インタビュー動画(ドイツ語):ハプスブルク家当主/オーストリア大公カール殿下が、ウクライナ情勢に関してインタビューを受ける(2025年3月)

 ハプスブルク=ロートリンゲン家当主のオーストリア大公カール殿下(オーストリア皇子・ハンガリー王子・ベーメン王子 : His Imperial and Royal Highness Archduke Karl of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia : カール・ハプスブルク=ロートリンゲンKarl Habsburg-Lothringenカール・フォン・ハプスブルクKarl von Habsburg)が、ウクライナ情勢に関してインタビューを受けています。

 殿下は、親EU・親ウクライナ・反ロシア(反プーチン)の立場を継続して表明しており、頻繁にウクライナを訪問しているようです。
 全体的な見解は、だいたい予想通りのものです。(君主制とかそういう話は一切ありません)

 

 (ドイツ語)Habsburg: "Neutralität wird als Feigenblatt ausgelegt" – oe24.at

OE24.TV:
Trump, Putin & co.: Karl Habsburg im Interview | FELLNER! LIVE – YouTube

訃報(2025年3月1日):(旧)ジョージア王室【グルジア王室】当主(グルジンスキー系)ジョージア皇太子ヌグザル殿下が薨去(1950~2025)

 2025年3月1日、グルジンスキー系ジョージア王室【グルジア王室】当主/ジョージア皇太子ヌグザル殿下(His Royal Highness Crown Prince Nugzar of Georgia : ヌグザル・バグラチオン=グルジンスキー公子 : Prince Nugzar Bagration-Gruzinskyヌグザル・バグラチオニ=グルジンスキー公子 : Prince Nugzar Bagrationi-GruzinskiBatonishviliTsarevich)が薨去したようです。
 1950年8月25日生まれの74歳。

 ジョージア王(カルトリ=カヘティ王)ギオルギ12世の生存している最後の男系男子。
 グルジンスキー系のジョージア王室当主の地位は、長女のジョージア王女アナ殿下(Her Royal Highness Princes Anna of Georgia : アナ・バグラチオニ=グルジンスキー公女 : Princess Anna Bagrationi-Gruzinsky)が継承します。

 アナ殿下には一度目の結婚で二人の王女が誕生しています。長女のイリナ王女殿下と次女のマリアム王女殿下。
 また、二度目の結婚相手で(離婚済み)、対立しているムフラニ系ジョージア王室当主/ジョージア皇太子ダヴィト殿下(ムフラニ公)との間に息子のギオルギ王子殿下が誕生しています。

 ギオルギ王子殿下の代に両系統の合同が成るという期待がある一方。
 故ヌグザル殿下は、(細かい主張の変遷はありますが)自身の正統性をダヴィト殿下が承認しない場合の継承者は、アナ殿下の次は長女のイリナ殿下の継承を望んでいたようではあります。
 また、王位の継承者が自身の継承者を指名できるとの見解もあり、これからどうなるかはわからない状況です。
 ただ、一時期盛り上がった王政復古論は大幅に後退しています。
 最大の支持者であるジョージア正教会総主教イリア2世聖下が高齢であり、ギオルギ王子殿下の代を待つことは不可能な状況です。

 

საპატრიარქოს ტელევიზია ერთსულოვნება:
ნუგზარ ბაგრატიონი-გრუზინსკი 74 წლის ასაკში გარდაიცვალა – YouTube

 

王室公式 Facebook:
სამეფ… – The Royal House of Georgia საქართველოს სამეფო სახლი | Facebook

 

 (英語)Director and actor Nugzar Bagration-Gruzinsky passed away – 1TV

 

ジョージア大統領(対立状態)ミヘイル・カベラシヴィリ閣下(妻がバグラチオンの一系統の子孫・細かい系譜は不明)からの弔意:
მწუხარებას… – Mikheil Kavelashvili / მიხეილ ყაველაშვილი | Facebook

※なお、対立状態にあるサロメ・ズラビシヴィリ(前)大統領からのコメントは見当たりませんでした。

 

ジョージア国会議長シャルヴァ・パプアシヴィリ閣下からの弔意:
საქართველოს სამეფო… – შალვა პაპუაშვილი • Shalva Papuashvili | Facebook

 

ジョージア正教会総主教イリア2世聖下の声明:
 (ジョージア語【グルジア語】)საქართველოს საპატრიარქოს საზოგადოებასთან ურთიერთობის სამსახური

Point de Vue(フランス語)が、ロマノフ家継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下夫妻の第二子が春に誕生すると報道しています(2025年1月)

 Point de Vue(フランス語)が、ロシア帝室継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia : プロイセン王子 : Prince of Prussia)とヴィクトリア・ロマノヴナ妃殿下(Her Serene Highness Princess Victoria Romanovna)の間の第二子が、2025年春に誕生すると報じています。

 

 (フランス語)George de Russie et Victoria Romanovna attendent leur deuxième enfant | Point de Vue

 

 今のところ、他で見かけていない情報です。

 

追記:
ヴィクトリア妃のインスタグラムが更新されました:
Instagram

追記2:
ロシア帝室 公式ウェブサイトが更新されました。
 (英語:ロシア帝室 公式ウェブサイト)Russian Imperial House – 2025-01-10 Announcement from the Chancellery of the Imperial Family

 (英語)Happy Announcement from the Imperial House — The Russian Legitimist

 

関連:
 誕生(2022年10月21日):アレクサンドル・ゲオルギエヴィッチ公子殿下。ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下夫妻の第一子・長男

ロシア皇帝アレクサンドル3世の騎馬像が、シベリアのケメロヴォに設置される(2024年5月)

 2024年5月31日、ロシア連邦ケメロヴォ州-クズバスのケメロヴォにて、ロシア皇帝アレクサンドル3世の騎馬像が除幕されました。

 

Новости 42:
В Кузбассе открыли памятник императору Александру III – YouTube

ロイス公子 ハインリヒ13世 殿下らが、ドイツでクーデターを計画したとして逮捕(2022年12月)

 2022年12月7日、ドイツの連邦検察は、ロイス公子ハインリヒ13世殿下(His Serene Highness Prince Heinrich XIII Reuss : ハインリヒ13世・プリンツ・ロイス・ツー・ケストリッツHeinrich XIII Prinz Reuß zu Köstritz)らを逮捕しました。
 クーデターを計画したとの容疑だとのことです。。
関連:
 ドイツのライヒスビュルガー(Reichsbürger : 過激な君主政主義者)などに関するやや雑多な記事(英語)(2022年11月)ドイツ人の約10%が君主政支持、34歳未満では20%近くが支持(本当?)

 

※以下「~世」の数字を微妙に間違えている可能性もありますが、その場合は許してください。

 ハインリヒ13世殿下は、現存するロイス家の唯一の系統であるロイス=ケストリッツ家の一員です(当主ではありません)。

 ロイス=ケストリッツ家は、ドイツ帝国の中の弟系ロイス公国(ロイス=ゲーラ公国)の君主であったロイス=シュライツ家から早くにわかれた家で、現在は同家の年長系統のロイス公ハインリヒ14世殿下が当主、二つのロイスの公位の継承者と見なされています。

 ロイス家は慣習により、男子は全員ハインリヒなので、ナンバリングによって個人を特定します(20世後半から数字がややこしいこともありますが……)。
 これは生まれた順に振られるので、「兄が1世で弟が2世」ということもありえますし、「兄が1世で、次の二代が遠縁に振られていて、弟はいきなり4世」みたいなこともありえます。世紀が変わると1世からに戻ります。現在の当主、ハインリヒ14世殿下の長男はハインリヒ29世殿下ですが、次男は(21世紀に入ってから生まれているので)ハインリヒ5世殿下です。

 一方、ハインリヒ13世殿下は男系では傍系ですが、父の故・ロイス公子ハインリヒ1世が、最後の弟系ロイス公世子ハインリヒ45世養子となっています。ハインリヒ1世の妻がハインリヒ45世の女系の姪・故ヴォイツラヴァ・フェオドラですが、結婚より前の養子縁組です(結婚する予定だったかもしれません)。また、養子は(君主の地位の)継承権には関係ありませんが、財産に関しては係争もありました。
関連(逮捕されたハインリヒ13世の母の訃報):
 訃報(2019年6月3日):ロイス公子妃ヴォイツラヴァ・フェオドラ殿下(メクレンブルク公女)、薨去(1918~2019)バルト連合公国君主に推されたメクレンブルク公子アドルフ・フリードリヒ殿下の娘。薨去に伴いメクレンブルク=シュヴェリーン系統は男系女子二人を残すのみに

 要するに、
 当主:ハインリヒ14世
 傍系(だが父が弟系ロイス家当主ハインリヒ45世の養子となった)兄弟:ハインリヒ8世、ハインリヒ9世、ハインリヒ10世、ハインリヒ13世、ハインリヒ15世
 となっていて(他にも人物はいます)、逮捕されたハインリヒ13世は当主でもなく、兄もいます。が、「13世」と書かないと他の一族との区別が面倒になります。

関連:
 スピーチ映像(英語 2019年):ロイス公子 ハインリヒ13世 殿下によるスピーチ映像(2022年12月)
 インタビュー動画(ドイツ語):ロイス家当主/ロイス公 ハインリヒ14世 殿下が、一族の ロイス公子 ハインリヒ13世殿下 がクーデター計画容疑で逮捕された件について(2022年12月)

 

 ドイツで国家転覆目指すテロ組織摘発 退役軍人など25人逮捕 | NHK | ドイツ

検察の発表によりますと「ハインリヒ13世」を名乗る男と退役軍人が首謀者とみられ、ほかに、去年まで連邦議会議員を務めていた現職の裁判官も逮捕されたということです。

組織の構成員らはドイツがいわゆるディープ・ステート=闇の政府に支配されているという陰謀論を信じ、去年11月ごろから国家の転覆と独自の政府の樹立を目指して会合を重ねていたということです。

具体的に、武装したグループで連邦議会の議事堂に押し入る計画を立てていた疑いもあるとしています。

 ドイツで何が “貴族”や裁判官などが国家転覆と独自政府樹立 計画か | NHK | ニュース深掘り

 

ANNnewsCH(ANN NEWS チャンネル):
ドイツで“クーデター計画” 25人拘束 “陰謀論”信じ…軍事部門も設立か(2022年12月8日) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=kFaDe6ozpD4

 

ANNnewsCH(ANN NEWS チャンネル):
主犯格の中に貴族出身「ハインリヒ13世」…ドイツで“クーデター計画” 25人身柄拘束(2022年12月8日) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=HiKaMVibD_Y

 

TBS NEWS DIG Powered by JNN:
「国家転覆を計画」ドイツ極右勢力の25人逮捕|TBS NEWS DIG – YouTube

 

ロイター(Reuters Japan):
ドイツで国家転覆計画、極右25人拘束 帝国再興企む – YouTube

 

Kanal13:
German POLICE arrests Prince Heinrich XIII and 25 suspected of far-right plot to overthrow state – YouTube

 

Guardian News:
Germany: police arrest far-right extremists planning to 'overthrow the state' – YouTube

 

WELT Nachrichtensender:
PRINZ HEINRICH-PUTSCH: Razzia – Thüringer Adeliger und Reichsbürger wollte Regierung stürzen – YouTube

 

 (英語)Germany arrests 25 accused of plotting coup – BBC News
 (英語)Heinrich XIII Prince Reuss: Who is 'ringleader' of German far-right coup plot – and what is the Reichsburger movement? | World News | Sky News