下の称号がどうなるかは不明。

 

XユーザーのCasa Imperial do Brasilさん: 「Cumprimos o doloroso dever de comunicar o falecimento de Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Imperial do Brasil, Dom Antonio de Orleans e Bragança. https://t.co/G4mPcuBl6v」 / X

 

XユーザーのCasa Imperial do Brasilさん: 「Comunicado sobre as Exéquias de Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Imperial do Brasil, Dom Antonio de Orleans e Bragança (1950-2024). https://t.co/OeIHmQXVWu」 / X

 

XユーザーのMonarquia Brasilさん: 「Faleceu nesta manhã, aos 74 anos, Dom Antonio João Maria José Jorge Miguel Gabriel Rafael Gonzaga de Orleans e Bragança, o Príncipe Imperial e segundo na linha sucessória. Dom Antonio, morava no Rio de Janeiro e deixou a Princesa Christine de Ligne tiveram quatro filhos – o https://t.co/GpORjNUE47」 / X

 

 (英語)Royal Musings: HRH Prince Antonio de Orleans-Braganza (1950- -2024)