インタビュー記事(英語):元・旧エジプト王妃ファディーラ陛下へのインタビュー記事(2022年4月)

 モナコのメディアのサイトに、元・旧エジプト王妃ファディーラ陛下(Her Majesty Queen Fadila of Egypt)へのインタビュー記事が掲載されています。
 幼少に短い統治をした最後のエジプト王フアード2世陛下と後に結婚し、三子を儲けた後に離婚した方です。

 内容はそんなに長くないですが、故グレース公妃についてや、エジプト王室とモナコの関係、ヨーロッパでの活動や一家についてなどです。

 

 (英語)Words of Wisdom in Monaco with Her Majesty Queen Fadila of Egypt

訃報(2021年4月3日):タウフィーク・アーディル・トゥスン王子殿下(1925~2021)エジプト、ムハンマド・アリー朝/サイード・パシャの玄孫(孫の孫)?

 2021年4月3日、タウフィーク・アーディル・トゥスン王子殿下(His Highness Prince Tewfik Adil Toussoun)が、アメリカ合衆国カリフォルニア州で薨去したようです。
 1925年4月18日生まれの95歳。

 オスマン帝国下でエジプト・スーダン総督を務めた、ムハンマド・アリー朝のサイード・パシャの玄孫(孫の孫)ではないかと思います。

 

 (英語)Prince Toussoun Obituary (2021) – La Quinta, CA – The Desert Sun

古代エジプトのファラオなどのミイラ22体がパレードで移送(2021年4月)

 2021年4月3日、ミイラ22体が、エジプト考古学博物館からエジプト文明国立博物館へパレードで移送されました。

 22体は、以下の古代エジプトの新王国時代のファラオ(王・女王)・王妃のものとなるようです(一部について真贋性の異論もあるみたいですが……)。

  1. セケンエンラー・タア(第17王朝のファラオ)
  2. イアフメス=ネフェルタリ(第18王朝の王妃・摂政)
  3. アメンホテプ1世(第18王朝のファラオ)
  4. イアフメス=メリトアメン(第18王朝の王妃)
  5. トトメス1世(第18王朝のファラオ)
  6. トトメス2世(第18王朝のファラオ)
  7. ハトシェプスト(第18王朝のファラオ【女王】・王妃)
  8. トトメス3世(第18王朝のファラオ)
  9. アメンホテプ2世(第18王朝のファラオ)
  10. トトメス4世(第18王朝のファラオ)
  11. アメンホテプ3世(第18王朝のファラオ)
  12. ティイ(第18王朝の王妃)
  13. セティ1世(第19王朝のファラオ)
  14. ラムセス2世(第19王朝のファラオ)
  15. メルエンプタハ(第19王朝のファラオ)
  16. セティ2世(第19王朝のファラオ)
  17. サプタハ(第19王朝のファラオ)
  18. ラムセス3世(第20王朝のファラオ)
  19. ラムセス4世(第20王朝のファラオ)
  20. ラムセス5世(第20王朝のファラオ)
  21. ラムセス6世(第20王朝のファラオ)
  22. ラムセス9世(第20王朝のファラオ)

 
 
 ファラオのミイラがパレード、新博物館へ移動 エジプト – BBCニュース

 

時事通信映像センター:
王のミイラ22体移送 首都でパレード エジプト – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
エジプト 王などのミイラ22体が“引っ越し”(2021年4月4日) – YouTube

 

RT:
Royal mummies moved to Cairo museum in 'Golden Parade' – YouTube

Vanity Fair(英語)記事:“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”(2018年)君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下とニコライ・トルストイ伯爵子の話題など

 (英語)“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”: The Global Network of Monarchists Helping Deposed Kings and Queens | Vanity Fair
 (英語:上記からニコライ・トルストイ伯爵子に関する部分の一部を抜き出したもの)Count Nikolai Tolstoy on Russian Monarchy and the Romanovs | Royal Russia News

 

 冒頭は、ルーマニア王女マルガレータ殿下(当時)から連絡を受けた人物の話、君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下(His Imperial Highness Prince Ermias Sahle-Selassie)とニコライ・トルストイ伯爵子(Count Nikolai Tolstoy)の話題などが中心となっています。

 

 エルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下は故エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世陛下の孫ですが、一般的にエチオピア帝室の当主とされていません。
 しかし、この記事のように、帝室の代表者として活動しているとみる立場もあるようです。

 

 ニコライ・トルストイ伯爵子の話の一部には、“Pretender【プリテンダー】”という用語に関するものがあります。
 いうまでもなくこの言葉は中立的ではないものですが、Wikipedia英語版のせいか、この言葉が使用されるケースが多い気します(上記の記事すらそうなのですが)。
 そのもっともアホらしい例は、リトアニアの王位継承者を称して活動を始めたウラッハ公子イニゴ閣下(His Serene Highness Prince Inigo of Urach)のものらしきサイト(すぐに更新止まりましたけれど)に、イニゴ閣下をリトアニア王位の“legitimate pretender”とする表記があったことです。もちろんこれは、イニゴ閣下を正当な王位継承者と表現したかったのでしょうが、pretenderに「不当」である意味がありlegitimateに「正当」である意味があることを考慮すれば、ギャグのような言葉の並びです。
 中立的というかなんと表現すればいいのかわかりませんが、“Claimant【クレイマント】”という用語がありますが、一般的の人にはなじみがなく、また、正直これが本当に中立な用語なのか首をかしげるときもあります。日本語で“王位請求者”と(訳して)書いている例がありますが……コメントは避けます
 伯爵子は“Heir【エア】”を使っているようですが、当方でも「(王位)継承者」などこの用語を意識して書いています。この用語が実は一番便利です。曖昧さを許容するという意味でも。pretenderはそもそも本人が称していないのにこう書くのは名誉棄損みたいなものですし、claimantも本人が称していない場合はどうなのか、よくわからない部分があります。

 

婚約(2013年4月):エジプト王室継嗣サイード公ムハンマド・アリー殿下とアフガニスタン王室のノアル王女殿下

 2013年4月27日に、エジプト王室のサイード公ムハンマド・アリー王子殿下(His Royal Highness Prince Muhammad Ali, Prince of the Sa’id)と、アフガニスタン王室のノアル王女殿下(Her Royal Highness Princess Noal)の婚約が発表された模様です。

 ムハンマド・アリー殿下は、旧エジプト王【エジプト・スーダン王】フアード2世(His Majesty King Fuad II of Egypt and the Sudan)陛下の継嗣。
 ノアル王女殿下は、最後のアフガニスタン王であった故ムハンマド・ザーヒル・シャー陛下(His Majesty Mohammed Zahir Shah, King of Afghanistan : 国父 : Father of the Nation)の五男ムハンマド・ダウード・パシュトゥンヤー・ハーン王子殿下(His Royal Highness Prince Muhammed Daoud Pashtunyar Khan)の次女。