国の重要文化財・洋館「旧前田家本邸」の整備終了記念式典に加賀前田家第18代当主 前田利祐 氏が臨席(2018年10月)祖父の 前田利為 侯爵の邸宅

 2018年10月23日、東京都目黒区の区立駒場公園にある国の重要文化財・洋館「旧前田家本邸」(旧前田邸)の整備終了記念式典に、加賀前田家第18代当主前田利祐氏(まえだ としやす)が臨席したようです。
 同邸は、祖父の前田利為侯爵(まえだ としなり)の居館として建設されたもの。
 27日から一般公開ということです。

 

 昭和初期の面影よみがえる 旧前田家洋館改修完成 – 産経ニュース
 昭和の侯爵居宅を復元 重文「旧前田家本邸」洋館改修終了 – 産経ニュース

完成し23日、元加賀藩主・前田家18代当主の前田利祐(としやす)氏(82)らが出席し記念式典が開かれた。

 前田家16代の利為(としなり)侯爵の居宅として昭和4(1929)年に建設

小学2~3年生当時、ここで過ごしたという前田氏は「祖父母と過ごしていたころと雰囲気は同じ。よくここまで復元できた」と感心

 

追記:
 記事をもうひとつリンク。

 東京新聞:「旧前田家本邸洋館」往時の輝き再び 復元工事完了、27日から公開:東京(TOKYO Web)

 前田利家から数えて十八代当主の前田利祐(としやす)さん(82)=目黒区=は、「小学二年生から約二年間住み、書斎にいる祖父に『おはよう』とあいさつをしていた。壁紙からじゅうたんから、昔とほとんど同じ。お礼を申し上げたい」と話した。

一九二九(昭和四)年、十六代当主の利為の居宅として建てられ、現在は東京都の所有。

 

歴史文化講演会「戊辰戦争 会津藩と徳川幕府」:会津松平家第14代当主 松平保久 氏、庄内酒井家第18代当主 酒井忠久 氏、伊達宗家第34代当主 伊達泰宗 氏、二本松丹羽家第18代当主 丹羽長聰 氏、米沢上杉家第17代当主 上杉邦憲 氏、盛岡南部家第46代当主 南部利文 氏らがパネル討論(2018年10月)徳川宗家第18代当主の 徳川恒孝 氏は講演

 2018年10月21日、福島県会津若松市の会津大学で、歴史文化講演会「戊辰戦争 会津藩と徳川幕府」が開催されたようです。

 パネル討論では、
 会津松平家第14代当主松平保久(まつだいら もりひさ)氏、
 庄内酒井家第18代当主酒井忠久(さかい ただひさ)氏、
 伊達宗家第34代当主/仙台藩主伊達家第18代当主伊達泰宗だて やすむね)氏、
 二本松丹羽家第18代当主丹羽長聰氏(にわ ながとし)、
 米沢上杉家第17代当主上杉邦憲うえすぎ くにのり)、
 盛岡南部家第46代当主南部利文氏(なんぶ としふみ)、
 らが登壇。

  徳川宗家第18代当主徳川恒孝氏(とくがわ つねなり)は講演を行った模様。

 

 会津と各藩「義」貫く 先人の努力継承を、若松で歴史文化講演会:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet

 約450人が来場した。会津松平家14代当主の松平保久(もりひさ)氏(64)、庄内酒井家18代当主の酒井忠久氏(72)、仙台伊達家18代当主の伊達泰宗氏(59)、二本松丹羽家18代当主の丹羽長聰(ながとし)氏(74)、米沢上杉家17代当主の上杉邦憲氏(75)、盛岡南部家46代当主の南部利文氏(48)が登壇し、在京の会津出身者でつくる「会津会」会長の柳沢秀夫氏(65)が加わった。進行役は漢字文化振興協会の白石宗靖(むねはる)常務理事・事務局長(85)が務めた。

 松平氏は「戊辰戦争は明確な侵略戦争。民に塗炭の苦しみを与えることが分かっていて、なぜ推し進めたのか理解できない」と指摘

 討論に先立ち、徳川宗家18代当主で徳川記念財団理事長の徳川恒孝(つねなり)氏(78)が「江戸時代に築かれた日本の基礎」の題で講演

 

仙台藩第4代藩主(伊達宗家第20代当主) 伊達綱村 の300回忌にあわせて制作された顕彰碑が完成。伊達宗家第34代当主 伊達泰宗 氏が除幕式に臨席(2018年10月)

 2018年10月20日、塩竈市【塩釜市】の鹽竈神社で、仙台藩第4代藩主伊達綱村だて つなむら)の300回忌にあわせて制作された顕彰碑の除幕式がおこなわれました。
 伊達宗家第34代当主/仙台藩主伊達家第18代当主伊達泰宗だて やすむね)氏が除幕式に臨席し、祝辞を述べたようです。

 

 伊達綱村の顕彰碑 完成…塩釜神社で除幕式 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

仙台藩の4代藩主・伊達綱村の300年遠忌に合わせて制作された顕彰碑が完成し、20日、塩釜市の塩釜神社で除幕式が行われた。

仙台伊達家18代当主の伊達泰宗さん(59)が書いた「報恩」の文字が刻まれた。

除幕式に参加した泰宗さんは「この顕彰碑は、訪れた多くの方が郷土づくりを学ぶ未来への道しるべとなるでしょう」と祝辞

 

「明治維新150年記念 平成の薩長土肥連合情報発信会~いまこそ、維新伝心の旅へ~」が開催(2018年10月)西郷、楫取、坂本、江藤新平子孫など臨席

 2018年10月6日に、東京国際フォーラムにて、幕末・維新をテーマとした広域観光プロジェクト「平成の薩長土肥連合」は、「明治維新150年記念 平成の薩長土肥連合情報発信会~いまこそ、維新伝心の旅へ~」を開催したようです。

 

 明治維新150年記念 平成の薩長土肥連合情報発信会~いまこそ、維新伝心の旅へ~|山口県のプレスリリース

【 第2部 「維新伝心の旅」のススメ 】

<4県ゆかりの偉人の御子孫>
鹿児島県:西郷 隆太郎様(西郷隆盛本家直系五代目御当主)
山口県: 楫取 能彦様(楫取家五代目御当主)
高知県: 坂本 匡弘様(郷士坂本家十代目御当主)
佐賀県: 金子 圭子様(江藤新平玄孫)

 

 上記、御当主とありますが、先代(というか父=当代というか)が存命の可能性があります(西郷家は9月末に講演しています)。

 西郷隆太郎氏の高祖父が西郷隆盛さいごう たかもり)です(父の薩摩西郷家第4代当主西郷吉太郎氏が講演:2018年9月30日)。

 楫取能彦氏は、楫取素彦男爵(かとり もとひこ)の子孫かと思いますが、系譜など確認していません。

 郷士坂本家坂本匡弘氏については、家としては坂本龍馬の父直足~兄直方権平】~の系統で、血統としてはその兄と、それからそれとは別に龍馬の姉千鶴の血を引いているのではないかと思います(おそらく父の郷士坂本家第9代当主 坂本登 氏が、「龍馬」の名前を冠した日本酒「極印龍馬」の発表会に臨席:2015年11月)。

 

 当主だけなく継嗣についても「~代目当主」と表記するのを日本のメディアなどでは割とよく見かけますが、これは「『後継がもし先に亡くなったら』などという縁起でもないことは考えてはいけない」という発想から来ているのだろうかと首をひねっています。
 「~代」や「~世」だけ(当主とは書かない)なら間違いともいえませんが、それは子孫全員主張できることではないかという気もします。

 

追記:
 ほかにも記事を見かけたのでリンクしておきます。

 平成の薩長土肥連合、4県知事が観光アピール!作家・和田竜氏、「脚本を書くなら、江藤新平」|ニュース&エンタメ情報『めるも』

鹿児島県は、西郷隆盛本家直系五代目御当主 西郷隆太郎さん。お勧め観光地として、国内最後の戦争『西南の役』の最後の地。西郷隆盛と西南の志士たちの魂が眠っている「南洲神社」を挙げた。

山口県は、楫取(かとり)素彦御子孫五代目御当主 楫取能彦さん。お勧め観光地として、吉田松陰の志を引き継いで闘ったのが楫取(かとり)であり、師の娘・2人(うちひとりは、2015年NHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演のの井上真央が演じた文[のちの美和子])と結婚したということから、「松下村塾」を挙げた。

高知県は、郷士坂本家十代目御当主 坂本匡弘さん。長男・権兵衛の直系。お勧め観光地としては、銅像もあり、龍馬とは切っても切れない「桂浜」。また、「龍馬の精神は自分を捨てても人のために尽くすこと。いまは薄れてきているので、昔はあった人のために尽くすということを残してほしい」と、切望した。

佐賀県は、江藤新平玄孫 金子圭子さん。お勧め観光地として、「万部島」「万部島横のクリーク(水路)」を挙げた。

 

土佐藩主山内家が、名刀「大兼光(太刀 今村兼光)」を高知県に寄贈とのこと(2018年10月)

 土佐藩主山内家が、名刀「大兼光(太刀 今村兼光)」を高知県に寄贈したとのことです。

※こういったものの名前は、やたらと長い正式名称(?)があったりしますが、最近では通称はもちろんのこと正式名称までご存じの方も結構いるのかもしれません。

 

 旧土佐藩主・山内家、名刀「大兼光」を寄贈 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 南北朝時代(14世紀)、備前国(現在の岡山県)の刀工・長船兼光が制作した「太刀 今村兼光」(重要文化財)が、江戸時代に土佐藩を治めた山内家から高知県に寄贈された。

 山内家は同じ長船兼光の手による別の名刀「太刀 一国兼光」を所蔵しており、土佐藩士だった今村長賀が明治になって「太刀 今村兼光」を山内家へ献上したという。その後、2004年に山内家19代当主の山内豊功氏から高知県へ寄託され、旧土佐山内家宝物資料館、高知県立高知城歴史博物館がそれぞれ保管していた。

一国兼光より5センチ程長いことから「大兼光」の通称で呼ばれている。

 

 すでに高知県に寄託されていたものが、今回寄贈された、という理解でいいのでしょうか。

 

 なお、高知城歴史博物館にて

 今年12月から開催予定の企画展「福を呼ぶ城博のお正月」で展示される予定。

 となっています。

 公式サイトには企画展のページがありましたが、(現時点では)詳細はまだありません:
 企画展 福を呼ぶ 城博のお正月 – 高知城歴史博物館