ナイジェリア伝統的君主:イフェ王オジャジャ2世陛下の送った顧問団が、オヨ王 ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世 陛下から会見を拒否されたとの報道(2021年7月)

 2021年7月30日、イフェ王【オオニorオニ】オジャジャ2世、“オバ”・アデイェイェ・エニタン・オグンウシ陛下(His Royal Majesty Oba Adeyeye Enitan Ogunwusi, Ojaja II, The Ooni of Ife : His Imperial Majesty Alayeluwa Arole Oduduwa Olofin Adimula, Ọ̀ọni Adeyẹ́yẹ̀ Ẹnitan Bàbátunde Ògúnwusi Ọjàjà II, Ooni of Ife)が送った顧問団が、オヨ王“オバ”・ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Lamidi Olayiwola Adeyemi III, J.P, CFR, LL.D, The Alaafin of Oyo)から、二時間半待たされたあげく、会見を拒否された模様です。
 両者はヨルバ系君主の中でも二大最高権威です。

 詳細については、アポイントメントがなかったとの話も出ているのですが、顧問団の中にブハリ大統領を罵るもの・オバサンジョ(元)大統領(ヨルバ系)を支持するものがいたことがオヨ王の怒りをかったというのが当該記事の中での見方です。

 この顧問団は割と最近結成されたもので、今回はオヨ王から祝福を受けるのを目的とした訪問です。
 また、フラニ人との対決を煽ったり、ヨルバ系による独立国家建設を目指して活動し、拘束されたサンデー・アデイェモ首長?(Chief Sunday Adeyemoサンデー・イグボホSunday Igboho)に関する問題も話し合われることになる可能性もあったようですが、それ以前の状況となっています。
※この人物に関しては「Chief」付きで呼ばれていますが、詳細は不明。解放を呼びかける支持者が掲げているプラカードではフリーダム・ファイターとされています。

 顧問団の中にはオリレ=イグボン王フランシス・アラオ陛下(His Royal Majesty Oba Francis Alao, Olugbon of Orile-Igbon)の名もあり、また(元)オグン州知事も含まれているものの、後者は今回は同行していなかったようです。

 

 (英語)Alaafin shuns Ooni-backed group over alleged anti-Buhari posture – Punch Newspapers

Punch NewspapersさんはTwitterを使っています 「Alaafin shuns Ooni-backed group over alleged anti-Buhari posture – Punch Newspapers https://t.co/Lc97r8YdKz」 / Twitter

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 (英語)Ooni's think-tank visits Alaafin, seeks support of traditional ruler – Daily Post Nigeria

 

 サンデー・アデイェモ首長?(Chief Sunday Adeyemoサンデー・イグボホSunday Igboho)については、ヨルバ国家を望む分離主義者というタイトルで BBC も記事を出しています。
 (英語)Sunday Igboho: The Nigerian separatist who wants a Yoruba nation – BBC News

ナイジェリア伝統的君主:オヨ王 ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世 陛下が、政治家たちがヨルバ系君主間の関係を悪化させていると批判(2020年10月)

 ナイジェリア伝統的君主の中でも有力な君主の一人、オヨ王“オバ”・ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Lamidi Olayiwola Adeyemi III, J.P, CFR, LL.D, The Alaafin of Oyo)は、政治家たちがヨルバ系君主間の関係を悪化させていると批判したようです。

 

 (英語)Division among Yoruba traditional rulers caused by politicians – Alaafin

 

 批判の前提となる詳細がよくわかりませんが……。
 ナイジェリアでは州政府が伝統的君主を公認し、第一級伝統的統治者(First class traditional ruler)や第二級伝統的統治者(Second class traditional ruler)などに認定します。
 これはナイジェリア連邦共和国憲法に規定されていることらしいのですが、詳細がまったくわからず、州知事の意向で適当に決めているとしか思えないケースすらあります。
 今回の批判は、州政府はもちろん州の政治家の意向というか政策というかに左右されますので、政治家たちがこれを悪用(?)して離間の策をおこなっているということになるのでしょうか。

 上記の記事ではイウォ王“オバ”・アブドゥルラシード・アデウェール・アカンビ陛下(テル1世 : His Royal Majesty Oba Abdulrasheed Adewale Akanbi, Telu I, The Oluwo of Iwo)がオヨ王にリーダーシップを発揮するよう要請したりしています。
 この人物も有力な君主らしいですが、変人ではないかと思われる情報が多々あり、いろいろ謎です。
関連:
 ナイジェリア伝統的君主:ヨルバ人君主の一人/イウォランド王アブドゥルラシード・アデウェール・アカンビ陛下が、自身の称号を伝統的な(Oluwo of Iwoland)から北部イスラム圏風の首長(Emir)にすると宣言(2018年3月)
 ナイジェリア伝統的君主:イウォランド王が連邦政府に同国の伝統的君主団が南アフリカのズールー王と会談することを提案(2019年9月)ナイジェリア系住民が南アフリカで大規模な排他的攻撃を受けて両国関係などが極度に悪化している件
 ナイジェリア伝統的君主:イウォランド王が自らのインスタグラムアカウントに、呪文を唱えて降雨を止める映像を公開(2019年9月)空が白くてよくわかりませんが……

 

 それはそれとして、82歳のオヨ王(元ボクサー?)が、サンドバッグでトレーニングする映像を載せている記事があったのでリンクしておきます。

 (英語)ROYAL JABS: Alaafin works out with a punching bag

Vanguard News | Facebook

 

82歳(2020年10月15日):ナイジェリア伝統的君主/オヨ王 ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世 陛下が82歳に

 2020年10月15日、オヨ王ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Lamidi Olayiwola Adeyemi III, J.P, CFR, LL.D, The Alaafin of Oyo)が82歳を迎えました。

 ヨルバ系君主の中でもっとも格が高い一人で、皇帝格の Imperial Majesty の敬称が用いられることがあります。

 

 (英語)Alaafin feted by wives at 82 – Punch Newspapers

 

“You are not just Oyo’s own but belong… – Punch Newspapers | Facebook

 

十二人(?)の妻の一人、フォラシャデ・アデイェミ王妃(Ayaba【Queen】 Folashade Adeyemi)の Instagram アカウント:
Queen Folashade Adeyemi(@ayaba_folashade) • Instagram写真と動画

 

ナイジェリア伝統的君主:2019年総選挙の上院議員選挙区で、オヨ王の子息アキーム王子(現職・与党APC)に、同じくオヨ王の子息アデバヨ王子(新人・前与党PDP)が挑む模様(2018年10月)

 下記記事によりますと、オヨ王ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Lamidi Olayiwola Adeyemi III, J.P, CFR, LL.D, The Alaafin of Oyo Empire)の二人の子息が来年【2019年】の総選挙で同一選挙区で議席を争う模様です。

 

 (英語)Brother vs. brother: Oyo’s princes battle for Senate – Daily Trust

 

 上記記事によれば、上院の該当選挙区ではオヨ王の子息で現職のアキーム・アデイェミ王子(Prince Akeem Adeyemi)が議席を保有しており、2015年と同じく現在の与党「全進歩会議(APC)」から出馬の予定です。

 それに対し同じくオヨ王の子息アデバヨ・アデイェミ王子(Prince Adebayo Adeyemiバヨ・アデイェミ王子 : Prince Bayo Adeyemi)が、前の与党である「国民民主党(PDP)」から出馬して議席を争うようです。
※アデバヨ(Adebayo)とバヨ(Bayo)の二つの表記が記事中にありますが、バヨが省略形??

 なおアキーム王子とアデバヨ王子は、1977年12月の8日と9日の生まれ、ということですが……双子とは書いてないので、オヨ王のそれぞれ別の妻から産まれたのでしょう。

 

 それにしても、もしやこれは、上院議員選挙を利用した事実上の王位継承戦争なのでは……。