レーヴェンシュタイン=ヴェルトハイム=ローゼンベルク公女マリー殿下(Her Serene Highness Princess Marie of Löwenstein-Wertheim-Rosenberg : マリー・プリンツェッシン・ツー・レーヴェンシュタイン=ヴェルトハイム=ローゼンベルク : Marie Prinzessin zu Löwenstein-Wertheim-Rosenberg)とフリードリヒ・フォン・ラーエル氏(Friedrich von Laer)の結婚式の予定日が2018年5月5日となっています。
2018年1月9日、クヴァット=ヴィクラート=イスニー公妃/バイエルン王女シャルロッテ殿下(Her Royal Highness Princess Charlotte of Bavaria, Princess of Quadt-Wykradt-Isny : シャーロッテ・フュルスティン・フォン・クヴァット・ツー・ヴィクラート・ウント・イスニー : Charlotte Fürstin von Quadt zu Wykradt und Isny : シャーロッテ・プリンツェッシン・フォン・バイエルン : Charlotte Prinzessin von Bayern)が薨去したようです。
1931年5月30日生まれの86歳。
2018年1月5日、1960年の父パッペンハイム伯ルートヴィヒの薨去に伴ってパッペンハイム家の所領を継承していた、パッペンハイム伯女ウルズラ殿下(Her Illustrious Highness Countess Ursula of Pappenheim : ウルズラ・グレフィン・ツー・パッペンハイム : Ursula Gräfin zu Pappenheim)が薨去したようです。
1926年4月9日生まれの91歳。
薨去に伴い、地所は娘のレッケ=フォルマーシュタイン伯爵女・パッペンハイム伯女・エグロフシュタイン伯爵子夫人イニガ(Countess Iniga of Recke-Volmerstein-Pappenheim : イニガ・グレフィン・フォン・デル・レッケ=フォルマーシュタイン=グレフィン・ツー・パッペンハイム : Iniga Gräfin von der Recke-Volmerstein-Gräfin zu Pappenheim)が継承するようです。
2017年12月16日、デンマーク王女ベネディクテ殿下(Her Royal Highness Princess Benedikte of Denmark : ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公妃【未亡人】 : Princess of Sayn-Wittgenstein-Berleburg)は、後援している方々とクリスマス・パーティーを催したようです。
しかし、ロマノフ家当主ロシア女大公マリヤ殿下らに皇帝候補になるのを(婉曲的に)断られたので、ロマノフ家の血を引くライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下(His Serene Highness Prince Karl Emich of Leiningen)をキリスト教のルター派から東方正教会の信徒に改宗(洗礼名ニコライ・キリロヴィチ)させて皇帝候補として担いでいます(“ロシア皇帝ニコライ3世”)。
カール・エミッヒ殿下がなぜこんなことを承知したのかはっきりしたことはわかりませんが、お金に困っていてバコフ氏の献納するお金が欲しかったのか、あるいは二度目の結婚を貴賤結婚とされライニンゲンの跡継ぎからはずされたことで人生を見失ってしまったのか、そういうことであって、ぶっちゃけロシアの皇帝になりたいなどとは思ってないだろうと考えられています。
また、カール・エミッヒ殿下を候補として推すことの是非ですが、貴賤結婚による厳しい制限があったロシア帝室のルールと、その観点からの継承順位を考えるとまったくありえないことではない(ライニンゲン家を推す人もいる)のですが、本人の二度目・三度目の結婚が貴賤結婚だという問題があります(しかしそうだとしても最初の結婚からの長女であるライニンゲン公女ツェツィーリエ殿下(Her Serene Highness Princess Cäcilie of Leiningen)に権利があると考えることもできないことはないですけど)。
追記2:
なお、カール・エミッヒ殿下の子供たちにロシアの称号が併記されたのはまだ見たことがありません。 次の皇帝はどうするのか……。
ともあれ、バコフ氏は、“ニコライ3世”より敬称と称号をいただき、アントン・バコフ公閣下(His Serene Highness Prince Anton Bakov)および大法官(Archchancellor)となっています。もちろん、まじめに受け取る必要はないのですが、いい続ければ夢はかなうかもしれないので、いい続けるでしょう。