訃報(2021年4月3日):タウフィーク・アーディル・トゥスン王子殿下(1925~2021)エジプト、ムハンマド・アリー朝/サイード・パシャの玄孫(孫の孫)?

 2021年4月3日、タウフィーク・アーディル・トゥスン王子殿下(His Highness Prince Tewfik Adil Toussoun)が、アメリカ合衆国カリフォルニア州で薨去したようです。
 1925年4月18日生まれの95歳。

 オスマン帝国下でエジプト・スーダン総督を務めた、ムハンマド・アリー朝のサイード・パシャの玄孫(孫の孫)ではないかと思います。

 

 (英語)Prince Toussoun Obituary (2021) – La Quinta, CA – The Desert Sun

英国王室のケント公爵家マイケル王子殿下の妻、マリー妃殿下が血栓を患っているとのこと。昨年【2020年】11月に新型コロナウイルス感染症【COVID-19】発症、今年初めにワクチン接種(2021年5月)

 Daily Mail Online によりますと、英国王室のケント公爵家マイケル王子殿下(His Royal Highness Prince Michael of Kent)の妻マリー・クリスティン妃殿下(Marie Christine : Her Royal Highness Princess Michael of Kent)が血栓を患っているとのことです。

 

 (英語)Princess Michael of Kent, 76, is 'ill with blood clots' months after suffering Covid | Daily Mail Online

 

 妃殿下は、昨年11月に新型コロナウイルス感染症【COVID-19】で発症、高熱と激しい疲労感を患っていたとされています。
 上記記事によれば、今年初めのほうに、オックスフォード=アストラゼネカCOVID-19ワクチンを二回接種しているそうです。
 また、ワクチン接種から期間があいていることから、副反応ではないとみられるとしています。

 

 ちなみに夫のマイケル王子殿下のほうは、最近、自らに特別な権限とロシア大統領府との関係があると偽って、大統領府とのつながりを持ちたい人物からお金をだまし取ろうとしたという疑惑が発生しています。

南アフリカ伝統的君主:モジャジ(雨の女王)継承問題にシニカル(?)なコメントの記事:「女王を女性の権利の代表者のように見るのは偽フェミニスト」「共和国政府が王の選出に口を出せるという発想自体が、植民地経営の白人と一緒」「“雨の女王”は誤訳で元の単語に女に限定する意味はない」(2021年5月)

 とまあ、表題で書いたようなことに加え、

「降雨儀式は君主だけでおこなうものではない(ので君主の性別はどっちでもいい)」

「オランダ古法ベースの法体系はロベドゥ人の世界観には関係ない。後継者は現地にいるべきものだ。摂政が(親権の問題で現地を離れている)王女を現地に戻すよう要求したのに政府が戻さなかったから彼らはこうするしかなかった」

 というような内容もあります。

 より詳細な内容は(英語ですが)元記事のリンクをたどっていただきたいと思います。

 

 (英語)SEABELA MAILA: The Modjadji lineage & the fetish for a romantic precolonial past

 

 英語の Rain Queen(雨の女王)という単語自体が混乱を招いている、と言っていいのでしょうか。

 それにしても、今回のレクケラ王子選出の動きの中心は、やはりというか、おじで摂政のバコマ・ムパパトゥラ・モジャジ王子(Prince Renget Bakhoma Mpapatla Modjadji)ということになるのでしょう。
 この記事の人や王室評議会の広報のコメントをあわせると、摂政がマサラナボ王女を現地に戻してくれと何度頼んでも戻してくれないので(王女は故・女王マコボ・モジャジ6世よそのひとの間に生まれた子供で、その人物が親権を主張し、結果、ANCの議員が預かるような形になっている)、ついにあきらめた摂政が王室評議会に兄のレクケラ王子を選出するようにはかり、そう決定されたので、発表した。そういう一連の流れが推察されます。

 ただ、それにしても、王室評議会には、去年まではマサラナボ王女支持派が存在していたようなので、その人物が亡くなったので実行し、押し切って全会一致で合意したとも取れます。
 これは上記の記事の人物の見方もまた一つの本質論にすぎず、現実の状況はさらに複雑であることを示しているのでしょう。

 

関連:
 (インデックス)(2021年)南アフリカ伝統的君主:ロベドゥ人の君主モジャジ(雨の女王)にレクケラ王子殿下が選出された件に関する記事

トンガ王 トゥポウ6世 陛下夫妻が、アストラゼネカのワクチンを接種(2021年5月)

 2021年5月15日、トンガ王トゥポウ6世陛下(KIng Tupou VI : His Majesty The King of Tonga)及びトンガ王妃ナナシパウウ・トゥクアホ陛下(Queen Nanasipauʻu Tukuʻaho : Her Majesty The Queen of Tonga)は、オックスフォード=アストラゼネカCOVID-19ワクチン(一回目)を接種したようです。

 COVAX と書かれたポスターが貼られているので、COVAX ファシリティによるワクチン分配かもしれません。

 

 (英語)King and Queen receive first dose of Oxford-AstraZeneca vaccine | Matangitonga

Matangi Tonga OnlineさんはTwitterを使っています 「Tonga’s King Tupou VI and Queen Nanasipau‘u received first doses of Oxford-AstraZeneca vaccine today, 15 May, at Vaiola Hospital. Over 20,000 people on Tongatapu had first doses by midweek, averaging 914 shots a day in the Covid-free nation. https://t.co/pEMvEbsIZk https://t.co/luVe4Cpu02」 / Twitter

ウガンダ伝統的君主:トロ王ルキディ4世陛下がアメリカ合衆国テキサス州を訪問。ダラス市長・リトルエルム市長と会見(2021年5月)姉ルース王女の結婚式に参列

 ウガンダ共和国の伝統的君主の一人/トロ王“ルキラバサイジャ”・“オヨ・ニンバ”・カバンバ・イグル・ルキデイ4世陛下(Rukirabasaija Oyo Nyimba Kabamba Iguru Rukidi IV, The Omukama of Tooro : オムカマ)はアメリカ合衆国テキサス州を訪問しました。

 王の母親、ケミギサ・ベスト・オリミ殿下(Her Royal Highness Kemigisa Best Olimi, Queen Mother)が同行。

 王の姉、ルース・コムンタレ王女(Princess Ruth Komuntale)とフィル・アンソニー氏(Phil Anthony)の結婚式(王女は再婚)に参列したようです。
 ルース王女はアメリカ在住。

 この式への参列が主目的だと思いますが、ダラス市長・リトルエルム市長らと会見しています。

 

 まず、ルース王女の結婚式の話題から。

 (英語)Tooro’s Princess Komuntale Married Again | ChimpReports

 

トロ王とルース王女が踊る映像:
ChimpReportsさんはTwitterを使っています 「Komuntale's Wedding: We are still keeping up with Princess of Ruth Nsemere Komuntale #ChimpReportsNews @KingOyoOfficial @QueenOlimi 🎥 Courtesy For more Details: https://t.co/gpD2Zp5Gj4 https://t.co/x78AfcqFgY」 / Twitter
https://twitter.com/ChimpReports/status/1393465531961839616

 

トロ王にエスコートされて式場に入るルース王女:
ChimpReportsさんはTwitterを使っています 「Congratulations: Princess of Tooro Kingdom, Ruth Nsemere Komuntale was walked down the aisle by the King of Tooro @KingOyoOfficial and Queen Mother @QueenOlimi. #ChimpReportsNews For more Details: https://t.co/gpD2Zp5Gj4 https://t.co/iIqNBG9M0L」 / Twitter

 

母君と踊るルース王女:
ChimpReportsさんはTwitterを使っています 「Priceless! Newly wed Princess Ruth Nsemere Komuntale dances with her mother @QueenOlimi during her wedding in USA. #ChimpReportsNews https://t.co/9mPTxdBZGJ https://t.co/Hnx69P43YD」 / Twitter

 

ChimpReportsさんはTwitterを使っています 「Tooro’s Princess Komuntale Married Again #ChimpReportsNews #featured https://t.co/9mPTxdBZGJ」 / Twitter

 

ChimpReportsさんはTwitterを使っています 「Congratulations: Princess of Tooro, Ruth Komuntale Nsemere walks down the aisle again. Show her some love #ChimpReportsNews @QueenOlimi @KingOyoOfficial https://t.co/gpD2Zp5Gj4 https://t.co/IdFItync5o」 / Twitter

 

 (英語)Uganda Online – Second wedding ceremony for Tooro Princess Ruth Komuntale
 (英語)TAKEN! Tooro Princess Ruth Komuntale ties knot with hubby Phil Anthony

 

 リトルエルム市長デービッド・ヒロック閣下(Little Elm Mayor David Hillock)と会見。

 (英語:リトルエルム市 公式サイト)A Royal Visit | Town of Little Elm, TX – Official Website

 (英語)Little Elm receives a royal visit | News | starlocalmedia.com

Little Elm JournalさんはTwitterを使っています 「On May 7, the Town of Little Elm was visited by Rukirabasaija Oyo Nyimba Kabamba Iguru Rukidi IV, King Oyo, the reigning King of Tooro, in Uganda. https://t.co/rctmpllUxJ」 / Twitter

 

His Majesty King Oyo of Tooro KingdomさんはTwitterを使っています 「I thank Mayor David Hillock for the warm reception and the Key to the City of Little Elm, Texas. I am very pleased with the Mayor's announcement of his City's adoption to partner with Fort Portal Tourism City. This strategic partnership will foster development and prosperity. https://t.co/YySkbERPz7」 / Twitter

 

Queen Kemigisa Best Olimi Tooro KingdomさんはTwitterを使っています 「I was pleased to accompany His Majesty @KingOyoOfficial to the City of Little Elm, Tx. I thank Mayor David Hillock and his wife Beth Hillock for the warm welcome. Your offer of friendship and partnership is appreciated and timely for Tooro Kingdom as we recover from #COVIDー19. https://t.co/qFQmdCzPIz」 / Twitter

 

 ダラス市長エリック・ジョンソン閣下(Eric Johnson)との会見。

His Majesty King Oyo of Tooro KingdomさんはTwitterを使っています 「I thank Mayor @Johnson4Dallas for the warm reception and the Key to @CityOfDallas. I am happy about the potential partnerships and collaboration between Tooro Kingdom and the @CityOfDallas. I look forward to receiving you in Tooro Kingdom.」 / Twitter

 

Eric JohnsonさんはTwitterを使っています 「I was honored to welcome His Majesty @KingOyoOfficial, King of Tooro Kingdom in Uganda, Her Royal Highness @QueenOlimi and members of the Royal Family to City Hall today. I was proud to present His Majesty with a Key to @CityOfDallas, a symbol of trust, respect and friendship. https://t.co/1b7q6JC7Xt」 / Twitter