2021年3月26日に、京都大学などのグループが開発した仏教対話AI(人工知能)「ブッダボット」が発表されたということは宗教やIT技術や変な話に興味がある人は御存知かと思います。
釈迦ならどう答える? 仏教対話AI「ブッダボット」 京大など開発|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
当方はその記事を読んで、人工無能という単語を思い浮かべて、さして気にも留めていませんでしたが、どうも青蓮院門跡の東伏見光晋(ひがしふしみ こうしん)執事長が関わっていたようで、いきなりこのサイトの扱う内容になりました。
同執事長は、元皇族の故東伏見慈洽門主の男系の孫で(現在の東伏見慈晃門主の子息)、すなわち皇族子孫・男系男子となります。また故・慈洽門主の姉が香淳皇后であることから、光晋執事長は天皇(徳仁)陛下の はとこ ということになります。
なお、記事中の記者会見に並ぶ人の中には、お坊さんらしき人物の姿もあり、この方が光晋執事長なのかもしれません。
「AIブッダ」が悩み解決 仏教経典から回答 京大など開発(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
青蓮院門跡(京都市東山区)の東伏見光晋(こうしん)執事長は「このブッダボットが、僧侶の仕事を奪うことになるとは思っていない。ただ、これまで仏教に接点を持ち得なかった人にとって、仏教を知るステップになれば」と期待した。
(京都大学 公式サイト)ブッダで悩みを解決、仏教対話AI「ブッダボット」の開発 -伝統知と人工知能の融合- | 京都大学
(↑記事からリンクされているPDFファイル)210312_kumagai-8e4a29008aeb6ca72bd64b2d244bbedd.pdf
京都大学こころの未来研究センターの熊谷誠慈准教授「 上廣倫理財団研究部門長)は、仏教界の将来を危惧
していた青蓮院門跡「 京都の天台宗の門跡寺院)の東伏見光晋執事長と、日本の仏教の問題点とその潜在性に
ついて議論を重ねました。そして、複数の人間が異なる場所で同時に伝統知を享受できる方法がないかと模索
した結果、仏教開祖ゴータマシッダールタのような存在を人工知能で創造できないかという着想に至りました。
関連:
(当時の各社の訃報記事の掲載は終了しています)訃報(2014年1月1日):東伏見慈洽 青蓮院前門主(元皇族の邦英王殿下、元華族の 東伏見邦英 伯爵) 遷化(1910~2014)