結婚式(2021年8月20日):ナイジェリア伝統的君主/ビチ首長の娘ザハラ・ナシル・バイェロ王女と大統領の息子ユスフ・ブハリ氏。大統領、ジョナサン(元)大統領、イフェ王など多数の参列

 2021年8月20日、ナイジェリア連邦共和国カノ州の伝統的君主のひとりビチ首長“アルハッジ”・ナシル・アド・バイェロ殿下(His Royal Highness Alhaji Nasiru Ado Bayero, Emir of Bichi)の娘ザハラ・ナシル・バイェロ王女(Princess Zahra Nasir Bayero)と、ナイジェリア連邦共和国大統領ムハンマド・ブハリ閣下(His Excellency Muhammadu Buhari GCFR)の子息ユスフ・ブハリ氏(Yusuf Buhari)が結婚式を挙げました。

 ビチ首長の兄アミヌ・アド・バイェロ殿下は同共和国北部で二番目の権威といわれるカノ首長の地位にあります。

 現職大統領の一人息子と、北部の伝統的君主の娘の結婚ということで、多数の要人や伝統的君主が参列しています。

参列者(判明し次第追記します)/
新婦側:
 ビチ首長“アルハッジ”・ナシル・アド・バイェロ殿下
  (やや遠縁)ビチ首長らと対立し、金銭疑惑で他州へ逃亡していたはずのナイジェリア中央銀行の元総裁・前カノ首長“アルハッジ”・ムハンマド・サヌシ2世殿下(His Royal Highness Alhaji Muhammad Sanusi II, The Emir of Kano : サヌシ・ラミド・サヌシSanusi Lamido Sanusi

新郎側:
 新郎の父ムハンマド・ブハリ大統領閣下
 新郎の母アイシャ・ブハリAisha Buhari
 新郎の姉妹ザラー・ブハリZarah Buhari

伝統的君主:
 イフェ王【オオニorオニ】オジャジャ2世、“オバ”・アデイェイェ・エニタン・オグンウシ陛下(His Royal Majesty Oba Adeyeye Enitan Ogunwusi, Ojaja II, The Ooni of Ife : His Imperial Majesty Alayeluwa Arole Oduduwa Olofin Adimula, Ọ̀ọni Adeyẹ́yẹ̀ Ẹnitan Bàbátunde Ògúnwusi Ọjàjà II, Ooni of Ife)

要人:
 ナイジェリア連邦共和国副大統領イェミ・オシンバジョ閣下(Yemi Osinbajo
 ナイジェリア連邦共和国ニジェール・デルタ担当大臣ゴッズウィル・アクパビオ閣下(Godswill Akpabio
 ナイジェリア連邦共和国通信・デジタル経済大臣イーサ・アリ・パンタミ閣下(Isa Ali Pantami
 元・大統領グッドラック・ジョナサン閣下(Goodluck Jonathan
 元・副大統領アティク・アブバカル閣下(Atiku Abubakar
 ガンビア大統領夫人ファトゥマタ・バー・バロウFatoumata Bah Barrow

 

 (西アフリカピジン英語)Yusuf Buhari and Zahra Bayero wedding fotos: President Muhammadu Buhari son fatiha fotos – BBC News Pidgin

 

 (英語)Wedding of Yusuf Buhari to Princess Zahra Nasir Bayero – Royal presidential wedding – THE AFRICAN ROYAL FAMILIES

 

M & M Photography(@m_and_m_photographyng) • Instagram写真と動画

 

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結婚予定(2021年8月20日):ナイジェリア伝統的君主/ビチ首長の娘がブハリ大統領の息子と結婚予定(2021年8月)ブライダルシャワーでのドレスについてイスラム法警察が苦言

 2021年8月20日に、ナイジェリア連邦共和国カノ州の伝統的君主のひとりビチ首長“アルハッジ”・ナシル・アド・バイェロ殿下(His Royal Highness Alhaji Nasiru Ado Bayero, Emir of Bichi)の娘ザハラ・ナシル・バイェロ王女(Princess Zahra Nasir Bayero)と、ナイジェリア連邦共和国大統領ムハンマド・ブハリ閣下(His Excellency Muhammadu Buhari GCFR)の子息ユスフ・ブハリ氏(Yusuf Buhari)が結婚予定だそうです。
 8月3日にブライダルシャワー(女性側の友人などの身内の祝い)がおこなわれたようですが、そこでのザハラ王女のドレス(肩と腕が見えている)についてソーシャルメディアで批判が広がりイスラム法警察(Hisbah)が苦言(「あなたは法を超えた存在ではない」)を呈する事態となっています。

 ナイジェリアの北部の州ではシャリーア(イスラム法)が敷かれており、伝統的君主はイスラム教の裁判官の役割を務めることもあります。
 ザハラ王女の父、ナシル殿下は(新設の)第2代ビチ首長ですが、初代ビチ首長でもある伯父のアミヌ殿下がその地位にあるカノ首長は北部で第二位の権威を持つと言われるものです。またザハラ王女の祖父・故アド・バイェロ首長は長期に渡りカノ首長を務めていました。
 この状況下で、ザハラ王女がシャリーアに従っていないというのは、やや困る話ではあります。
 この話は今のところこれ以上の拡大は見られませんが、結婚相手が大統領の息子ということもあるため、予定外のところに飛び火する可能性もあります。

 結婚式は8月20日にビチ首長の宮殿でおこなわれる予定です。
関連:
 結婚式(2021年8月20日):ナイジェリア伝統的君主/ビチ首長の娘ザハラ・ナシル・バイェロ王女と大統領の息子ユスフ・ブハリ氏。大統領、ジョナサン(元)大統領、イフェ王など多数の参列

 

 (英語)All is Set for Yusuf Buhari’s High Octane Wedding | THISDAYLIVE

 

 (英語)Zahra not above the law – Hisbah slams Yusuf Buhari fiancee's bridal gown – Daily Post Nigeria

Daily Post NigeriaさんはTwitterを使っています 「Zahra not above the law – Hisbah slams Yusuf Buhari fiancee’s bridal gown https://t.co/BvoxMQKycN」 / Twitter

 

 (英語)'You're not above the law' – Hisbah kicks over Yusuf Buhari's fiancée bridal shower gown – TheCable Lifestyle

TheCable LifestyleさんはTwitterを使っています 「‘You’re not above the law’ — Hisbah kicks over Yusuf Buhari’s fiancée bridal shower gown | TheCable Lifestyle https://t.co/0I9k4QmpXr https://t.co/GN8VueRyjB」 / Twitter

記事(英語):アフリカで最も裕福な10人の王(2020年12月)定期的に出てくるタイプの記事

 アフリカではいろいろなメディアから定期的に出てくるタイプの記事ですが、アフリカのお金持ちの王様のランキングを発表する記事です。
 細かい信憑性はいささか疑問点があるのと、資産総額か年の収入かなどで結果が変わったり、直近の大きな変化を織り込んでいる可能性もあるため、毎回読んでしまいます。

最近では10月に別記事を取り上げました:
 記事(英語):アフリカで最も裕福な六人の王。モロッコ王、ナイジェリアのウグボ王・イフェ王、エスワティニ王(スワジランド王)、南アフリカのズールー王、ガーナのアシャンティ王(2020年10月)

 なお、国家元首ではない、共和国内の王様も含まれるのが通例です。

 

 (英語)Richest Kings in Africa 2020: Current net worth of the richest monarch

 

 今回の記事では、一番トップの写真の三人が、ナイジェリアの前カノ首長、南アフリカのズールー王、ガーナのアシャンティ王です。
 ナイジェリア中央銀行(元)総裁で、前カノ首長“アルハッジ”・ムハンマドゥ・サヌシ2世殿下は今年【2020年】3月に州政府によって廃位されています(前首長の子息が次に即位)。廃位の理由として、伝統を破っただの州知事との対立だのが挙げられていましたが、この記事のトップに写真が掲載されていたので、「もしやルール外の凄まじい蓄財が明らかになったのか!?」と驚きましたが、なんとランキングには登場しないという驚愕のオチでした。……なんで写真のせたんです??

 

 さて、本編以外で驚きがありましたが、英語記事を読む暇がない方のために、とりあえずランキング情報だけ書いておきます。

10位:
 南アフリカ共和国の伝統的君主/ズールー王グッドウィル・ズウェリティニ陛下(His Majesty King Goodwill Zwelithini of Zulu)

9位:
 ガーナ共和国の伝統的君主/アキーム・アブアクワ王オサグイェフオ・ナナ・アモアティア・オフォリ・パニン陛下(His Royal Majesty Osagyefuo Nana Amoatia Ofori Panin, Okyenhene【King of Akyem Abuakwa】)

8位:
 ガーナ共和国の伝統的君主/アソグリ国王トグベ・アフェデ14世陛下(His Royal Majesty Togbe Afede XIV, Agbogbomefia【King】 of the Asogli State)

7位:
 ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)

6位:
 ナイジェリア連邦共和国の伝統的君主/ラゴス王“オバ”・リルワン・アキオル陛下(His Royal Majesty Oba Rilwan Akiolu, The Oba Lagos)

5位:
 ナイジェリア連邦共和国の伝統的君主/オニチャ王“オビ”・ンナエメカ・アルフレッド・アチェベ陛下(His Royal Majesty, Obi Nnaemeka Alfred Achebe, Obi of Onitsha)

4位:
 エスワティニ王【スワジランド王】ムスワティ3世陛下(His Majesty King Mswati III of Eswatini)

3位:
 ナイジェリア連邦共和国北部イスラム圏の伝統的君主/ソコト・カリフ庁のスルタン“アルハッジ”・ムハンマド・サアド・アブバカル3世陛下(His Eminence Alhaji Muhammad Sa’ad Abubakar III, The Sultan of Sokoto, Amir al-Mu’minin)

2位:
 ナイジェリア連邦共和国の伝統的君主/ウグボ王“オバ”・フレデリック・オバテル・アキンルンタン陛下(His Royal Majesty Oba Fredrick Obateru Akinruntan, the Olugbo of Ugbo)

1位:
 モロッコ王モハメッド6世陛下(His Majesty the King Mohammed VI of Morocco)

 

ナイジェリア伝統的君主:北部地域の君主(ソコト・カリフ庁のスルタン ムハンマド・サアド・アブバカル3世陛下、カノ首長ムハンマドゥ・サヌシ2世殿下ら)がナイジェリア大統領ブハリ閣下を訪問(2019年8月)

 2019年8月23日、ナイジェリア連邦共和国北部イスラム圏の伝統的君主、ソコト・カリフ庁のスルタン“アルハッジ”・ムハンマド・サアド・アブバカル3世陛下(His Eminence Alhaji Muhammad Sa’ad Abubakar III, The Sultan of Sokoto, Amir al-Mu’minin)、ナイジェリア中央銀行(元)総裁のカノ首長“アルハッジ”・ムハンマドゥ・サヌシ2世殿下(His Royal Highness Alhaji Muhammad Sanusi II, The Emir of Kano : サヌシ・ラミド・サヌシSanusi Lamido Sanusi)らがナイジェリア連邦共和国大統領ムハンマド・ブハリ閣下(His Excellency Muhammadu Buhari GCFR)を訪問しました。

 大統領の声明からすると(例によって)治安問題に関する話し合いがなされたのではないかと思います。

※ダウラ首長やビダ首長の表記もありますが、名前の表記が省略されていることからして、要はソコトのスルタンとカノ首長の訪問が重要であるということでしょう。

 

 (英語)Buhari’s remarks during meeting with Northern traditional leaders – Punch Newspapers

Buhari’s remarks during meeting with… – Punch Newspapers | Facebook

 

 (英語:写真)PHOTOS: Buhari, Northern traditional rulers meet in Aso Rock

The Nation NigeriaさんはTwitterを使っています: 「PHOTOS: Buhari, Northern traditional rulers meet in Aso Rock https://t.co/Z9eyeDujoJ」 / Twitter

The Nation Newspaperさんがリンクをシェアしました。 – The Nation Newspaper | Facebook

 

ナイジェリア伝統的君主:ナイジェリア中央銀行(元)総裁で北部イスラム圏第二の権威/カノ首長ムハンマド・サヌシ2世殿下が、イバダン王サリウ・アカンム・アデトゥンジ陛下を表敬訪問(2018年10月)二人で連邦政府を批判「伝統的君主を“火消し”に使うべきでない」「政策決定に関わらせるのは時代遅れ」

 2018年10月8日、ナイジェリア中央銀行の元総裁でナイジェリア連邦共和国北部(シャリーア適用のイスラム教圏)第二の権威/カノ首長“アルハッジ”・ムハンマド・サヌシ2世殿下(His Royal Highness Alhaji Muhammad Sanusi II, The Emir of Kano : サヌシ・ラミド・サヌシSanusi Lamido Sanusi)は、南西部オヨ州の伝統的君主のひとり、イバダン王“オバ”・サリウ・アカンム・アデトゥンジ陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Saliu Akanmu Adetunji, the Olubadan of Ibadan)を表敬訪問したようです。

 

 (英語)'Stop using traditional rulers as fire fighters' – Latest Nigeria News, Nigerian Newspapers, Politics

 

 あくまで上記リンクの記事がそこを重要視しているだけかもしれませんが、二人は連邦政府を批判、「伝統的君主はあくまで助言をおこなわせるだけにし、政策決定に関わらせるべきではない」「時代遅れ」「“火消し”に使うべきではない」という意思を示したようです。
 数十人の王が新たに出現し、動乱さめやらぬイバダン王国はともかく、カノ首長ムハンマド・サヌシ2世殿下にひとついわねばならないのは、「あなたが頑張ったからこうなったんです」ということでしょうか。

 また、イバダン王は、麾下の首長の一人であるオロイェ・レカン・アラビOloye Lekan Alabi, The Agbaakin Olubadan of Ibadan【Ibadanland】)を通じ、伝統期君主の役割は「平和の維持」「国内の全民族を統一し一つの実体にすること」であるという談話を出したようです。

※また見たことない称号(Agbaakin Olubadan of Ibadan)が出てきましたが、はたしてイバダン王国に首長は何人いるんでしょうか……