2020年5月4日、ブルボン=パルマ公女ディアーナ・マルグリット殿下(Her Royal Highness Princess Diana Marguerite of Bourbon-Parma)が薨去しました。
1932年5月22日生まれの87歳。
同じくパルマ公室のマリー・テレーズ殿下と同じく新型コロナウイルス感染症【COVID-19】との情報もありましたが、これは誤報とされています。
2020年5月4日、ブルボン=パルマ公女ディアーナ・マルグリット殿下(Her Royal Highness Princess Diana Marguerite of Bourbon-Parma)が薨去しました。
1932年5月22日生まれの87歳。
同じくパルマ公室のマリー・テレーズ殿下と同じく新型コロナウイルス感染症【COVID-19】との情報もありましたが、これは誤報とされています。
2020年3月26日、ブルボン=パルマ公女マリー・テレーズ殿下(Her Royal Highness Princess Marie Thérèse of Bourbon-Parma)が薨去しました。
1933年7月28日生まれの86歳。
新型コロナウイルスに感染していました。
なお、メディアでは「スペインのマリア・テレサ王女」との表記もあります。
本人はフランス国籍・スペイン国籍を保有しているものの、君主の一族としてはパルマ公室の一員です。
ただ、パルマ公室の年長系統はカルリスタのスペイン王としての活動をしており同殿下もそちらのほうで有名です。その支持者からは当然スペイン王女(Infanta of Spain)とみなされます。
CNN.co.jp : スペインのマリア・テレサ王女、新型コロナに感染して死去
(英語)Eurohistory: COVID-19 Claims First Royal Victim: Princess Marie-Thérèse of Bourbon-Parma
(英語)Eurohistory: In Memory of a Red Princess: The Passing of Marie-Thérèse of Bourbon-Parma (1933-2020)
(英語)Royal Musings: Princess Maria Teresa of Bourbon-Parma (1933-2020)
関連:
訃報(2020年5月4日):ブルボン=パルマ公女ディアーナ・マルグリット殿下(1932~2020)
2020年1月31日付で、ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージを出しています。
ジャノ・ワリンゴ氏(Jeannot Waringo)からベッテル首相に提出された報告書によって提案されている、より一層の透明性と近代化の実現に協力するよということです。
あまりに短いので、ページの読み込みが途中で止まっているのかと思いました。
(フランス語:ルクセンブルク大公室 公式ウェブサイト)Communiqué relatif au rapport de M. Jeannot Waringo – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Janvier 2020
関連:
ルクセンブルク大公アンリ殿下がメッセージを公開(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下に関する否定的な報道を強く非難するもの。フランス語の他、ルクセンブルク語、英語、スペイン語が用意され異例
ルクセンブルク:ワリンゴ報告書が公開される。全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをする生真面目なもの(2020年1月)劣悪な就業環境に関する言及はあるものの、「退位」とか言い出したメディアも大幅にトーンダウン
ジャノ・ワリンゴ氏(Jeannot Waringo)からベッテル首相に提出された報告書が公開されました。
PDF ファイルで44ページ(フランス語)のもので、全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをおこなっています。学術論文みたいなものです。
劣悪な就業環境に関する言及もあり、それをルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)と結びつけることも可能である書き方ではありますが、基本的に大公妃本人に直接言及するようなところはほとんどありません(というか、むしろ特定個人に言及することを避けている感すらあります)。
要するにシステムを改善して問題点を解消することを目指しており、「特別捜査官が大公妃の悪事をあばく」とかそういうものではありませんでした。
……こんな生真面目な報告書からどうやったら大公が退位するという話が生まれるのか……。
もちろんざっと読んだだけなので、見逃しているか勘違いしているかもしれませんが……。
首相が議会に制度改正をはかって、可決されて終わる話なのでは。
報道したメディアのひとつ RTL は大幅にトーンダウンし、そこをコピペしてちょっと変えて記事にしていた他のメディアは、上記の劣悪な就業環境の部分のみを報じたり、今までのことを完全に忘れて報告書のポイントを記事にしたり(ありがたいっちゃありがたいですけど)と、対応は様々です。
もちろん、すでにふれたように、劣悪な就業環境についてしっかりと記述されています。つまり、根本的なスキャンダルの存在が否定されたわけではないので、今後タブロイドがなにかまた引き起こす可能性はあるかもしれませんが、それにしても退位がどうとかいっておいてこのオチではなにを言い出しても信用されないのでは……。
また、以前に公開されたアンリ殿下のメッセージに対して、ルクセンブルクの報道関係者が報道の自由や公共の利益などの観点から大公に批判的な声明を出していたようです。このオチでは彼らの面目も丸つぶれですのでこれから頑張る可能性があります。
(フランス語:ルクセンブルク政府 公式ウェブサイト)Rapport du représentant spécial du Premier ministre auprès de la Cour grand-ducale — gouvernement.lu // Le gouvernement luxembourgeois
(フランス語:ルクセンブルク政府 公式ウェブサイト)Rapport du représentant spécial du Premier ministre auprès de la Cour grand-ducale — gouvernement.lu // Le gouvernement luxembourgeois
(英語)RTL Today – Waringo report officially made public: "The monarchy's functioning must be reformed"
(英語)RTL Today – RTL exclusive – WARINGO: Unrest at the Grand Ducal Court as Waringo report looms
続報:
ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージ(2020年1月)
続報(2022年):
ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下と大公室職員が口論、この職員は異動、別職員一人も異動(2022年12月)
フランス共和国の TF1 という放送局が、王党派に関する6分ほどの報道をしたようです。
インタビュー映像の抜粋?:正統派フランス王位継承者ルイ20世ことアンジュー公ルイ・アルフォンス殿下へのインタビューと関連映像(2020年1月)ルイ16世死後227周年の鎮魂ミサ関連で書きましたが、正統派フランス王位継承者ルイ20世(Louis XX)ことアンジュー公ルイ・アルフォンス・ド・ブルボン殿下(Louis Alphonse de Bourbon : Monseigneur The Duke of Anjou : ドン・ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン・マルチネス=ボルディウ閣下 : The Most Excellent Don Luis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú)への短いインタビューを含みます(もしかしたら他でロングバージョンを流しているかもしれませんが)。
転載されたものなので、許可を取っているかどうか非常に不安ではありますが、リンクしておきます。
見たところ、正統派というより王党派の報道で(アンジュー公は喋ってますけど)、後半の体格の良い女性やそのあとの会合は、 Alliance royale というフランスの王党派の政党(政治団体)のものです。
夜中にデモ行進している人たちもそちらではないかと思います。ちょっと確認していませんが。
この政党は国レベルの議会で議席を持っていません。
正統派ともオルレアン派とも自身を定義しておらず(オルレアン寄りと見られていた時期もあります)、従ってアンジュー公を明確に支持しているというわけではありません。
また、単純に第三者がしゃべっているところもあります。
そんなわけで、やけに毛色が違う人々が出てきますが、彼ら全体が一つの勢力であるというわけではないことには注意してください。
なお、この正統派を優遇(?)した報道に対しオルレアン派からは怒りの声があがっているようですが……パリ伯ジャン(4世)殿下が公式に抗議文を出しているわけではないのでとりあえずスルーします(先代の故アンリ(7世)殿下だったら即座に出しただろうなあ……と思いつつ)。
そして、動画を見ると合計するとすごく支持者がいるように思えるかもしれませんが、合計しても極小勢力です。
※リンクした動画は同内容で、一つ目は正統派支持者のチャンネル、二つ目は政党の Alliance royale のチャンネルです。
Légitimoscopie (par Les Rois Souterrains):
LOUIS XX – Enquête sur le royalisme en France (TF1 le 26.01.2020). – YouTube
Alliance royale Le parti royaliste:
Reportage de TF1 à l'occasion du 21 janvier 2020 – YouTube