ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下のクリスマスメッセージ(2017年12月)

 ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)のクリスマス・メッセージが公開されています。

 (英語:ルーマニア王室公式ニュース配信サイト)Christmas Message of Her Majesty Margareta, Custodian of the Romanian Crown | Familia Regală a României / Royal Family of Romania
 (ルーマニア語:ルーマニア王室公式ニュース配信サイト)Mesajul Majestății Sale Custodele Coroanei de Crăciun 2017 | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 

旧ルーマニア王ミハイ1世陛下崩御後60日で、ルーマニア王室のエリサベタ宮の使用権限が終わることになっている模様(2017年12月)

 (ルーマニア語)Principesa Margareta are 60 de zile să elibereze Palatul Elisabeta. Momente grele pentru familia regală

 

 旧ルーマニア王ミハイ1世陛下の葬儀が華々しく終わり、政治家が王政復古の国民投票について議論する必要を述べたりとしていますが、2001年の法によりますと、ミハイ1世陛下崩御後60日でルーマニア王室はエリサベタ宮の使用権限を失うらしく、同宮に居住している長女のルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)は、この使用権限について延長するよう政府や政治家・政党に要請しているようです。

 国民投票どころじゃないなあ……。

 

追記:
 要請を拒否したトゥドセ首相(「私が知る限りルーマニアは共和政国家だ」)は、マルガレータ陛下と会談した影の実力者ドラグネア党首の力で首相の座から追い出されました。

 東欧では「~は共和政国家」とか言い出すと引きずりおろされるパターンを結構見るような気がします。

 

ノルウェー王室のクリスマス写真撮影(2017年12月)

 (ノルウェー語:ノルウェー王室公式サイト)Julefotografering – kongehuset.no

 

 ノルウェー王室公式サイトで、クリスマスの写真撮影が行われたようです。

 ノルウェー王ハーラル5世陛下(Harald V of Norway : His Majesty The King)、
 ノルウェー王妃ソニア陛下(Queen Sonja of Norway: Her Majesty The Queen)、
 ノルウェー皇太子ホーコン殿下(Crown Prince Haakon of Norway : His Royal Highness The Crown Prince)、
 ノルウェー皇太子妃メッテ=マリット殿下(Crown Princess Mette-Marit of Norway : Her Royal Highness The Crown Princess of Norway)、
 と二人の子供とあわせて六人が写っています。
 あくまでこの写真を見るとということですが、ノルウェー王女イングリッド・アレクサンドラ殿下(Her Royal Highness The Princess : Her Royal Highness Princess Ingrid Alexandra of Norway)は、大人といってもわからないくらいですね。
 弟のノルウェー王子スヴェレ・マグヌス殿下(His Highness Prince Sverre Magnus of Norway)は、祖父王に似て体格が豊かになってきた感じがあります。

 

ルーマニア元老院【上院】議長のカリン・ポペスク=タリチャーヌ閣下(元首相)が王政復古の国民投票に関する議論を始めるべきだと発言(2017年12月)

 (ルーマニア語)Tăriceanu, argumente în favoarea unui referendum pentru monarhie: Sistemul constituțional românesc este unul „hibrid, care are sădiți în el germenii conflictului” | ActiveNews

 

 ルーマニア元老院【上院】議長のカリン・ポペスク=タリチャーヌ閣下(元首相 : Călin Popescu-Tăriceanu)が、ルーマニア王政復古の国民投票について議論を始めるべきだという考えを示したようです。

 元からそれなりに多くの政治家が王政復古を支持していた同国ですが、国葬となった旧ルーマニア王ミハイ1世陛下の葬儀あまりに盛り上がりすぎたためか、政治家の一部に興奮状態が見られる気もします。
 しかし、王政復古に関する最大の問題は、長女のルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)の知名度がミハイ1世陛下に遠く及ばず(名代としてはありますが)、功績に関してははっきりいって特にない(チャリティーを除けば)わけで、王政復古をやるならミハイ1世陛下存命のうちにやらなければいけなかったということ。
 それに、マルガレータ陛下が即位したとして、その後の後継問題もあります……。

 正直、議論はあっても投票まで持ち込めるかどうかは厳しいとみていますが、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教、ブカレスト大主教、ムンテニア・ドブロジャ府主教ダニエル聖下(His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea and Patriarch of the Romanian Orthodox Church)がすでにマルガレータ陛下と言及するなど宗教界のサポートはある程度期待できるとふんでいるのかもしれません。

 

スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下一家のクリスマスの挨拶映像(2017年12月)

 スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下(ヴェステルイェートランド女公爵 : Victoria : Her Royal Highness The Crown Princess of Sweden, Duchess of Västergötland)一家のクリスマスの挨拶映像がアップロードされています。
 夫のスウェーデン王子ダニエル殿下(ヴェステルイェートランド公爵 : His Royal Highness Prince Daniel of Sweden, Duke of Västergötland)、
 第一子/長女のスウェーデン王女エステル殿下(エステルイェートランド女公爵 : Her Royal Highness Princess Estelle of Sweden, Duchess of Östergötland)、
 第二子/長男のスウェーデン王子オスカル殿下(スコーネ公爵 : His Royal Highness Prince Oscar of Sweden, Duke of Skåne)、
 と一緒に、クリスマスのあいさつというかのんびり過ごしているだけというか、そういう映像です。

 

Kungahuset(スウェーデン王室公式チャンネル):
En julhälsning från Kronprinsessfamiljen – YouTube

 

 (スウェーデン語:スウェーデン王室公式サイト)En julhälsning från Kronprinsessfamiljen – Sveriges Kungahus