2020年10月25日、前ベルギー王アルベール2世陛下(His Majesty King Albert II of Belgium)と前ベルギー王妃パオラ陛下(Her Majesty Queen Paola of Belgium)は、ベルヴェデール城にて、アルベール2世の婚姻外の子供であると確定したベルギー王女デルフィーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Delphine of Belgium)と会見しました。
2020年10月1日、ベルギー王国裁判所は、前ベルギー王アルベール2世陛下(His Majesty King Albert II of Belgium)の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエル(Delphine Boël)をベルギー王女(Princess of Belgium)であると認めた模様です。
これにより、ベルギー王女デルフィーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Delphine of Belgium)という表記が正式なものとなります。
これはデルフィーヌ王女殿下側から他の きょうだい と同等の扱いを受けたいという請願が出ていたものを受けての決定です。
またデルフィーヌ王女殿下の二人の子供、ジョゼフィーヌ・オヘア(Joséphine O’Hare)とオスカル・オヘア(Oscar O’Hare)も(O’Hare のベルギーでの発音はよくわかりませんが)、それぞれベルギー王女ジョゼフィーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Joséphine of Belgium)、ベルギー王子オスカル殿下(His Royal Highness Prince Oscar of Belgium)となった、ということのようです。
デルフィーヌ王女殿下の姓は、オランダ語ではファン・サクセン=コブルフ(Van Saksen-Coburg)、フランス語ではド・サクス=コブール(Delphine De Saxe-Cobourg)、ドイツ語ではフォン・ザクセン=コーブルク(Von Sachsen-Coburg)となるようで(“ゴータ”へ言及している部分もありますが……)、子供二人の姓は引き続きオヘア(O’Hare)のようです(なお、それぞれの言語でどう発音するかはわかりません。最近は言語ごとに変えないことも多いですし……)。
ウェブ上でニュースソースは見つからなかったのですが、前ベルギー王アルベール2世陛下(His Majesty King Albert II of Belgium)の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエル(Delphine Boël)が姓を変えるつもりであるとフランデレン地域のメディアが報道しているという話が出ています。
ウェブ上で見つけられないうえに、「親しい友人の話」だそうなので、信用度には疑問符が付きますが、彼女はオランダ語ではデルフィン・ファン・サクセン=コブルフ(Delphine Van Saksen-Coburg)、フランス語ではデルフィーヌ・ド・サクス=コブール(Delphine De Saxe-Cobourg)を選ぶとされています。
ドイツ語ではデルフィーネ・フォン・ザクセン=コーブルク(Delphine Von Sachsen-Coburg)となるでしょうか。