70歳(2020年1月28日):バーレーン王ハマド陛下が70歳を迎える

 2020年1月28日、バーレーン王ハマド・ビン・イーサ・アル・ハリーファ陛下(His Majesty Hamad bin Isa Al Khalifa, King of Bahrain)は、70歳を迎えました。

 バーレーン通信(Bahrain News Agency)は、英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)およびロシア連邦大統領ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン閣下(His Excellency Mr Vladimir Vladimirovich Putin)から祝電があったことを伝えています。
 この二者(二国)以外からも祝福はあったと思うので、バーレーンにとって英国とロシアが重要であることを示していると思います。
 一方、アメリカ合衆国大統領ドナルド・J・トランプ閣下(The Honorable Donald J. Trump)からの祝電は報じられておらず、これは送られてこなかったということなのでしょう。

 

 (英語)HM the King congratulated by Queen Elizabeth II
 (英語)HM King congratulated by Russian President

 

Bahrain TV News Center مركز الأخبار:
البحرين مركز الأخبار : جلالة الملك المفدى يتلقى برقية تهنئة من ملكة المملكة المتحدة 29-01-2020 – YouTube

 

前ベルギー王アルベール2世陛下の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエルが姓を変える(デルフィン・ファン・サクセン=コブルフ or デルフィーヌ・ド・サクス=コブール)つもりだとフランデレン地域のメディアが報道している模様(2020年1月)

 ウェブ上でニュースソースは見つからなかったのですが、前ベルギー王アルベール2世陛下(His Majesty King Albert II of Belgium)の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエルDelphine Boël)が姓を変えるつもりであるとフランデレン地域のメディアが報道しているという話が出ています。

関連:
 前ベルギー王アルベール2世陛下が弁護士を通じて、 DNA 検査の結果はデルフィーヌ・ボエルの生物学上の父がアルベール2世であることを示していることを発表(2020年1月)

 ウェブ上で見つけられないうえに、「親しい友人の話」だそうなので、信用度には疑問符が付きますが、彼女はオランダ語ではデルフィン・ファン・サクセン=コブルフDelphine Van Saksen-Coburg)、フランス語ではデルフィーヌ・ド・サクス=コブールDelphine De Saxe-Cobourg)を選ぶとされています。
 ドイツ語ではデルフィーネ・フォン・ザクセン=コーブルクDelphine Von Sachsen-Coburg)となるでしょうか。

※なお、彼女は、ベルギー王室構成員が使用するベルギーを意味する姓、「ド・ベルジック」「ファン・ベルヒエ」「フォン・ベルギエン」も選択可能です。いずれにせよ、ベルギー王フィリップ陛下の許諾が必要とも報道されていますが、詳細な法的手続きなどはよくわかりません。

 

 真偽もまだ不明ですが、加えて言いますと、今のところ彼女は法律上の父親である“ヨンクヒール”・ジャック・ボエルと法律上の縁が切れたわけではなく(と言いますか、切れたとする報道がありません)、従って法律上はベルギー貴族の“ヨンクフラウ”であることになる、と思います
 姓を変えるだけでは法律上の父親と完全に縁を切ることになるわけではないと思うので、ザクセン=コーブルク系統の姓になっても、ベルギー貴族の“ヨンクフラウ”であり続けるのではないかと思いますが……。

 

前ベルギー王アルベール2世陛下が弁護士を通じて、 DNA 検査の結果はデルフィーヌ・ボエルの生物学上の父がアルベール2世であることを示していることを発表(2020年1月)

 前ベルギー王アルベール2世陛下(His Majesty King Albert II of Belgium)は、弁護士を通じて、 DNA 検査の結果はデルフィーヌ・ボエルDelphine Boël)の生物学上の父親がアルベール2世であることを示していることを発表しました。

※要するに、裁判所が DNA 検査の結果公開を決めたので、浮気でできた子供だと、ようやく完全に認めたということです。

 アルベール2世は今後、法的に何かを争う意思はないとのことです。
 デルフィーヌ・ボエル側は「真実を知りたいだけで、財産や称号が目当てではない」という意思表明をこれまでしてきましたが(みんなとっくの昔から娘なんだろうなと確信してましたけど)、今回の発表を受けて、これで事態を終わりにするかどうかはなんともいえないところです。
 財産に関しては、デルフィーヌ・ボエルには国際的には知名度は大してありませんが、現地やその周辺での知名度や評価はそれなりにある人物であり、すでにアルベール2世よりも多くの財産を保有しているとの観測(追記:法律上の父親であるジャック・ボエルの家は資産家です)もあります。
 また称号(王女など)に関してルール上からデルフィーヌ・ボエルに自動的に与えられるものはありませんが(というのが一般的な解釈ですが違う可能性は常にあることはお断りしておきます)、こんなものは君主が叙せばいいものなので(特にベルギーでは)、異母兄であるベルギー王フィリップ陛下が称号を与えられば得ることはできます。ボエル側は称号目当てではないといっても、(財産もそうですが)「くれるといっても貰わない」とまでは言っていないので、王室側があげたほうがいい気がしたらあげるのではないのでしょうか。

 そのほか、名前(姓)の変更や、王室の一員(ないしは一員に準ずる待遇)があるのかということもあるのですが、デルフィーヌ・ボエルの支持者はいずれもこういう問題に関しては本人が望んでいないとしてきています。しかし、状況が変われば人間の考えは変わるものですし、王室側がなにかを提案することもありえます。

 

 (オランダ語)Koning Albert II geeft toe dat hij vader is van Delphine Boël | Binnenland | Nieuws | HLN

HLN.BEさんはTwitterを使っています: 「Koning Albert II geeft toe dat hij vader is van Delphine Boël https://t.co/pzxyOonyMd https://t.co/YspHHOjdAp」 / Twitter

 

 (オランダ語)Koning Albert II geeft toe dat Delphine Boël zijn dochter is – De Standaard

 

追加リンク:

ANNnewsCH(ANN NEWS):
ベルギー前国王“隠し子騒動”DNA鑑定で「娘」認知(20/01/28) – YouTube

 そして、この度、正式に娘だと認知された女性のデルフィーヌ・ボエルさん(51)です。ボエルさんはアルベール2世が退位したその年に認知を求めて提訴に踏み切ります。裁判で前国王は一貫してボエルさんの主張を否定。しかし、どういう訳か裁判所が求めたDNA鑑定を拒否。

 裁判所は去年5月、前国王に対して「鑑定を拒否すれば一日あたり約60万円の罰金を科す」と通告。その結果、前国王もとうとう鑑定に応じ、そして、言い逃れできない状況を突き付けられた模様です。

 前国王の4番目の子どもであると認められたボエルさん。報道によれば、王位継承権や称号などを得ることはないようです。

 

関連:
 前ベルギー王アルベール2世陛下の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエルが姓を変える(デルフィン・ファン・サクセン=コブルフ or デルフィーヌ・ド・サクス=コブール)つもりだとフランデレン地域のメディアが報道している模様(2020年1月)

 

Megxit:英国女王エリザベス2世陛下とバッキンガム宮殿が、サセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻の今後について声明(2020年1月)公費からの支給なし、「(HRH)殿下」を使用しないとのこと、など。効力は春から

 英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)と、バッキンガム宮殿が、王室の「‘senior’ members」からの離脱を一方的に宣言したサセックス公爵ヘンリー王子殿下(Prince Henryハリー王子 : Prince Harry : His Royal Highness The Duke of Sussex)とサセックス公爵夫人メーガン妃殿下(Meghan : Her Royal Highness The Duchess of Sussex)の今後について声明を出しています。

 まずはとりあえずリンクを貼ったうえで、下のほうに思うことを書いておきます。

 

 (英語:英国王室 公式ウェブサイト)Statement from Her Majesty The Queen | The Royal Family

 

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「A statement from Her Majesty The Queen. https://t.co/ZAPC5ARUup」 / Twitter

 

 陛下の声明については、夫妻の決定を尊重する、ということです。

 バッキンガム宮殿の声明には疑問符がつく部分があります。
 予算に関しては(警備予算については決まっていないようですが)夫妻のために支出されるものはなくなるようですが、サセックス公爵称号の剥奪がなかった以上、夫妻はこのブランドでいくらでも稼げるし、それをやられると次はどこの誰がなにをやらかすかわからないという懸念はまったく払拭されていません。

 しかしそれは、“ハリウッド君主政”の話で、一応このサイトは主にルールに関する真面目な話をするところ(そうだったんです)なので、それに関する話をします

 最大の問題はここ、

The Sussexes will not use their HRH titles as they are no longer working members of the Royal Family.

 夫妻はもはや「HRH」(His/Her Royal Highness)【=殿下】を使用しないという部分です。
 これはもちろん Prince 称号に触れていないため、ヘンリー王子殿下が王子であることは変わりありません(バッキンガム宮殿が数十年前のように勘違いしていなければ……している可能性が本気であるのが怖い……)。
 ですが「The Sussexes will not use」というのは、単に彼ら自身が使わないといっているだけであって、これは殿下の敬称に関して変更があったわけではないと取れます。また、サセックス公爵夫妻使わないというだけなので、乱暴に言ってしまえばメディアなどのわれわれ第三者は殿下と呼んでもいいともとれます。
 加えていいますと、英国の公爵には「HG」(His/Her Grace)【=閣下】という敬称が存在するわけで、今回、サセックス公爵称号についてはなんの処分もなかった以上、こちらを使えという話なのか、これもまた使わないのか。
 要は「夫妻についてフォーマルな場合は『~』と呼んでくれ、それ以外は好きにして」みたいなわかりやすい話がないのです。

 さらにいえば「as they are no longer working members of the Royal Family」(王室の公務をおこなう一員ではない)だから使わないだと、女王陛下の従弟のケント公爵家マイケル王子殿下夫妻らを筆頭に使っちゃいけない方々がたくさんいる気がしますが……。
 少なくとも英国では、公務をおこなわないから殿下を使わないなどという慣習はありません

 

The Duke and Duchess of Sussex have shared their wish to repay Sovereign Grant expenditure for the refurbishment of Frogmore Cottage, which will remain their UK family home.

 税金を使って居館を改装しましたが、そのお金を返還するとのことです。
 居館は(英国にいるときは)使用し続けるようです。
 この居館は王族の一員だから使用できるものだと思うんですが……。
 家賃を払うということですか??
 改修に三億円かかる居館の家賃はいくらになるのか……。

 

Buckingham Palace does not comment on the details of security arrangements.

 先にも述べましたが警備費用についてはコメントしないそうです。

 

This new model will take effect in the Spring of 2020.

 なお、効力は2020年春からだそうです。春っていつですか??
 これはつまり今回の声明は、具体的にいつの日付からこうなるとまだ細かく決めたものではなく、今後こんな風にやりますと述べただけであるということでしょう。

 

 繰り返しになりますが、今回の声明で感じた大きな問題点は次の二つです。

 一つは、称号と敬称。
 結局のところ、ヘンリー王子殿下のルール上の称号と敬称がどうなるのか正確にわからないということです。
 また、“マスター”・アーチー・マウントバッテン=ウィンザー(Master Archie Mountbatten-Windsor)の将来に関する言及がなかった以上、チャールズ皇太子殿下の即位と共に、1917年の勅令に基づいて男系の孫である彼は王子・殿下になりますし、そのように称されます(そもそも現段階ですら彼の位置付けがフワッフワで、これは本人の気質によってはかえって思い悩むんじゃないのという気もします)。
 もちろん、その時や、そうなりそうな時にあらためて「そうはなりませんよ」という告知を出せばそう称されませんが……。まさか“アーチー王子殿下”に将来的になにかを担ってもらう可能性を担保しておきたいわけでもないだろうし……。

 二つ目は、称号を使った商売の話。
 夫妻が王室ブランドを使って金儲けをするのを女王陛下がどこまで容認しているのか、というところがさっぱりわかりません。しかしこれも先に述べた通り、当面のところはこのサイトの対象としてはやや外れている話です。どこかほかの王室へ波及して誰かが捕まるということでもなければ、海外の大金持ちが大金を儲けるというだけのことです。

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
ヘンリー王子夫妻が称号を返上 公金も受け取らず(20/01/19) – YouTube

また、自宅の改装に投じられた日本円で3億円以上に及ぶ税金を返納する意思があることも明らかになりました。

ANNnewsCH(ANN NEWS):
ヘンリー王子夫妻が称号を返上 公金も受け取らず(20/01/19) – YouTube

ANNnewsCH(ANN NEWS):
メーガン妃、カナダでの様子も・・・波紋広がる称号返上(20/01/20) – YouTube

ANNnewsCH(ANN NEWS):
「他に選択肢なかった」王室離脱問題でヘンリー王子(20/01/20) – YouTube

ANNnewsCH(ANN NEWS):
ヘンリー王子「王室離脱以外に選択肢なかった」(20/01/20) – YouTube

 一方、王子夫妻が今後、拠点にするとみられるカナダでは様々な意見が上がっています。
 地元住民:「(警備などに)私たちの税金を使うべきではない」「彼らは私たちの伝統で財産の一部だ。豊かなカナダが払っても問題ない」
 カナダメディアは、2人の警備に年間で約11億円もの負担を強いられかねないと伝えています。

 

The Duke and Duchess of Sussex(@sussexroyal) • Instagram写真と動画

 

 ハリー王子夫妻 「王室の称号使わず」 英王室 | NHKニュース
 ハリー王子夫妻 “王室離脱” 英メディア 女王は厳格な対応も | NHKニュース
 英 ハリー王子「女王に仕え続けたいと望んだが かなわず」 | NHKニュース

 (英語)Harry and Meghan drop royal duties and HRH titles – BBC News

 

ヨルダン王アブドッラー2世陛下の一週間(2020年1月12日~1月16日)

 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)の、この一週間くらいの公務などの様子です。

 

RHC JO(ヨルダン王室ハーシム家公式チャンネル):
جولة عمل إلى بلجيكا وفرنسا في ملخص نشاطات جلالة الملك عبدالله الثاني 12 – 16 كانون الثاني 2020 – YouTube

 

 今回は、

 ……などです。