ガーナ大統領アクフォ=アド閣下が、アシャンティ王オトゥムフォ・オセイ・トゥトゥ2世陛下を訪問の予定。大統領による謝罪か弁明がおこなわれるとみている記事が配信(2018年5月)

 ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)が、大統領の甥や側近が自分を罵っているとして、別件でマンヒヤ宮殿【マンヒア宮殿】を訪問した、大統領が議長を務める与党・新愛国党【NPP】の幹部や政治家らに対して激怒した件に関連して、ガーナ共和国大統領ナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド閣下(His Excellency Nana Addo Dankwa Akufo-Addo)が陛下を訪問する予定との記事が配信されています。
 記事に使われているワードからは、謝罪ないしは弁明がおこなわれそうではありますが、その前提が正しいのかどうかも含めて事態の進展に注目していきます。

 

 (英語)Akufo-Addo pleads with Asantehene | GhanaCrusader.com – Latest News in Ghana and Beyond
 (英語)Akufo-Addo meets 'angry' Otumfuo | General News 2018-05-08

 

 なお肝心の大統領の甥ですが、激怒直後にはややトボけたツイートをしていましたが、陛下の68歳の誕生日に関して祝福のツイートをしています。

Gabby Otchere-Darkoさんのツイート: "Happy Birthday Otumfuo Osei Tutu II. May you live long and healthy to continue to impact wisdom, offer leadership and to promote the rich culture and heritage of our nation, Ghana."

 なお、この甥や、側近の人物が同行するかは不明です。

 

68歳(2018年5月6日):ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・オセイ・トゥトゥ2世陛下が68歳を迎える

 2018年5月6日、ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)は、68歳を迎えました。

 

 (英語)Asantehene Otumfuo Osei Tutu II turns 68 today – Prime News Ghana

Primenewsghana – Otumfuo Osei Tutu II's real name is Nana… | Facebook

 

 (英語)Asantehene Otumfuo Osei Tutu II is 68 today

Ghana Broadcasting… – Ghana Broadcasting Corporation | Facebook

 

 (現地からの報道によれば)ガーナ共和国内でアシャンティ王の周囲で政治的緊張が高まっているようにも感じられますが、どのように展開していくのか、注目していきます(現地の報道がいまいちあてにならないというのが頭痛のタネですが)。

 

ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・ナナ・オセイ・トゥトゥ2世陛下が、大統領の甥や側近が自分を罵っていると(別件で宮殿を訪問した)大統領が議長を務める与党・新愛国党【NPP】の幹部や政治家らに激怒、幹部らは謝罪したとの記事が(2018年5月)

 2018年5月2日、ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・ナナ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Nana Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)は、ガーナ共和国大統領ナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド閣下(His Excellency Nana Addo Dankwa Akufo-Addo)の甥や側近が自分を罵っているとして、別件でマンヒヤ宮殿【マンヒア宮殿】を訪問した、大統領が議長を務める与党・新愛国党【NPP】の幹部や政治家らに対して激怒したそうです。
 記事によれば、幹部や政治家らは、膝をついて謝罪したとのことです。
 事態を受けて大統領は使者を出したようですが、それに対するアシャンティ王の反応は不明。

 どうも(細かい部分はよくわかりませんが)政権とアシャンティ王の間に政治的な対立があるのは間違いなさそうです。政権側にアシャンティ王に内通する者もいるようで、難しい(?)状況のようです。

 

 (英語)NPP bigwigs go on their knees to beg 'furious' Asantehene – MyJoyOnline.com
 (英語)Am I 'so stupid' to undermine Otumfuo? – Gabby Otchere-Darko | General News 2018-05-04

 

 あと、当事者である「大統領の甥」は、Facebookで、言い訳なのかひとりごとなのか、よくわからないコメントをしています。

Am I so stupid that I would work against… – Gabby Asare Otchere-Darko | Facebook

 

ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・ナナ・オセイ・トゥトゥ2世陛下が、汚職などの罪でアチュイマ首長を廃位? 廃位の報を受けてアチュイマ首長支持者のうち三人が倒れこみ死亡……え? なにがなにやら(2018年4月)

※正直、いろいろな意味でなにがなにやらですので、内容には一切責任が持てません。

 

 (英語)Atwima Royals appeal to Asantehene to reinstate their disposed chief | Otec FM Online

 上記記事によりますと、2018年4月16日、ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・ナナ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Nana Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)は、マンヒヤ宮殿【マンヒア宮殿】にて、おそらくアシャンティ王の下位に位置するということになっているアチュイマ首長ナナ・アンチュイ・アギエイ・ブレンポン2世(Atwimahene【Atwima Traditional Chief】 Nana Antwi Agyei Brempong II)を廃位したということです。
 理由は正直記事を読んでもよくわからないのですが、汚職や詐欺みたいなことが複数示されているのだと思います

 また、この廃位の報を受けて、(元)アチュイマ首長の支持者三人が倒れこんで死亡したのが確認されたということです。って、え? え?

 そして上記記事は4月21日付けのものなのですが、アチュイマ首長一族と同地区の住民が、廃位の撤回を請願ないしは要求しているとのことです。

↓ 記事中の写真の一つがツイッターにも(これはもしやアフリカでよくある踊ってるだけに見えるやつでは……)。
OTEC FM 102.9MHzさんのツイート: "Atwima Traditional Area Royals appeal to Asantehene to reinstate their disposed chief… "

 

 なにが起きているのがよくわからないのですが、一連の動きについて、アシャンティ王を根本的に批判するブログなどを複数見かけたのですが……前提から事態の認識まで上記記事とは食い違っているところもあり……もちろんガーナのニュースサイトがどこまで信用に足るのかという問題もありますが。

 今回の件にからめたアシャンティ王批判についてどこか全部まとめている人がいればそこへリンクしますが、とりあえず彼らの主張をまとめて整理しますと、

 1. そもそもアシャンティ王の汚職のほうがひどいわ!
 2. そもそもアシャンティ王には(法的には)なんの権限もないわ!(日本語文献でいう文化的指導者というよく考えると謎の単語みたいなことをいいたいのでしょう)
 3. 今回起きているのは請願ではなく、暴動に近いアシャンティ王への抗議行動だ!
 4. アシャンティ王はガーナ共和国大統領ナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド閣下(His Excellency Nana Addo Dankwa Akufo-Addo)へ“暴徒”鎮圧を要請しているようだが、大統領閣下は法治と民主主義(というか抗議行動の自由)を重んじる方なのでそんなことをするものか!

 ということになりそうです。

 いろいろあるのですが、アシャンティ王がそこまで悪い人物でかつなんの権限もなく、ガーナ大統領がそこまですばらしい方ならば、なぜアシャンティ王が逮捕されていないのか、という根本的な疑問がわきます。
 また、今回の請願だか抗議行動をしている人たちは、なんの権限もないアシャンティ王に対して、なぜそんなことをしているのか、という全般的な構図が無意味となる疑問も出てきます。
 (もちろんこれらについてはガーナに法治が浸透していない結果とみることもできますが、アフリカやガーナの専門家でもなんでもない身にはそうなのかどうか判断できません)

 

 いやそんなことより、三人の死因だけは本気で気になるんですが……。

 

英国のウェールズ公チャールズ皇太子殿下を次の英連邦元首とすると英連邦行政府長会議【英連邦首脳会議:CHOGM 】で53ヶ国が合意した模様(2018年4月)

 英連邦行政府長会議(CHOGM : 英連邦首脳会議)の声明が発表されました。
 現在の元首である英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)の次の元首を、ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)とする条文が含まれています。

 

 (英語:公式サイト)Commonwealth Heads of Government Meeting 2018 – Leaders' Statement | The Commonwealth

We recognise the role of The Queen in championing the Commonwealth and its peoples. The next Head of the Commonwealth shall​ be His Royal Highness Prince Charles, The Prince of Wales.

 (英語)Prince Charles to be next Commonwealth head – BBC News

 (英語)BREAKING: Prince Charles will become the next Head of the Commonwealth – Royal Central

 

 英連邦の元首は世襲ではないため、エリザベス2世陛下の次の元首をチャールズ皇太子殿下とするルールはありませんでしたが、この度、後継となることが決まりました。