訃報(2025年2月1日):英国の第11代サンドウィッチ伯爵ジョン・モンタギュー閣下が薨去(1943~2025)

 2025年2月1日、英国のイングランド貴族、第11代サンドウィッチ伯爵ジョン・モンタギュー閣下(John Montagu, 11th Earl of Sandwich : The Right Honourable The Earl of Sandwich)が薨去したようです。
 1943年4月11日生まれの81歳。

 1999年貴族法以降も貴族院での議席を維持し、2024年に辞任。
 サンドウィッチチェーン店のアール・オブ・サンドウィッチ創業者の一人。

 薨去に伴い、長男のヒンチンブルック子爵ルーク・モンタギューLuke Montagu, Viscount Hinchingbrooke)が爵位を継承し、第12代サンドウィッチ伯爵となります。
 また、新伯爵の長男ウィリアム・モンタギューが新たにヒンチンブルック子爵の儀礼称号を帯びます。

 

 (英語)Family share heart-warming tribute to Earl of Sandwich | Dorset Echo

 (英語)Peerage News: The 11th Earl of Sandwich 1943-2025
 (英語)SANDWICH The Telegraph Announcements

 (英語:英国議会 公式ウェブサイト)Parliamentary career for The Earl of Sandwich – MPs and Lords – UK Parliament

英国の第18代ノーフォーク公爵エドワード・フィッツアラン=ハワード閣下が、携帯電話で通話しながら赤信号を通過しようとするなどの行為により6ヶ月の運転禁止(2022年9月)「運転禁止は国王戴冠式の準備に支障がある」などの訴えも却下

 第18代ノーフォーク公爵エドワード・フィッツアラン=ハワード閣下(Edward Fitzalan-Howard, 18th Duke of Norfolk : His Grace The Duke of Norfolk GCVO DL)が、携帯電話で通話しながら赤信号を通過しようとするなどの行為により6ヶ月の運転禁止となりました。
 すでにスピード違反などでそれなりの点数が出ている状態だったようです。

 

 (英語)Duke of Norfolk banned from driving – BBC News

The peer who organised the Queen’s funeral has been banned from driving for six months, despite claiming he needed his licence to arrange the King’s upcoming coronation.

He had hoped to avoid a ban by claiming “exceptional hardship”.

 ノーフォーク公爵は筆頭の公爵で最も格の高い貴族なので、エリザベス2世陛下の国葬にも携わったり、チャールズ3世陛下の戴冠式の準備にも関わったりしているわけですが、そのような特別に厳しい(?)状況があるので処分を見逃してくれるように(堂々と)要請しましたが、却下されました。運転禁止の他、罰金などを科されています。

 

追記:
 なお、いいわけというか理由として「妻と会話していた」と供述していたようですが、その時期には離婚していて独身(なお正式に離婚したのは8月で、事件は4月だったようなので、独身ではなかったようです)。
 さらに新たに別の女性との婚約発表もしました(別記事にするかどうか未定)。
 妻とは誰のことだったのかという、危険運転に比べればどうでもいいような疑問も生まれています(追記:4月の事件ということを考えると8月に離婚した前妻が妥当でしょうか)。

訃報(2022年9月21日):第18代ズーチ男爵(ズーチ・オブ・ハリングワース男爵)ジェームス・フランクランド閣下、卒去(1943~2022)

 2022年9月21日、英国のイングランド貴族/第18代ズーチ・オブ・ハリングワース男爵ジェームス・フランクランド閣下(James Frankland, 18th Baron Zouche of Haryngworth : ズーチ・オブ・ハリングワース卿 : Lord Zouche of Haryngworth)が卒去したようです。
 1943年2月23日生まれの79歳。

※今回知ったのですが、ズーチ男爵(Baron Zouche)ではなくズーチ・オブ・ハリングワース男爵(Baron Zouche of Haryngworth)が正確のようです。英国議会の公式サイトも「Lord Zouche of Haryngworth」と表記しています。
 (英語:英国議会 公式サイト)Parliamentary career for Lord Zouche of Haryngworth – MPs and Lords – UK Parliament

 

 18代男爵は、第12代フランクランド準男爵でもありました。
 どちらも子息のウィリアム・フランクランド閣下が継承することになります。
 また、今年誕生したウィリアム閣下の子息、トーマス・フランクランド閣下がその継嗣となります。

 

 (英語)ZOUCHE – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
 (英語)Peerage News: The 18th Baron Zouche 1943-2022

英国/一代貴族の男爵叙爵(2020年10月?日):ジョー・ジョンソン閣下がジョンソン・オブ・メリルボーン男爵に叙爵。英国首相ボリス・ジョンソン閣下の弟。ジョージ2世子孫

 英国の一代貴族として、ジョー・ジョンソン閣下(The Right Honourable Jo Johnson PC : ジョセフ・エドムンド・ジョンソンJoseph Edmund Johnson)がジョンソン・オブ・メリルボーン男爵(Baron Johnson of Marylebone)に叙爵されたようです。
 ジョンソン・オブ・メリルボーン卿閣下(The Right Honourable The Lord Johnson of Marylebone PC)という表記が(固い表記としては)用いられます。

 日付は2020年10月15日という情報もありますが、英国議会公式サイトでは10月12日に貴族院(上院)議員となっているように書かれています(時々なぜか日付が変わるサイトですが)。

 ジョンソン・オブ・メリルボーン男爵は、元・庶民院(下院)議員。
 英国首相ボリス・ジョンソン閣下(The Right Honourable Boris Johnson Hon FRIBA MP)の弟で、グレートブリテン王・アイルランド王ジョージ2世(ハノーファー選帝侯ゲオルク2世アウグスト)の子孫です。

 

 (英語:英国議会 公式サイト)Contact information for Lord Johnson of Marylebone – MPs and Lords – UK Parliament

 (英語)Peerage News: Joe Johnson's life peerage has been gazetted

 

誕生(2020年9月10日):オリンピア・スペンサー=チャーチル令嬢。英国の第12代モールバラ公爵の継嗣ブランドフォード侯爵夫妻の第一子・長女

 2020年9月10日に、オリンピア・アラベラ・キティー・スペンサー=チャーチル令嬢(Lady Olympia Arabella Kitty Spencer-Churchill)が誕生していたようです。
 英国の第12代モールバラ公爵ジェームズ・スペンサー=チャーチル閣下の継嗣、ブランドフォード侯爵ジョージ・スペンサー=チャーチルGeorge Spencer-Churchill, Marquess of Blandford : ブランドフォード卿 : Lord Blandford)とブランドフォード侯爵夫人カミラCamilla)の第一子・長女です。

 

George Spencer-ChurchillはInstagramを利用しています:「Welcome to the world baby girl Olympia Arabella Kitty Spencer-Churchill. 👶 💕 10/09/20」
https://www.instagram.com/p/CFCA4lOgHVE/