Royal Central によると、アルバニア王室当主レカ2世殿下が、新聞(?)のインタビューに対し「アルバニアとコソボを統合し、君主政国家になるべき」と発言したとのこと(2018年8月)

 (英語)Crown Prince Leka: “Kosovo and Albania should be united under a monarchy” – Royal Central

 

 英国の王室情報ニュースサイト「Royal Central」によりますと、アルバニア王室当主/アルバニア皇太子レカ2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Leka II of the Albanians)が、同国の新聞かなにか(メディアを特定できませんでした)のインタビューで「アルバニアとコソボを統合し、君主政国家にするべき」と発言したとのことです。

 元ネタのはアルバニアメディアがよくわからないうえ、 Royal Central は時々信用できない記事を出すので、とりあえず話半分くらいの気持ちです。

 

 いちおう簡単な政治的な背景や、かつてのアルバニア王国との絡みで少し話を。

 旧ユーゴスラビア紛争を経て、コソボ共和国は独立しましたが、独立を承認していない国々からはセルビア共和国内のコソボ・メトヒヤ自治州とみなされています。
 アルバニア人が多数。

 アルバニアがその周辺への影響力を強め、統合していく大アルバニア主義への警戒と、実際にはそのような傾向は見られないという指摘は、2000年前後からゼロ年代後半までありましたが、その後、コソボの状況の改善が見られず、また近年の世界各地の紛争や独立運動の遠因をコソボ独立に求める考えなど、ややこしい状況は続いてます。

 いっぽう、セルビア共和国側は隣接するセルビア人居住地方及び伝統的にセルビアに属すると認識されている領域への影響力拡大を目指しているのは明らかで、またキリスト教のセルビア正教会は、自身の正式名称に「ペーチ総主教庁」を加えることを議論(ペーチ【ペヤ】はコソボ領)するなど、剣呑な雰囲気もあります(そもそも同教会の現在の正式名称が人によって違ったりするのですが、とりあえず近年の正式名称はセルビア正教会でよかったのではないかと思っています。が違うかもしれません)。

 また、コソボ独立を認めることと、コソボとアルバニアの統合を認めることは別であり、これが国際的に認められるのは厳しいのではないかと思われます。

 一方、かつてのアルバニア王国は、コソボのある程度を領有していた時期があり、またアルバニア王ゾグ1世陛下は、自身の息子であるアルバニア皇太子レカ【1世】殿下が生まれる前、女系の甥タティ殿下に、コソボ公(Prince of Kosovo)の称号を与え継嗣としていました。
 このような経緯から、現在のアルバニア王室当主であるレカ2世殿下が、アルバニアとコソボの統合と君主政復活を主張するのは、政治的な緊張感が高まる可能性をスルーすれば、特に不思議はありません。

 

73歳(2018年7月17日):セルビアの旧ユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下が73歳を迎える。この一年の活動の映像も

 2018年7月17日、現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラヴィア王室当主/ユーゴスラヴィア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)は、73歳を迎えました。

 この一年の活動の映像が公開されています。
 セルビア王室の出来事、旧王室を含む各王室との交際、チャリティーや国家的イベント、要人などとの会合がありますが、セルビア正教会を含むキリスト教/東方正教会関連のイベント・高位聖職者との会見も目立ちます(もちろん、東欧においてこれらの活動はそれぞれが完全に分割されたものではありませんが)。

 

 (英語:セルビア王室公式サイト)CROWN PRINCE ALEXANDER CELEBRATES BIRTHDAY WITH HIS FAMILY | The Royal Family of Serbia

 

英語版/
RoyalSerbianChannel(セルビア王室公式チャンネル):
17 July 2017 – 17 July 2018 – HRH Crown Prince Alexander – YouTube

セルビア語版
RoyalSerbianChannel(セルビア王室公式チャンネル):
17. jul 2017. -17. jul 2018. – Nj.K.V. Prestolonaslednik Aleksandar – YouTube

 

セルビアの旧ユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下が、キリスト教/セルビア正教会の聖シノドのメンバーと晩餐会(2018年5月)

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 

 2018年5月3日、現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラヴィア王室当主/ユーゴスラヴィア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)は、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の聖シノドのメンバーを晩餐会に招きました。

 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)や、同教会に属するマケドニア旧ユーゴスラビア共和国の正教オフリド大主教庁のオフリド大主教ヨヴァン6世座下(His Beatitude Archbishop Jovan VI of Ohrid)らが参列したようです。

 

 (英語::セルビア王室公式サイト)CROWN PRINCE ALEXANDER HOSTED PATRIARCH AND HOLY SYNOD AT THE TRADITIONAL DINNER IN WHITE PALACE | The Royal Family of Serbia

 (マケドニア語:正教オフリド大主教庁公式サイト)Православна Охридска Архиепископија » Вести

 

Његово Краљевско Височанство… – Александар Карађорђевић | Facebook

 

2018年2月25日に誕生したユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下の動画・写真が公開される(2018年3月)

 2018年2月25日に誕生したユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下(His Royal Highness Prince Stefan of Yugoslavia / Serbia)の動画・写真が公開されています。

 ステファン殿下は、現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラヴィア王室当主/ユーゴスラヴィア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)の次男ユーゴスラビア王子【セルビア王子】フィリップ殿下(His Royal Highness Prince Philip of Yugoslavia / Serbia : フィリプ・カラジョルジェヴィッチFilip Karađorđević)とユーゴスラビア王子妃【セルビア王子妃】ダニカ殿下(Her Royal Highness Princess Danica of Yugoslavia / Serbia : ダニカ・マリンコヴィッチDanica Marinković)の第一子・長男です。

 

Телевизија Храм:
Принц Стефан први пут представљен јавности – YouTube

※キリスト教/東方正教会/セルビア正教会系メディア

 

 (英語:セルビア王室公式サイト)THE FIRST PHOTOGRAPH OF HRH PRINCE STEFAN | The Royal Family of Serbia

 

 (写真一覧)Prince Philip Of Serbia And Wife Danica Marinkovic Present Newborn Son Stefan In Belgradeの写真およびイメージ | ゲッティイメージズ

 

Baby Stefan Karadjordjevic is presented by his parents Prince Philip… ニュース写真 | Getty Images
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Prince Philip Of Serbia and wife Danica Marinkovic present their baby… ニュース写真 | Getty Images
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Princess Katarina Karadjordjevic, Crown Prince Aleksadar… ニュース写真 | Getty Images
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向かって左から:
 (現在のアレクサンダル2世殿下の妻)ユーゴスラヴィア皇太子妃【セルビア皇太子妃】カタリナ殿下(英語ではキャサリン皇太子妃 : Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)、
 ユーゴスラヴィア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、
 (アレクサンダル2世殿下の元妻・フィリップ王子殿下の母で、今回誕生のステファン王子殿下には祖母にあたる)セゴルベ公爵夫人/オルレアン=ブラガンサ公女マリア・ダ・グロリア殿下(Her Royal Highness Princess Maria da Glória of Orléans-Braganza, The Duchess of Segorbe)、
 ユーゴスラビア王子【セルビア王子】フィリップ殿下(His Royal Highness Prince Philip of Yugoslavia / Serbia : フィリプ・カラジョルジェヴィッチFilip Karađorđević)とユーゴスラビア王子妃【セルビア王子妃】ダニカ殿下(Her Royal Highness Princess Danica of Yugoslavia / Serbia : ダニカ・マリンコヴィッチDanica Marinković)、ユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下(His Royal Highness Prince Stefan of Yugoslavia / Serbia)、
 ダニカ妃殿下の父、ミラン・マリンコヴィッチ氏(Milan “Cile” Marinković)、
 ダニカ妃殿下の母、ベバ・マリンコヴィッチ夫人(Beba Marinković)。

誕生(2018年2月25日):ユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下

 2018年2月25日、現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラビア王室の、
 ユーゴスラヴィア皇太子アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、
 ユーゴスラヴィア皇太子妃カタリナ殿下(英語ではキャサリン皇太子妃 : Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)、
 より、アレクサンダル2世殿下の孫にあたるあらたなユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下(His Royal Highness Prince Stefan of Yugoslavia / Serbia)の誕生が発表されました。

 

 (英語:セルビア王室公式サイト)THEIR ROYAL HIGHNESSES PRINCE PHILIP AND PRINCESS DANICA WELCOME THEIR FIRST CHILD, A SON STEFAN | The Royal Family of Serbia

 

 ユーゴスラビア王子フィリップ殿下(His Royal Highness Prince Philip of Yugoslavia / Serbia : フィリプ・カラジョルジェヴィッチFilip Karađorđević)とユーゴスラビア王子妃ダニカ殿下(Her Royal Highness Princess Danica of Yugoslavia / Serbia : ダニカ・マリンコヴィッチDanica Marinković)の第一子・長男。

 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)の祝福により、聖サヴァ大聖堂【聖サワ大聖堂】では49回もの鐘が鳴り、王室の新たな王子の誕生を祝いました。

 セルビア領域内での王子誕生は、故ユーゴスラヴィア王子トミスラヴ殿下(His Royal Highness Prince Tomislav of Yugoslavia)が1928年に誕生してから90年ぶり。

 

関連:
 2018年2月25日に誕生したユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下の動画・写真が公開される(2018年3月)