アラブ連盟サミットに、サウジアラビア王、ヨルダン王らが臨席(2019年3月)

 2019年3月31日、第30回アラブ連盟サミットがチュニジア共和国でおこなわれ、サウジアラビア王国の二聖モスクの守護者国王サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウードサルマーン国王 : The Custodian of the Two Holy Mosques King Salman bin Abdul Aziz Al Saud of Saudi Arabia)や、ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)らが演説をしました。

 アメリカ合衆国トランプ政権がゴラン高原をイスラエル領と認めた問題のほか、リビア、イエメン、パレスチナや、過激派対策などが議題にあがったようです。

 

サルマン国王/
Ruptly:
Tunisia: Salman of Saudi Arabia 'absolutely rejects' US decision on Golan – YouTube

 

アブドッラー2世/
RHC JO(ヨルダン王室ハーシム家公式チャンネル):
كلمة جلالة الملك خلال الدورة العادية الثلاثين لمجلس جامعة الدول العربية على مستوى القمة في تونس – YouTube

 

サルマン国王や国連事務総長が到着/
Ruptly:
Tunisia: King Salman and UN's Guterres arrive at Arab League Summit venue – YouTube

 

カタール国首長“シャイフ【シェイク】”・タミーム・ビン・ハマド・アル・サーニー殿下(タミム首長 : His Highness Sheikh Tamim bin Hamad Al Thani, Emir【Amir】 of the State of Qatar)や、エジプト大統領が到着/
Ruptly:
Tunisia: Egypt's Sisi and Qatari Emir arrive for Arab League Summit – YouTube

 

バーレーン王国副首相“シャイフ”・ムハンマド・ビン・ムバーラク・アル・ハリーファ殿下(His Highness Shaikh Mohammed bin Mubarak Al Khalifa, Deputy Prime Minister)、バーレーン王国外務大臣“シャイフ【シェイク】”・ハーリド・ビン・アハマド・ビン・ムハンマド・アル・ハリーファ閣下(His Excellency Shaikh khalid bin Ahmed bin Mohammed Al Khalifa)が到着/
Bahrain TV News Center مركز الأخبار:
البحرين مركز الأخبار : سمو الشيخ محمد بن مبارك آل خليفة يصل تونس للمشاركة إعمل القمة العربية – YouTube

 

バーレーン副首相ムハンマド殿下のアラブ連盟サミット臨席の報道/
Bahrain TV News Center مركز الأخبار:
البحرين مركز الأخبار : سمو الشيخ محمد بن مبارك آل خليفة يشارك في القمة العربية في تونس 31-03-2019 – YouTube

 

ヨルダン王アブドッラー2世陛下の一週間(2018年9月21日~9月26日)

 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)の、この一週間くらいの公務などの様子です。

 

RHC JO(ヨルダン王室ハーシム家公式チャンネル):
ملخص زيارة جلالة الملك إلى نيويورك والمشاركة في الدورة 73 للجمعية العامة للأمم المتحدة – أيلول 2018 – YouTube

 

 今回は、第73回国連総会【国際連合総会】に伴うアメリカ訪問と、各国首脳らとの会談などです。

関連:
 動画(英語):ヨルダン王アブドッラー2世陛下の第73回国連総会【国際連合総会】でのスピーチ映像(2018年9月)
 Fox News インタビュー映像(英語):ヨルダン王アブドッラー2世陛下へのインタビュー動画(2018年9月)

 

Fox News インタビュー映像(英語):ヨルダン王アブドッラー2世陛下へのインタビュー動画(2018年9月)

 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)は、Fox News のブレット・ベイヤー氏(Bret Baier)のインタビューを受けたようです。
 内容はパレスチナに関わる問題をはじめとした中東情勢全般です。

 

※元の放送にアラビア語キャプションを付けたものです/
RHC JO(ヨルダン王室ハーシム家公式チャンネル):
مقابلة جلالة الملك عبدالله الثاني مع بريت باير كبير مذيعي الشؤون السياسية في محطة فوكس نيوز – YouTube

 

Vanity Fair(英語)記事:“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”(2018年)君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下とニコライ・トルストイ伯爵子の話題など

 (英語)“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”: The Global Network of Monarchists Helping Deposed Kings and Queens | Vanity Fair
 (英語:上記からニコライ・トルストイ伯爵子に関する部分の一部を抜き出したもの)Count Nikolai Tolstoy on Russian Monarchy and the Romanovs | Royal Russia News

 

 冒頭は、ルーマニア王女マルガレータ殿下(当時)から連絡を受けた人物の話、君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下(His Imperial Highness Prince Ermias Sahle-Selassie)とニコライ・トルストイ伯爵子(Count Nikolai Tolstoy)の話題などが中心となっています。

 

 エルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下は故エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世陛下の孫ですが、一般的にエチオピア帝室の当主とされていません。
 しかし、この記事のように、帝室の代表者として活動しているとみる立場もあるようです。

 

 ニコライ・トルストイ伯爵子の話の一部には、“Pretender【プリテンダー】”という用語に関するものがあります。
 いうまでもなくこの言葉は中立的ではないものですが、Wikipedia英語版のせいか、この言葉が使用されるケースが多い気します(上記の記事すらそうなのですが)。
 そのもっともアホらしい例は、リトアニアの王位継承者を称して活動を始めたウラッハ公子イニゴ閣下(His Serene Highness Prince Inigo of Urach)のものらしきサイト(すぐに更新止まりましたけれど)に、イニゴ閣下をリトアニア王位の“legitimate pretender”とする表記があったことです。もちろんこれは、イニゴ閣下を正当な王位継承者と表現したかったのでしょうが、pretenderに「不当」である意味がありlegitimateに「正当」である意味があることを考慮すれば、ギャグのような言葉の並びです。
 中立的というかなんと表現すればいいのかわかりませんが、“Claimant【クレイマント】”という用語がありますが、一般的の人にはなじみがなく、また、正直これが本当に中立な用語なのか首をかしげるときもあります。日本語で“王位請求者”と(訳して)書いている例がありますが……コメントは避けます
 伯爵子は“Heir【エア】”を使っているようですが、当方でも「(王位)継承者」などこの用語を意識して書いています。この用語が実は一番便利です。曖昧さを許容するという意味でも。pretenderはそもそも本人が称していないのにこう書くのは名誉棄損みたいなものですし、claimantも本人が称していない場合はどうなのか、よくわからない部分があります。

 

リビア王室当主/リビア皇太子ムハンマド・エル・サヌーシー王子殿下が、立憲君主政復活を呼びかける声明(2018年4月)

 先週土曜日(2018年4月14日)にリビア王政復古を求めるカンファレンスがトリポリでおこなわれたらしいのですが、その翌日付けで、リビア王室当主/リビア皇太子ムハンマド・エル・サヌーシー王子殿下(His Royal Highness Prince Mohammed El Senussi, Crown Prince and Head of the Royal House of Libya)が立憲君主政復帰を求める声明を出しています。

 

 (アラビア語版プレスリリースページ【この記事を書いている現在は一番上のもの】:ムハンマド・エル・サヌーシー王子公式サイト)
※プレスリリースページ自体がなくなりました:
(掲載時URL)https://mohammedelsenussi.org/2013-12-19-17-59-38

 

 なお、カンファレンス及びこの声明を伝える記事も出ており、

 (英語)Prince Mohamed El-Senussi calls for return to monarchy constitution; says he is willing to serve Libyan people |

 

 上記記事には殿下の写真が一枚掲載されているのですが、殿下自身がカンファレンスに出たのか出ていないのかいまいちはっきりしません(写真は過去に別のところで撮影したものをカンファレンス開催元が記事に提供しているだけかもしれません)。