前スペイン王妃ソフィア陛下はスペインを離れる予定なし(2020年8月)

 前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)の突然の出国声明といまだ(8月7日現在)に所在地が確定しない状況ですが(ドミニカ共和国説、ポルトガル説、まだスペインにいる説、イタリア・フランスなど欧州連合内説に加え、アラブ首長国連邦【UAE】のアブダビにいる説も出てきました)、前スペイン王妃ソフィア陛下(Her Majesty Queen Sofía of Spain)には出国の予定なしと報道されています。

 

 (英語)Queen Sofia will not be leaving Spain to join her husband

 

 ソフィア陛下は数日前に、長女のスペイン王女エレナ殿下(ルーゴ女公爵 : Her Royal Highness Infanta Elena of Spain, The Duchess of Lugo)、妹のギリシャ・デンマーク王女イリニ殿下(Her Royal Highness Princess Irene of Greece and Denmark)らとともにスペイン王室の夏の離宮、マリベント宮殿(Marivent Palace)に到着しているようです。

 今後とも、妹のイリニ殿下らと生活・行動を共にすることが多いのではないかと思われます。

 

前スペイン王ファン・カルロス1世陛下がスペインを出国するとの報道(2020年8月)タックス・ヘイヴンを巡るスキャンダルの最中。帰国は生涯ないとの観測も

 タックス・ヘイヴン(租税回避地)を巡るスキャンダルなどが報じられていた前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)ですが、スペイン王国を出国すると報道されています。
※一部では「亡命」という単語が……。

2020年8月4日 22時15分追記:
 陛下は中米のドミニカ共和国に到着しているとの報道が出ています。
2020年8月4日 22時39分追記:
 ポルトガル説も出ているようです。

 

 (過去において)海外の口座に中東の君主(サウジアラビア財務大臣が故サウジアラビア王からの指令で?)からの送金(リベートの類?)が確認され、子息のスペイン王フェリペ6世陛下が遺産の相続権を放棄するという声明を出したという報道がありました。父に関する予算もカット。そしてスペインの最高裁判所から捜査命令が出ているようです。
 また、その後、スイス連邦からスペイン王国に秘密裏に金が動かされたとの報道も出ました。こちらは現在のところ、スペインおよびスイスでは捜査は開始されていませんが、開始されると見込まれており、また陛下側は捜査に協力するとのことです。

 当面のところ、陛下の称号は維持される見込みと、前王妃ソフィア陛下への影響は考慮されていませんが、これらもどうなるかわかりません。

 

 (英語)Spanish royal family: Spain’s emeritus king Juan Carlos I to leave country amid tax haven scandal | News | EL PAÍS in English
 (英語)BREAKING: King Juan Carlos of Spain leaves country in exile amid corruption scandal – Royal Central

 不正疑惑のスペイン前国王、亡命の意向 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News
 スペイン前国王 国外へ 高速鉄道建設計画めぐり収賄疑惑で | NHKニュース

 

追記:
 全体像がよくわかりませんが、サウジアラビアがらみで、サウジ側から資金洗浄がおこなわれつつ最終的に陛下にお金が渡っている、というように思えました。これに関して、元ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公子妃のコリンナ・ラーセン(陛下の元愛人として名前があがる人)が所有する企業が関わっているとも報道されています。
 スイスの金融機関が関わっているため、スイスの捜査官がスペイン側に陛下の行動に関して問い合わせている状況ともされています。

 一方、NHK は「サウジアラビアの高速鉄道の建設計画をめぐって、工事を受注したスペインの企業連合から見返りに金を受け取った疑惑」としています。
 これは、サウジアラビア王国のハラマイン高速鉄道(メッカ・メディナ高速鉄道)の車両などにおいて、スペイン王国の企業群が受注した件ででしょう。
 サウジアラビアがらみであることは同じものの(また、おそらくこの鉄道の件が問題の核心と思えるものの)、こちらはスイスに関しては情報がなく、別件(というか別の不正というか)なのか。見返りとしていますが、そもそもなんの見返りなのか。

 全体像としては、高速鉄道建設の件で、陛下へリベートというかワイロというかなんというかが渡ったことは確かに思えます。
 無理矢理つなげるならば、スペイン企業 → サウジアラビア王室 → 陛下に関わるスイスの金融機関の口座、となりますが、正確な話は続報を待ちたいと思います。

 

 陛下は2014年に退位するまで国家元首としての特権がありましたが、現在でも一部特権があるようです。
 また、在位中の行為に関する問題についてどういう扱いになるのか、いまひとつはっきりしません(免責特権があるので刑罰などはないとしても捜査もしないわけにはいかないでしょうし)。

 

追記2:
 それにしてもどこの国へいこうというんでしょう。
 現在の世界の状況(新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミック下)では、高齢の陛下を受け入れるのは、医療の質が高く医療体制に余裕がある国となるでしょう。それに加えて不正の疑い(というか出国する時点で疑いどころではありませんが)のある人物を受け入れ、かつスペインと引き渡し条約を結んでいないという夢のような国がいったいどこに……。

2020年8月4日 22時15分追記:
 (この記事の上部にも追記していますが)陛下は中米のドミニカ共和国に到着しているとの報道が出ています。
2020年8月4日 22時39分追記:
 ポルトガル説も出ているようです。

 「王室に対する批判が高まるのを避けたい」というのも、なんともよくわからない話で、もともとがご本人の表明に基づくものなので報道としてはそう書くしかないでしょうが、いったいこれでどうやって批判が高まるのを避けるつもりなのか。

 

追記3:
 (英語)King Carlos is 'staying in the Dominican Republic' after being 'forced into exile' | Daily Mail Online
 (英語)Spaniards ask where Juan Carlos has gone after ex-king leaves country – Reuters

 スペイン前国王、中米ドミニカ共和国へ亡命か 報道 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

 ポルトガル説もあるものの、ドミニカ共和国が有力とみられているようです(正式発表があると見込まれているので、もう少し情報を待った方がよさそうですが)。
 ロイターによれば、

Switzerland classifies the Dominican Republic as a country with which judicial cooperation is “very difficult”, but Spain has an extradition agreement with it.

 スイス連邦はドミニカ共和国を、捜査協力が「きわめて困難」な国としているようです。一方で、スペイン王国は同共和国との間に本国送還/引き渡しに関する合意(条約ではない??)があるともしています。

 

関連・続報:
 前スペイン王妃ソフィア陛下はスペインを離れる予定なし(2020年8月)

 

フランス滞在中のデンマーク王子ヨアキム殿下が脳の血栓で緊急手術(2020年7月)術後の容態は安定

 デンマーク王室発表によりますと、2020年7月24日夜遅く、デンマーク王子ヨアキム殿下(モンペザ伯爵 : His Royal Highness Prince Joachim of Denmark, Count of Monpezat)は、脳の血栓のため入院、緊急手術がおこなわれた模様です。
 翌7月25日には容態は安定しているとされています(後遺症が心配される類のものではあります)。

 殿下はデンマーク女王マルグレーテ2世陛下の次男で、一家とともにフランス共和国滞在中でした。

 

 (英語:デンマーク王室公式サイト)HRH Prince Joachim hospitalized in France | The Danish Monarchy – Front Page

 

結婚【民事婚】(2020年7月20日):オーストリア大公女エレオノーレ殿下(ハプスブルク=ロートリンゲン家当主カール大公殿下の長女)とジェローム・ダンブロジオ氏がモナコで民事婚

 2020年7月20日、オーストリア大公女エレオノーレ殿下(オーストリア皇女 : ハンガリー王女 : ベーメン王女 : Her Imperial and Royal Highness Archduchess Eleonore of Austria, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia : エレオノーレ・フォン・ハプスブルクEleonore von Habsburgエレオノーレ・ハプスブルク=ロートリンゲンEleonore Habsburg-Lothringen)とジェローム・ダンブロジオ氏(Jérôme D'Ambrosio)の民事婚がモナコ公国で執り行われた模様です。

 写真とキャプションからは、(少なくとも)父であるハプスブルク家当主カール大公殿下および母のフランツェスカ殿下、モナコ市長のジョルジュ・マルサン氏が参列しているようですが、その他近親も参列の模様。
 なお、これもキャプションからですが、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のため、宗教婚は今年は無理だろうとのことです。

※後で記事などへのリンクを追加するかもしれません。

 

 (写真一覧)画像と写真 – Getty Images

 

Mayor of Monaco Georges Marsan, Henri d'Ambrosio, Giselle d'Ambrosio,… ニュース写真 – Getty Images
Embed from Getty Images

 

Civil Marriage of Eleonore of Habsburg and Jerome d'Ambrosio on July… ニュース写真 – Getty Images
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英国女王エリザベス2世陛下が、キャプテン・トム【“サー”・トーマス・モア大尉(トム・ムーア大尉)】を騎士に叙任(2020年7月)ベアトリス王女殿下夫妻は結婚式よりもキャプテン・トムの報道を優先させる配慮

 2020年7月17日、キャプテン・トムCaptain Tom)こと、“サー”・トーマス・モア大尉(Captain Sir Thomas Moore)が、英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)より騎士(ナイト : Knight)に叙任されました。

 キャプテン・トムは第二次世界大戦に従軍した退役軍人で、今年、新型コロナウイルス感染症対策における医療従事者のための募金活動で有名となり、士官学校(?)から上級の軍人の名誉階級を授与されたり、マイケル・ボールとデュエットしたユール・ネヴァー・ウォーク・アローン(You’ll Never Walk Alone)が全英シングルチャート1位を獲得したり、といわゆる一躍時の人になった状態になっています。
 また、英国王室のベアトリス王女殿下(ヨーク公爵家)とエドアルド・マペッリ・モッツィ氏が騎士叙任同日に結婚式を挙式していますが、殿下らはキャプテン・トムの報道を優先させたいとして式の写真などの報道関係者への配布を翌日以降にする意向を示したそうです(いまいち守られていないような気もしますが)。

 

The Royal Family Channel:
Captain Tom Moore knighted by The Queen During Outdoor Ceremony at Windsor Castle – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
エリザベス女王 コロナ感染拡大後、初の対面公務(20/07/18) – YouTube

 

 英「自宅の庭を100周」40億円超募金集めた100歳男性に爵位授与 | NHKニュース

 

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています 「Arise, Captain Sir Thomas Moore! Today The Queen conferred the Honour of Knighthood on @captaintommoore at an Investiture at #WindsorCastle. https://t.co/hukR1jAc8Y」 / Twitter

 

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています 「Captain Sir Tom Moore stands proudly with his family in the Quadrangle of Windsor Castle, following his Investiture ceremony. Congratulations @captaintommoore 👏🎖 https://t.co/EJDkuuXlnJ」 / Twitter

 

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています 「In April, #WW2 veteran, Captain Sir Tom Moore embarked on 100 laps of his garden with the aim to raise £1,000 for @NHSCharities. @captaintommoore has now raised over £32 million for the #NHS, and inspired so many people along the way. https://t.co/wVIIsR6k8B」 / Twitter

 

Today The Queen conferred the Honour of… – The Royal Family | Facebook

Today The Queen conferred the Honour of Knighthood on Captain Tom Moore at an Investiture at Windsor Castle.‪In April,…

The Royal Familyさんの投稿 2020年7月17日金曜日

 

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Arise, Captain Sir Thomas Moore!‬ ‪Today The Queen conferred the Honour of Knighthood on Captain Tom Moore at an Investiture at Windsor Castle. ‪In April, #WW2 veteran, Captain Sir Tom Moore embarked on 100 laps of his garden with the aim to raise £1,000 for @NHSCharities and has now raised over £32 million for the #NHS, and inspired so many people along the way. ‬ ‪Today Captain Sir Tom Moore’s incredible fundraising achievements are recognised with a Knighthood.‬ The Queen awarded Captain Sir Tom Moore with his insignia of Knight Bachelor, after knighting him with the sword that belonged to her father, King George VI. ‪Swipe ⬅️ 📷 Captain Sir Tom Moore standing proudly with his family in the Quadrangle of Windsor Castle, following his Investiture ceremony.‬ ‪Congratulations Captain Sir Tom Moore 👏🎖

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